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2020年下半期に期待の新作海外ドラマ10選+α

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 近年の海外ドラマ界では、毎年質の高い作品が数多く製作されています。今年に入り、HBO Maxやpeacockといった動画配信も開始され、さらに海外ドラマ界は幅広くなっています。そこで、2020年下半期に公開される期待の新作海外ドラマ10本を紹介していきたいと思います。リドリー・スコット監督のSFドラマからジョーダン・ピール製作のHBOドラマ、さらに全世界待望のMarvelドラマまで一気にご紹介!

※今回はNetflixオリジナル作品は扱っていません。

 

 

 

 

ラブクラフト・カントリー』(HBO)

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 『ゲーム・オブ・スローンズ』や『ウエストワールド』といった名作ドラマで知られるHBOでは、今年8月16日から新作ドラマ『ラブクラフト・カントリー』を放送予定。人種差別の根強かった1950年代のアメリカを舞台に、主人公の青年がラブクラフトの小説風のモンスターたちに襲われるホラーだそうです。製作総指揮で、『ゲット・アウト』や『アス』といった人種差別をテーマにした新感覚ホラーを続々と生み出しているジョーダン・ピールが参加しています。

 

『The Undoing』(HBO)

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 HBOから期待作をもう一本。『The Undoing』は、完璧とも思える家庭が、夫の失踪をきっかけに狂わされていく様を描くミニシリーズです。このあらすじだけを聞いて『ビッグ・リトル・ライズ』を思い起こした方は鋭い。脚本は『ビッグ・リトル・ライズ』と同じくデヴィッド・E・ケリーが手掛け、ニコール・キッドマンも出演します。他に、ヒュー・グラントも出演します。

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『Raised by Wolves』(HBO Max)

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 今年5月からアメリカで始まったワーナーメディアの動画配信サービス「HBO Max」にも期待作が目白押し。その中でもリドリー・スコットが手掛ける『Raised by Wolves』に注目。これは、子供を育てる2体のアンドロイドを主人公とするSFドラマだそう。リドリー・スコットは、これまでにも『グッド・ワイフ』や『ザ・テラー』などのドラマをプロデュースしてきましたが、実際に自らが監督するのは今回が初になります。

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『Brave New World すばらしい新世界』(peacock)

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 今年7月からアメリカで始まるNBCユニバーサルが提供する「peacock」にもオリジナル作品が多数あります。『Brave New World すばらしい新世界』は、オルダス・ハクスリーディストピア小説を原作とするSFドラマです。原作が名作として名高いだけに、このドラマ化にも大きな期待が掛かります。

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『Y: The Last Man』(FX)

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 SF繋がりでもう一本。『Y: The Last Man』は、世界中の哺乳類のオスが絶滅したことで、地球で唯一の男を主人公とするブライアン・K・ヴォーンの同名アメコミを原作としています。この原作は、アメコミ(といかグラフィックノベルと言った方が良いかな)の名作として高く評価されています。 

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『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』(Disney+)

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 今年5月から日本でもサービスが始まったDisney+(実際にはあくまでも日本版なので、色々と違うらしいですが)。おそらくDisney+の一番の期待作は、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』『ワンダ・ヴィジョン』『ホークアイ』などのMarvelドラマなのでしょう。これまでもNetfliexとABCを中心としてMarvelドラマはいくつもあったのですが、これからはMarvel映画との関わりも深くなります。Marvelファンにとっては必見の作品となりそうです。

 

ライトスタッフ』(Disney+)

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 もちろんDisney+で配信されるドラマはMarvel作品だけではありません。実は、ドラマ版『ライトスタッフ』も今年中の配信が予定されています。『ライトスタッフ』といえば、NASAの有人宇宙飛行計画を描いた1983年公開のフィリップ・カウフマン監督の同名映画が有名ですが、実はこれには原作のドキュメンタリー小説があります。今回のドラマ版は、同じ小説を原作として製作されるそうです。

 

リトル・ヴォイス』(Apple TV+)

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 昨年から始まったApple TV+は、あまり話題にはなっていないものの、『ザ・モーニング・ショー』など秀作ドラマをいくつか生み出しています。そんなApple TV+の期待の新作はJ.J.エイブラムスが製作総指揮を務める音楽ドラマ『リトル・ヴォイス』。主演は、同じく音楽業界を舞台にした『STAR 夢の代償』に主演したブリタニー・オグラディです。7月10日に配信予定なので、この記事が読まれるときにはもう配信されているかもしれません。 

