このブログ「海外ドラマパンチ」を始めてから3年半が経ちました。これまでに観たドラマの数は、自分で数えてみたところ270作品は超えているようです。その中から、今回は独断で私の嗜好に基づいたオールタイムベスト50作品を選んでみました。毎年恒例の企画の2023年版です。
※配信状況は2023年10月時点のものです。
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ベスト海外ドラマ41～50位
50位『シュリンキング：悩めるセラピスト』
妻を亡くしたセラピストが主人公のコメディドラマ。設定が暗いですが、結構笑えます。悲しみとの向き合っていくところも丁寧に描かれており、人間ドラマとしてもちゃんと作られているのが良い。まさに笑って泣ける良作ドラマです。
配信：Apple TV+
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49位『Skins-スキンズ』
このドラマほどハチャメチャな青春時代を過ごしたかったとは思いませんが、それでもちょっとした憧れがあるのか『Skins-スキンズ』を観ているとノスタルジックな思いに駆られてしまいます。登場人物全員が愛おしくて仕方がない。
配信：WATCHA（ウォッチャ）
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48位『メンタリスト』
霊能者のフリをしていた元詐欺師が主人公の人気海外ドラマ『メンタリスト』。主演のサイモン・ベイカーが演じるパトリック・ジェーンは、普段は飄々と事件を解決に導いていくのですが、心に深いトラウマを抱えています。チャーミングなだけでなく奥深さもあるジェーンに夢中です。
配信：Hulu, Netflix, U-NEXT
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47位『ナルコス』
コロンビアで実際に起こっていた麻薬戦争を扱った実話ベースのドラマ『ナルコス』のシーズン2は必見です。コロンビア政府をしのぐほどの勢力を築き上げたパブロ・エスコバルの哀愁が良い。アクションも満載で、リアルかつスリリングなシーンの数々に大興奮間違いなし。
配信：Netflix
46位『ボディガード―守るべきもの―』
謎の深まるミステリー、壮絶アクション、衝撃の展開。この三拍子が揃った『ボディガード』が面白くないわけがありません。切れ味鋭いサスペンスアクション。
配信：Netflix
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45位『ウエストワールド』
巷でもAIの脅威が盛んに叫ばれるようになった2023年。その倫理的・哲学的な問題を最も的確に指摘していたハリウッド作品が『ウエストワールド』でした。SFミステリーとしても面白いですが、それ以上にこのドラマは来たる近未来を見せてくれた作品だったのです。
配信：U-NEXT
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44位『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』
『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』は、一応、ハッカーの物語として紹介されることが多いです。でも、実際のストーリーはどんどん予想もしていなかった方向に進んでいきます。そのオリジナリティは随一。こだわり抜かれた音楽と映像もカッコいい。
配信：Netflix
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43位『チェルノブイリ』
このドラマは、人間の嘘が招いた史上最悪の事故の話であるとともに、科学倫理の物語でもあります。科学に誠実であるとはどういうことか、科学を裏切ったときの代償は何なのか、事故後に科学者が為すべきこととは何なのか。『チェルノブイリ』は今を生きる人類に重く問いかけます。
配信：U-NEXT
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42位『シャープ・オブジェクツ』
田舎町で起こった少女連続殺人事件を巡るミステリー。事件の真相や、周到に張られた伏線に気付いたときには、あっと驚くこと間違いなし。ミステリーとして一級品であるとともに、ホラードラマとして背筋をゾクッとさせられます。
配信：U-NEXT
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41位『CHUCK/チャック』
家電量販店の青年の頭に、膨大な国家機密がインストールされてしまった！？愉快なキャラクターたちや、適度に挟まれる爽快アクション、奇想天外なスパイガジェットの数々が楽しい。気楽にサクッと観れて笑えるアクションコメディの名作です。
配信：U-NEXT
ベスト海外ドラマ31～40位
40位『ロシアン・ドール：謎のタイムループ』
タイムループを扱ったNetflixオリジナルのSFコメディドラマ。ストーリーもとても面白いですが、それ以上に主人公のキャラクターが最高。人生なんとかなるよとか言って、でもそれなりに真面目に人生のことを考えながら飄々と生きているのが良い。
