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海外ドラマ『メディア王~華麗なる一族~』のここが凄い!その魅力を徹底解剖

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Yum yum, blood!

- Roman Roy in Succession

 

  ゴールデングローブ賞とエミー賞をダブル受賞した名作海外ドラマ『メディア王~華麗なる一族~』を徹底解剖!圧倒的な面白さを誇る当代随一のドラマの魅力を、ネタバレなしで語っていきます!

※タイトルは『キング・オブ・メディア』または『サクセッション』の場合もあります。 

 

  

 

 

『メディア王~華麗なる一族~』基本データ

・原題:Succession

・放送局:HBO

・放送期間:2018年~

・シーズン数:2(シーズン3も製作決定)

・クリエイター:ジェシー・アームストロング

・キャスト:ブライアン・コックス、ジェレミー・ストロング、キーラン・カルキン、サラ・スヌーク、マシュー・マクファディン、ニコラス・ブラウン

・予告編:

www.youtube.com

 

2年目にしてドラマ界を席巻

 2018年に放送が始まったドラマ『メディア王~華麗なる一族~』ですが、まだ2シーズンしか放送されていないにも関わらず、名実ともに『ゲーム・オブ・スローンズ』後のHBOを代表するドラマになっています。特にシーズン2は高く評価され、エミー賞では主要キャストのほぼ全員が演技部門にノミネートされたほどです。ゴールデングローブ賞では作品賞と主演男優賞(ブライアン・コックス)を受賞し、エミー賞では作品賞、主演男優賞(ジェレミー・ストロング)、監督賞、脚本賞を含む7部門を受賞しています。

 

 キャスト陣に関しては、あまり日本では馴染みがないかもしれませんが、全員実力派です。一家の長のローガンを演じる大御所のブライアン・コックスは、映画『刑事グラハム』でハンニバル博士を演じています。皮肉屋のローマンを演じるキーラン・カルキンは、『ホーム・アローン』で有名なマコーレー・カルキンの弟ですが、今はキーランの方が活躍している印象です。

 

 末娘のシヴを演じるサラ・スヌークは、映画『プリデスティネーション』などに出演したオーストラリア出身の女優。トム役のマシュー・マクファディンは、キーラ・ナイトレー主演の『プライドと偏見』にダーシー役で出ていました。グレッグ役のニコラス・ブラウンはこのドラマでブレイクし、今やCousin Greg(いとこのグレッグ)として人々に愛されています。

 

『メディア王~華麗なる一族~』のここが面白い!

①隅から隅まで豪華

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 『メディア王~華麗なる一族~』は、超大金持ちの一家の物語です。そのため、登場する者はすべてが嫌みなほどに豪華です。彼らが移動にヘリコプターを使ったり、豪華な食事会を毎晩のように開いているという点だけではありません。ファッションからして、もう金持ちの風格があります。

 

 私自身もさほどファッションに明るいわけではないのですが、それでも彼らが裕福な者であることは、見てわかります。ドラマのどこの部分をとっても、そこにはリッチであることを思わせる雰囲気があり、他では見られない空気感を生み出しています。

  

②アクの強いキャラクターたちの共演

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 『メディア王~華麗なる一族~』の登場人物は、誰も彼も個性が立っていて面白いのです。例えば、三男のローマンは徹底的な皮肉屋です。真面目に仕事をすることをバカにします。企業の重役のトムは、表裏の激しい人物です。上には媚びへつらい、下に対してはゴミのような扱いをします。

 

 普通ならば、共感できるキャラクターが一人ぐらいいた方がドラマというのは面白くなると思われていますが、『メディア王』はその真逆のことをやっています。おそらく、誰一人として共感できる人物はいないでしょう。なにしろ、全員が鼻持ちならない人物なのですから。

 

 でも、そのおかげで観ている者は完全に客観的な視点で物語を楽しむことが出来ます。ドラマの中でローマンが「人が傷つけられているのを傍から見ている分には、めちゃくちゃ面白い」というようなことを言っていますが、まさにその通りなのです。とても趣味が悪いように聞こえますが、『メディア王』を観れば、この言葉がいくらか真実を突いていることに気づくでしょう。

 

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③不謹慎だけれど笑ってしまう

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 『メディア王~華麗なる一族~』は、一見すると真面目で重厚なドラマに見えます。確かに濃厚なドラマではありますが、それとともに、とても笑えるコメディドラマでもあるります。金持ちならではの非常識な行動に呆れながらも笑ってしまい、いつもバタバタしているグレッグに笑ってしまいます。

 

 始めは笑って良いものか戸惑ってしまうところもあるかもしれませんが、良いんです。どうせ、誰にも共感なんかしてはいないんですから(笑) 強烈な皮肉とブラックジョークに彩られた金持ちたちの泥沼劇を、思う存分楽しみましょう。

 

④ドロドロの後継者争い

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 やはり『メディア王』の一番の見どころは、ドロドロの後継者争いでしょう。世界最大のメディア複合企業「ウェイスター・ロイコ」のCEOの座を巡って繰り広げられる争いは、さながら現代版『ゲーム・オブ・スローンズ』のようです。

 

 このゲームには、ゲームマスターたる現CEOのローガン・ロイをメインに、次男のケンダル・ロイ、三男のローマン・ロイ、長女のシヴ・ロイが主なプレイヤーとして参加します。さらには、ローガンの妻のマーシャ、シヴの婚約者で重役のトムや、法律顧問のジェリーの動きも見逃せません。親戚のグレッグや長男のコナーは、そんなゲームをさらにかき回します。

 

 彼らが、それぞれ自分の利益を求めて行動していくので、ゲームの行方は全く予想が付きません。果たして、最終的にウェイスター・ロイコのCEOの座を継ぐのは誰なのか⁉

 

⑤垣間見られる兄妹の絆

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 そんな人間関係がドロドロのドラマでありながらも、『メディア王』には、もう一つ重要な要素があります。それは「家族」です。普段は家族のことなど気にも掛けないように見えるロイ家の人間たちですが、そこは腐っても家族の関係です。ふと、彼らが一つの家族であることを思い出させられることがあります。

 

 特に、兄妹の間の絆は意外に強固です。ケンダル、ローマン、シヴの3人の間では、常に冗談が交わされ、喧嘩してるのかじゃれ合っているんだかよくわからなくなるときもあります。ローガンは、見るからに良い父親ではありませんから(笑)、そんな親の元で育った彼らの間には自然と連帯感が出来上がっていたのかもしれません。

 

 

 

まとめ

 以上、海外ドラマ『メディア王~華麗なる一族~』の魅力をいくつか語ってきました。ここでは扱いませんが、サウンドトラックや予測不能の展開などなど見どころは盛りだくさんです。ぜひ『メディア王』を観て、リッチな世界を味わってみませんか?

 

 この日本語タイトルが複数ある問題は、非常にややこしい。以前はAmazonで『キング・オブ・メディア』というタイトルで配信されていました。U-Nextとレンタルビデオでは『メディア王~華麗なる一族~』。しかし、海外ドラマファンの間では原題の『サクセッション』と呼ばれることが多い印象です。もうめちゃくちゃ(笑)

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