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『The Good Lord Bird』(Showtime)

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  ジェームズ・マクブライドの同名小説を原作とする『The Good Lord Bird』も放送前ながら既に注目を集めています。南北戦争時代を舞台に、奴隷の青年を主人公にして書かれたこの小説は、世界中でいくつもの賞を受賞しました。ドラマ版では、イーサン・ホークが準主演とクリエイターを務めます。

 

ユートピア』(Amazon

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 最後に紹介したいのが、Amazon が製作しているドラマ『ユートピア』。これは、2013年からイギリスのチャンネル4で2シーズンが放送され、国際エミー賞なども受賞した同名ドラマのリメイクとなります。脚本は、映画『ゴーン・ガール』やドラマ『シャープ・オブジェクツ』の原作を手掛けたギリアン・フリンが担当します。カルト的な人気を集めイギリス版『ユートピア』がどのような形でリメイクされるのか楽しみです。

 

イギリス版の紹介&感想はこちら↓

海外ドラマ『ユートピア』シーズン1~独特のデザインと音楽がクセになる~ - 海外ドラマパンチ

 

おまけ『ナルコス VS ゾンビ』(Amazon

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 『ナルコス』は、メキシコの麻薬王パブロ・エスコバルを主人公とするNetflixの人気ドラマで、ご存じの方もいるでしょう。メキシコで現在製作中のドラマ『ナルコス VS  ゾンビ』は、この『ナルコス』とは何の関係もありません。麻薬売人の男が、軍事実験の失敗によりゾンビ軍団と化したアメリカ軍隊と戦う話らしいです。何ともZ級映画のようなタイトルと内容なのですが、こんなドラマも作られるぐらい現在ドラマ界は成熟(?)してきたのですね。

 

 

 

まとめ

 以上、2020年下半期に公開される期待の新作海外ドラマ10本を紹介してきました。今年は、コロナ禍の影響によりドラマ等の撮影・製作もなかなか進まない状況になっています。その中でも、遠隔作業により製作を進めているものも多く、2020年下半期には何とか新作ドラマが完成していくるのではないかと思います。

 

 また、今年のアメリカではBlack Lives Matter運動が非常に活発になっており、このような要素も今後のドラマの中に取り入れらていくのかもしれません。去年の作品ですが、HBOドラマ『ウォッチメン』はその好例ですし、今回紹介したものの中でも『ラブクラフト・カントリー』『The Good Lord Bird』などもそういった点で注目を集めそうです。

 

 また、映画業界の人間がテレビドラマに進出する流れは今後もますます加速していきそうです。『ラブクラフト・カントリー』ではジョーダン・ピール、『The Good Lord Bird』ではイーサン・ホークがドラマ製作に参加することになります。また、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』は、Marvel映画との関連も非常に深いので、この作品によりこれまでテレビドラマをあまり観てこなかった人にとっても観始めるきっかけになりそうです。

 

 個人的に一番楽しみなのは、HBO Maxの『Raised by Wolves』。リドリー・スコットと言えば、『エイリアン』や『ブレードランナー』の監督なので、この人がSFを撮るとなったら、そりゃ期待しないわけにはいきません。

 

 Amazonの『ユートピア』も楽しみですね。イギリス版『ユートピア』といえば、その予測不可能なストーリーもさることながら、インパクト抜群のデザインが印象的です。リメイク版では、このあたりがどのように調理されるのかも気になります。

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海外ドラマ『ヴェロニカ・マーズ』シーズン2感想

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So, senior year. How was your first day at school honey?

- Keith Mars in Veronica Mars season 2

 

 リリー事件を何とか終結させたヴェロニカ・マーズも、今度も高校の王者たる3年生に。そろそろ普通の高校生活を送りたいけど、ネプチューンの街がそんなことを許すはずもない!再び大事件に巻き込まれたヴェロニカは、危機を脱することができるのか?