配信：Netflix
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39位『ホルト・アンド・キャッチ・ファイア』
コンピュータ黎明期の1980年代を舞台に、画期的な製品を生み出そうとする人々の姿を描いた『ホルト・アンド・キャッチ・ファイア』は、決して万人受けするドラマではないと思います。とても地味なストーリーなので。でも、実は噛めば噛むほど面白い人間ドラマなのです。
配信：Hulu
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38位『BOSCH/ボッシュ』
Amazon製作の刑事ドラマ『BOSCH/ボッシュ』は、王道を真正面から行く刑事ドラマであり、脚本や映像など全てがハイクオリティな秀作に仕上がっています。タイタス・ウェリバー演じる主人公のハリー・ボッシュ刑事の渋さが堪らない。実質的な続編である『ボッシュ：受け継がれるもの』まで、8シーズン経っても面白さを維持し続けています。
配信：Amazonプライムビデオ
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37位『そして誰もいなくなった』
アガサ・クリスティーの名作ミステリー『そして誰もいなくなった』は何度か映像化されていますが、このドラマ版はたぶん一番ダーク。観ているときのヒリヒリした感じや不穏な雰囲気は原作に最も近く、素晴らしい映像化でした。
配信：Amazonプライムビデオ, U-NEXT
36位『THE LAST OF US』
ゾンビによって荒廃した世界で旅をする中年男と少女を描いたHBOドラマ。原作のゲームはまだやったことがありませんが、このドラマ版は人間ドラマに大きな比重を置いているので、単体でも十分に見応えがあります。何度も心をズタズタにされる名作。
配信：U-NEXT
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35位『バリー』
殺し屋が俳優に転向する！？ トンデモコメディになってしまいそうな設定を巧みに調理した『バリー』は、軽妙なユーモアを添えながら、孤独な主人公の心の闇を深掘りするダークなドラマに仕上がっています。コメディとアクションと人間ドラマが完璧に融合しています。
配信：U-NEXT
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34位『ジ・オフィス』（US）
製紙会社で働く個性豊かな社員たちが登場するシットコム『ジ・オフィス』には、なんの変哲もない設定だからこその面白さがあります。彼らは、はたして和気あいあいと仕事をしているのか、それともそもそも仕事をしていないのか知りませんが、オフィスで楽しそうにしている彼らを見ているだけで、観ているこちらも無性に楽しいです。
配信：Hulu
33位『ジ・オフィス』（UK）
『ジ・オフィス』は、普通の会社で働く変な社員たちの日常を描くコメディ。最初はさほど面白いとは思わなかったのですが、その独特の空気に慣れてくると、一気に笑えるようになってきました。ブラックジョークだらけで、本当に大丈夫なのかと勝手に心配してしまうほどですが、意外と感動します。
配信：Amazonプライムビデオ, Hulu
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32位『名探偵モンク』
『名探偵モンク』は、数多くの強迫神経症を持つ私立探偵が主人公のミステリードラマです。モンクさんの愉快なキャラクターと、その独自の観察力から導き出される推理が面白い。ミステリーとしてもよく出来たドラマです。
配信：Hulu
31位『キリング・イヴ』
女性暗殺者マニアの捜査官と暗殺者ヴィラネルの攻防を描いたブラックコメディ・サスペンス『キリング・イヴ』。女性暗殺者というキャラクターはさほど珍しくありませんが、ヴィラネルほどエレガントさと危険さを併せ持ち、仕事を楽しむ人物はいないでしょう。個人的にブラックコメディがとても好きなので、まさにこういったドラマは大好物です。
配信：U-NEXT
ベスト海外ドラマ21～30位
30位『ビッグバン・セオリー』
3人の物理学者と1人のエンジニアの日常を描くシットコム『ビッグバン・セオリー』の設定は、実は私の実生活とちょっと近いんです。理系研究者の姿を描くにはあまりにもステレオタイプだと思いますが、コメディのキャラクターとしては面白いし、なんだかんだ言っても理系ネタは楽しいので、もう10年近く見続けています。
配信：Hulu, U-Next
29位『ブロードチャーチ 殺意の町』
イギリスの正統派刑事ミステリードラマ。イギリスにはこういったタイプのドラマがたくさんありますが、『ブロードチャーチ』は一頭地抜けています。クセのある主人公の刑事2人は魅力的で、明かされる事件の真相には驚かされます。本当に。
配信：Amazonプライムビデオ
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28位『アントラージュ★オレたちのハリウッド』
ニューヨークからやって来た若手映画スターは、幼馴染の友人たちや敏腕エージェントとともにハリウッドのショービジネスの世界を生き残れるのか。山あり谷ありのハリウッドライフが最高に楽しい。 Oh, yeahhh!