 

psbr.hatenablog.com

 

 

 

 

ヴェロニカ・マーズ』シーズン2基本データ

・原題:Veronica Mars

・放送局:The CW

・放送日:2005年9月28日~2006年5月9日

・話数:22

・一話あたりの長さ:43分

・あらすじ:

 リリー事件を無解決したヴェロニカは、高校3年生に。彼氏とともに最後の高校生活を楽しもうとしていたヴェロニカだが、やっぱり大事件に巻き込まれてしまう。

 

各話感想(ネタバレあり)

第1話「”普通”の始まり?」

 シーズン1でリリー事件が解決し、ネプチューンも平和な街に戻る……わけがないですね。ヴェロニカはローガンと復縁したかと思いきや、別れて再びダンカンと付き合い始めています。街は、セレブとノン・セレブで分断され、危険な状況に。人間関係が結構えぐい感じになってきたぞ。

 

第2話「ドライバーの秘密」

 ウォレスが独自に探偵をするようになりました。そして、テッサ・トンプソン登場!可愛いですね。今や映画『マイティ・ソー』シリーズやドラマ『ウエストワールド』などで大活躍の彼女ですが、『ヴェロニカ・マーズ』が初のレギュラー出演したドラマだそうです。

 

第3話「不義と詐欺」

 ローガンが人妻と情事を重ねているのがバレるエピソードです。一方で、スクールバス事故の調査も進みます。たぶん、これがシーズン2のメインの事件になってくるのでしょう。なかなか複雑そう。

 

第4話「恋人の素顔」

 プロポーズしようとしている彼氏が浮気をしているとどうしても信じたい女性が、ヴェロニカに調査を依頼する。実際には、その男は浮気の気配は全くない誠実な人だったのでした。調査の中でヴェロニカは彼氏さんを誘惑しようとするんですが、何をしてもセクシーに見えない(笑) ヴェロニカ=クリステン・ベルは可愛いし、きれいな人なんですけどね。セクシーかどうかというと、また話が別なのかもしれません。

 

第5話「招かざる過去」

 ウォレスが実の父親の正体を知り、ヴェロニカ周りの人間関係がどんどん複雑になっています回です。本筋とは関係ないんだけど、『ヴェロニカ・マーズ』ってほぼ毎回盗聴してるけど、これって合法なの?『THE WIRE/ザ・ワイヤー』を観た後だと、そんなに簡単に盗聴をして良いわけないじゃんって思ってしまう。

 

第6話「最期の望み」

 ヴェロニカは、リリー事件のおとり犯人だったエイブル・クーンツから娘を探すよう依頼されます。しかし、娘は殺されていたことが明らかになります。再び、少女の死体が登場することになりました。

 

第7話「反省ノート」

 子供が精神的な虐待を受けているとの情報を得たヴェロニカは、ベビーシッターとして調査を開始します。人間関係が、辛い……。

 

第8話「海賊放送」

 バス事故で亡くなった生徒の親に嫌がらせをする事件が発生。一方、ローガン事件の調査でヴェロニカは襲われたり、ローガンは拷問を受けたりします。ヴェロニカが直接暴力を受けるシーンはこれまでなかったので、たぶんこれが初めて。

 

第9話「ママの足跡」

 ヴェロニカは、母親の高校時代を探ることになります。『ヴェロニカ・マーズ』は、クライムドラマの要素を持ち込みながらもベースは常に学園ドラマであるところが、魅力でもあります。今回、ヴェロニカはプラスチック製の赤ちゃんの世話をすることになると同時に、2つの出生に関する秘密を知ることになります。

 

第10話「陪審員ヴェロニカ」

 ヴェロニカは陪審員に選出され、キースは保安官事務所から盗まれたアーロン・エコールスのテープを捜索することになります。いくら何でも高校生を陪審員長にすることはなさそうですが、やっぱりヴェロニカは選ばれてしまうのですね。早くネプチューンから引っ越した方が良いよ。

 

第11話「別れの時」

 ダンカンが赤ちゃんとともに消えます。ダンカンはシーズン1でも国外逃亡していましたから、これで2回目ですね。この様子だと、しばらくはドラマから退場することになるのかな。メキシコでも頑張って!

 

 第12話「ひき逃げ事件を暴け」

 シカゴであったひき逃げ事件の罪を着せられたウォレスは、ヴェロニカに事件を依頼します。久しぶりにジャッキーも登場し、以前のモードに戻れるのかな?一方で、ウィービルとローガンはなかなかやっかいなことに巻き込まれているぞ。

 

 第13話「ウィンター・カーニバル」

 ネプチューン高校でウィンター・カーニバルが開催されます。ただし、それはあのネプチューン高校のこと、楽しいお祭りで終わるわけがありません。お金が盗まれたり、ジャッキーが水に落とされたりと、やっぱり闇が深い。

 

第14話「ピザ・ボーイ強盗事件」

 ピザ・ボーイから物を盗む事件が多発。このドラマの中では、初めてLGBTQ+のテーマが扱われました。最近の青春系ドラマだと、ほとんどマストといっても良いぐらいLGBTQ+のキャラクターは出てきますよね。

 

第15話「花嫁の行方」

 花嫁が失踪。オープニングの「これまでのおさらい」が妙に長かったのですが、それもそのはず。話の筋が多くなってきます。ヴェロニカやウォレス自身の危機は一段落しているのですが、ローガンは裁判が待っていて、野球選手のテレンス・クックはバス事故の第一容疑者になっています。さらに、ビーバー・カサブランカスの不動産業も着々と進んでいたようです。

 

第16話「キャンパス見学ツアー」

 ヴェロニカとウォレスは大学のキャンパスツアーに行くことに。そこで、デートレイプ事件が起きたため、ヴェロニカは調査開始。実は真犯人がわかっていないまま終わる少し特殊なエピソード。アメリカの大学って、キャンパスツアーに何日も掛けるんだというのに驚き。大学生役でマイケル・セラ(映画『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』)が出ています。

 

第17話「バイカーの裁き」

 ローガンが市長補佐のインターンになり、バイカー殺しの真犯人も明らかになります。ジャッキーがどんどん良い人になっていて嬉しい。最近、自分はヴェロニカよりマックを応援したくなってきている。だから、今回のマックは可哀そう。

 

第18話「死者のメッセージ」

 ヴェロニカはバス事件の犠牲者の夢にうなされ、誰かさん(名前忘れた)はチート技を使って成績を誤魔化してします。その誰かさんはお金があるようなので、奨学金なんていらないんじゃない?と思うんだけど。あと、卵を落とす実験なんだけど、何を使っても良いというならたぶん簡単。ティッシュとボンドしか使っちゃダメというのをどこかで見たことがあるけど、そのくらいのルールがあるともっと面白いかな。メインストーリーとは何にも関係ないんですけどね。

 

第19話「継母にご用心」

 リアム・フィッツジェラルドが最重要容疑者として浮上。バイカーたちの話とかどうでも良くねと思っているのは自分だけかもしれないけど、シーズン2で彼らの話になるといまいち面白くない気がする。そして、ヴェロニカに勝手にプロムの相手を決められるマック。

 

第20話「ストーカーは誰だ!」

 市長の娘からストーカー被害に遭っていると相談を受けたヴェロニカは捜査開始。結局、それは市長が自分と娘の身を案じて警備させていただけだった。一方、学校ではプロムが中止に。それでも、セレブの生徒がその代替パーティを開催。全くプロムに乗り気ではなかったマックだけど、ちゃんとドレスアップして登場してくるところはさすが。

 

第21話「アーロン・エコールス裁判」

 シーズン1のリリー事件の容疑者であるアーロン・エコールスの裁判がようやく始まります。いくら娘のことを悪く言われたからといって、裁判で激昂するのはプロらしくないんじゃない?キース・マーズよ。一方で、市長のウッディがバス事件の第一容疑者として浮上します。

 

第22話「卒業式の夜」

 ついにバス事件の犯人が明らかになるのですが…。う~ん、どうも切れ味が良くない。要は、キャシディ・カサブランカス=ビーバーが全ての犯人だったということなのですが、あまりにも突然すぎる結末では?それまで、ビーバーがいつまで経ってもマックと性交渉を持とうとしないことが、彼が過去に性的虐待を受けていたということの伏線にはなっているのですが、それっきり。知られたくないことを隠すために、片っ端から殺していくっていうのは、さすがにめちゃくちゃな気もするんだけどな。

 

 

 