配信：U-NEXT
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27位『ブレイキング・バッド』
説明が要らないほどの有名作でしょう。主人公を演じるブライアン・クランストンと、その妻を演じるアンナ・ガン、およびジャンカルロ・エスポジートやアーロン・ポールの演技には圧倒されました。後半シーズンの怒涛のサスペンスは凄まじく、釘付けになります。
配信：Netflix
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26位『Veep／ヴィープ』
架空のアメリカ初の女性副大統領を主人公にした政治コメディ。主人公のセリーナが周囲の人々をバサバサと毒舌で切り捨てていくのが堪らなく面白い。強烈な政治風刺もビンビンに効いています。
配信：U-NEXT
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25位『ドクター・フー』
イギリスの長寿SFドラマ『ドクター・フー』は、50年の歴史を超えて今なお面白いストーリーを生み出し続けています。お気に入りドクターはピーター・カパルディ演じる12代目。ジェナ＝ルイーズ・コールマン演じるクララとの相性は抜群です。
配信：Hulu, U-NEXT
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24位『ダーク・マテリアルズ／ライラと黄金の羅針盤』
名作小説『ライラの冒険』シリーズをドラマ化した『ダーク・マテリアルズ』。今年配信されたファイナルシーズンは、とても壮大で色んな要素が含まれており、初めて映画版を観たときとはこの作品に対する印象が大きく変わりました。愛くるしいダイモン＝守護動物たちやカリスマティックな主演のダフネ・キーンも最後まで良かったです。
配信：U-NEXT
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23位『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』
ヴァンパイアたちの奇妙な日常をドキュメンタリー形式で描いたシットコム。設定はホラーっぽいですが、ヴァンパイアたちの気の抜けた生活や特殊な生態がシュールで笑いが止まらなくなるコメディです。マット・ベリー（ラズロ役）は喋るだけで何でも面白くなるからズルい。
配信：Disney+
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22位『セヴェランス』
そう遠くない未来、職場と日常の記憶を分離している社員たちのお話。斬新な設定をフル活用したミステリアスなストーリーやシュールなユーモアが面白い。シンメトリーとモノトーンで統一されたビジュアルが微かに強迫観念じみていて、唯一無二の世界観を生み出しています。
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21位『ブル～ス一家は大暴走！』
変人一家が毎回、とんでもない大騒動を巻き起こすシットコム。キャラクターが強烈すぎて、それだけで3シーズン全部面白い。バカバカしさのオンパレードで、1分たりとも無駄にしないほどネタが詰め込まれていて、1話20分で腹筋が痛くなるほど笑えます。
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ベスト海外ドラマ11～20位
20位『DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機』
アメリカで大きな社会問題になっているオピオイド危機の始まりを描いたリミテッドシリーズ『DOPESICK』は、悪夢のような実話です。巨大製薬企業の嘘のせいで人々はどのような苦痛を強いられているのかが明らかにされます。オピオイドが主に鎮痛薬に含まれていることを考えると、あまりにも残酷な皮肉です。
配信：Disney+
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19位『ビリオンズ』
ヘッジファンドCEOの億万長者と、彼の不正を暴こうとする連邦検事の熾烈な対決を描いた金融ドラマ『ビリオンズ』。ウォール街を舞台に繰り広げられる熾烈な頭脳戦と先読み不可能な展開が猛烈に面白い。
配信：Netflix
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18位『マッドメン』
1960年代ニューヨークの広告業界を舞台にした『マッドメン』で描かれるのは、表面上はイケイケなNYの広告マンたちの姿です。そのファッションや装飾には憧れるのですが、彼らの生き方は見た目ほどカッコよくはありません。特に、主人公のドン・ドレイパーはある大きな闇を抱えており、彼の複雑な人間性は知れば知るほど面白くなっていきます。
配信：Amazonプライムビデオ（有料）
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17位『シリコンバレー』
ビル・ゲイツをして「シリコンバレーのリアルを知りたいなら『シリコンバレー』を観ればよい」と言わしめたHBOのコメディドラマ。シリコンバレーの独特な文化をユーモラスに描きながら、成功するか失敗するかも全く予測できないスタートアップの波瀾万丈さも見せてくれます。
配信：U-NEXT
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16位『SHERLOCK／シャーロック』
世界一有名な名探偵を華麗に現代に蘇らせた英国ドラマ。現代的にアップデートされたスタイリッシュな謎解きがとてもカッコ良く、シャーロック＆ジョンの友情以上の関係に惚れます。私自身、シャーロック・ホームズの原作もすべて読んだことがありますが、このような再解釈はとても面白かったです。
配信：Amazonプライムビデオ
15位『マインドハンター』
凶悪犯罪者の心理分析を通して事件を解き明かそうとするサスペンスドラマ。初期のFBI行動分析課の実話に基づいています。捜査官と犯罪者が対面して会話するシーンは緊張感が半端なく、こっちまでヒリヒリします。この素晴らしいドラマを打ち切りにしたNetflixを恨みます。
配信：Netflix
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14位『ハイっ、こちらIT課！』
会社の地下で働くIT課の3人。普通の会社員しか働いていないはずなのに、巻き起こるのはトンデモナイことばかり。ブラックジョークも満載。独特な英国流のユーモアにハマると、ずーーーーと笑いが止まらなくなる最強のコメディです。
配信：Netflix（設定言語を英語にすることで視聴可）
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13位『エクスパンス～巨獣めざめる～』
近未来の太陽系を舞台とする壮大なSFドラマ。一応、自分は物理学を専門にしている人間なので、SF作品であっても科学的に正しいかどうかはときどき気になってしまうのですが、『エクスパンス』は驚くほど科学的に正確です。政治的要素とミステリー要素のあるストーリーも面白く、美しい映像には見とれてしまいます。
配信：Amazonプライムビデオ
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12位『バビロン・ベルリン』
1930年前後のベルリンを舞台にした歴史サスペンスドラマ『バビロン・ベルリン』の世界観は、当時のドイツの華やかで怪しげな雰囲気を忠実に再現していて、とても中毒性が高い。歴史にさほど興味のない私もすっかり虜になってしまいました。
配信：Hulu, U-NEXT
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11位『ダーク』
ある田舎町で起こった少年失踪事件から、町の大きな秘密が明かされていくドイツのSFドラマ。これほど複雑な物語を作り上げ、それをエンターテインメントとして完成させているのは驚異的です。視聴しながらメモを取る必要があるほど難解なのですが、感情的にも揺さぶられ、見終わる頃には頭も心もぐちゃぐちゃになってしまいます。
配信：Netflix
ベスト海外ドラマ1～10位
10位『刑事モース～オックスフォード事件簿～』
イギリスには主任警部モースという大人気キャラクターがいるのですが、彼がまだ新米刑事だった頃の話が『刑事モース』です。本家以上に本格的なミステリーの面白さを感じさせてくれるドラマになっています。オックスフォードの歴史ある街並みも雰囲気満点。若きモースの聡明さや苦悩の物語にも興味津々です。
配信：U-NEXT
9位『ゲーム・オブ・スローンズ』
説明不要でしょう。鉄の玉座の話です。ドラカリス！ヴァラーモルグリス！ヴァラードへリス！このドラマが無類に面白いということは今さら言うまでもないことかもしれません。でも、もう一回言います。本当に面白いです。
配信：U-NEXT
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8位『シックス・フィート・アンダー』
ロサンゼルスの葬儀屋一家の姿を描いたHBOドラマ。生と死、セクシュアリティ、若さあるいは老いゆえの悩みなどをテーマに、様々な人生の最期が描かれます。これからの生き方が変わるドラマ体験。最終回は大号泣せずにはいられません。
配信：U-NEXT
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7位『一流シェフのファミリーレストラン』
かつて一流レストランでシェフをしていた主人公が、経営破綻しかけている兄のレストランを継ぐ。「キッチンは戦場だ」の言葉通り、畳み掛けるような調理過程の演出が圧巻。どいつもこいつも面倒くさいけど人間味のあるキャラクターたちの関係も巧みに描かれていて、完成度がとても高い。
配信：Disney+
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6位『TRUE DETECTIVE／トゥルー・ディテクティブ』
映画とドラマをひっくるめても、映像作品として『TRUE DETECTIVE』シーズン1は間違いなくトップクラスです。個人的にも、本格的に海外ドラマにハマるようになったきっかけの作品でもあります。シーズン2と3も含めて、ハード系刑事ドラマの頂点を極めた傑作です。
配信：U-NEXT
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5位『FARGO／ファーゴ』
極寒の田舎で起こる1つの殺人事件があれよあれよと雪だるま式に大きくなってしまう顛末を描いたブラックコメディ。人間の愚かさをテーマにしたクライムドラマでもあり、スリリングであるとともに不謹慎ながらも笑えてしまう脚本には脱帽です。しかも、良い役者しか出ていません。
配信：Amazonプライムビデオ, Netflix, Hulu, U-NEXT
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4位『デクスター』
警察の鑑識官が、実は殺人鬼だった！ 毎シーズンで繰り広げられるデクスターと宿敵との闘いには、いつもワクワクさせられました。一方で、殺人鬼ではありながら、徐々に人間性を獲得していくデクスターの成長にも面白さがあります。独り言で気の利いたブラックジョークをつぶやくデクスターのことが大好きです。
配信：Amazonプライムビデオ, Hulu
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3位『THE WIRE／ザ・ワイヤー』
警察と麻薬組織の対決を軸に、ボルティモアの街を徹底的なリアリティで描いたクライムドラマ『THE WIRE/ザ・ワイヤー』。20年以上前の作品だが面白さは1ミリも古びていません。その社会批評性はむしろ際立ってきているほど。このドラマを観たら、警察官は善、麻薬組織のメンバーは悪などといった固定観念は大きく揺るがされることになるでしょう。
配信：U-NEXT
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2位『メディア王～華麗なる一族～』
世界的メディア企業の後継ぎ争いを描いたHBOドラマ。第一印象とは裏腹に、半分くらいは抱腹絶倒のブラックコメディという性格を持つ怪作。シーズンを重ねるごとに面白くなっていき、役者の演技やストーリーのシャープさにはどんどん磨きが掛かります。怒涛のファイナルシーズン、特に第3話「コナーの結婚式」は至高。
配信：U-NEXT
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1位『ベター・コール・ソウル』
名作ドラマ『ブレイキング・バッド』のスピンオフとして始まったものの、独自の魅力を開拓していった神作。主人公のジミーと準主役のキムの人間性をとことんまで深堀し、台詞に頼らないビジュアルとしてのストーリーテリングを追究しています。人類が作ることのできるエンターテインメント作品の最高到達点。
配信：Netflix
まとめ
個人的な嗜好を前面に出してランキングを作るとこのようになりました。一つコメントしておくと、これはオールタイムランキングですが、新作とコメディ作品もできるだけ積極的に入れるようにしました。
というのも、まず、コメディ作品はシリアスな作品と比べると軽く見られがちな傾向があります。シットコムとなるとなおさらそういった傾向がありますが、純粋に笑えるというのは、それだけで十分に素晴らしいことです。ということで、できるだけ適正に評価したいと思いました。
新作に関しては悩みました。ただ、そもそもドラマの場合は新作に限らず話数がバラバラなので、一律に評価すること自体が困難です。今回入れた作品の中でも『そして誰もいなくなった』は3話しかありませんが、『ビッグバン・セオリー』は279話あります。こんなにバラツキがあるものに順位を付けようとか言っているのですから、なんだかんだ折り合いを付けるしかありません。
そこで、面白いと思った作品は躊躇せず入れることにしました。『一流シェフのファミリーレストラン』（原題 THE BEAR）は、まだ2シーズンしかありませんが、すでに圧倒的な傑作なのでトップ10に入れています。『セヴェランス』『THE LAST OF US』『シュリンキング：悩めるセラピスト』もまだシーズン1しか存在しませんが、このランキングに入れることは妥当だと思いました。
ともあれ、今年はこんな50本を選んでみました。昨年とほとんどタイトルは変わっていませんが、特に『サクセッション』はファイナルシーズンが面白すぎて7位から2位に順位を上げています。いまだにこのレベルの傑作が出てくるから海外ドラマ好きはやめられません。