ヴェロニカ・マーズ』シーズン2感想まとめ(ネタバレあり)

 ということで、『ヴェロニカ・マーズ』シーズン2をすべて観終わりました。シーズン1と比べると、ミステリー的な面白さはやや減少したように感じましたが、ストーリー自体はより闇の深いものになってきました。

 

 闇が深いというのは、ヴェロニカ周りの人間関係がドロドロだし、ウィーヴィルとビーバーは2人とも殺人犯でしたからね。ダンカンも、最終話で殺人を指示していたようですし。ネプチューン高校はとんでもない学校だ笑

 

 ミステリー的な面白さが減ったというのは、シーズン2でメインとなるバス事件のことです。シーズン1のリリー事件よりも、さらに多くの話数を割いているのですが、ロジックがいまいちなのです。リリー事件はダンカンやダンカンの親の行動により事件が複雑になっていたのですが、バス事件には特にトリックと呼べるようなものはありません。そこに、若干の物足りなさを感じました。

 

 でも、シーズン2で良かったのはマック。もうマックですよ。マック、マック。マックが主人公のスピンオフを作ってほしいぐらい。結局、犯人もずっとマックのそばにいたわけですからね。もうこれは『ヴェロニカ・マーズ』じゃないです。『マック&ヴェロニカ』です(暴論)

 

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海外ドラマ『THE WIRE/ザ・ワイヤー』シーズン2感想~港湾だってボルティモア~

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What they need is a union.

- The Wire season 2

 

 名作ドラマ『THE WIRE/ザ・ワイヤー』も第2章に突入。今度の舞台は港湾だ。ん?港湾って何も起こらなそうな雰囲気が…?いやいや、そんなわけはありません。さらに大きな犯罪がそこにはあるのです。

 

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『THE WIRE/ザ・ワイヤー』シーズン2基本データ

・原題:The Wire

・放送局:HBO

・放送日:2003年6月1日~8月24日

・話数:12

・一話あたりの長さ:58分

・あらすじ:

 港湾警察に左遷されたマクノルティだったが、水死体や13人の身元不明遺体の発見により、再びボルティモアにはびこる大きな犯罪に挑むことになる。

・オープニング(シーズン2):

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※海外ドラマ『THE WIRE/ザ・ワイヤー』シーズン1~5は、現在Amazonプライムビデオで配信中。

 

『THE WIRE/ザ・ワイヤー』シーズン2あらすじ(ネタバレ)

 舞台はシーズン1の後のボルティモア。バークスデール捜査の件でマクノルティは港湾警察へ、ダニエルズは証拠保管課に左遷されていた。ある日、マクノルティはボルティモア沿岸で水死体を発見する。当初、自殺だと思われていた遺体だったが、実際には殺人だと判明。さらに、港のコンテナから13人の身元不明女性の遺体が発見される。

 

 殺人課のバンクレスターらによる捜査の結果、14人は海外から売春のために不法入国しようとしていた女性たちだと判明。その中の一人が船員と争いになり殺され、それを目撃した残りの13人もコンテナの中で窒息死させられたのであった。

 

 一方で、港湾労働者組合の会長であるフランク・ソボトカが妙にお金を持っていることが怪しんだバルチェク警視正は、この件を調べるようロールズに命じる。ロールズは、マクノルティを除くバークスデール捜査のメンバーを招集し、徹底的な捜査を開始する。

 

 組合会長のフランク・ソボトカは、港湾の仕事を仕切るとともに、密輸をして稼いでいた。彼の息子のジギーも港で働いているが、頭は良くない。ジギーは頭の切れるいとこのニックとともに、船の積み荷を盗んで稼ぐ。そのうち、悪事に慣れてきたニックは麻薬を仕入れるようになり、売人として麻薬を売りさばくようになる。

 

 実は、フランク・ソボトカやニックらに密輸を指示して報酬を与えていたのは、”グリーク”をボスとするギリシャ人の集団だった。ダニエルズら特別捜査班により、この組織の大半のメンバーは逮捕されたが、ボスの”グリーク”と右腕のピノは跡形もなく消えてしまった。

 

 一方、シーズン1で起訴されたバードの裁判も始まる。その証人としてオマールが出廷し、バードは執行猶予なしの終身刑を言い渡される。

 

 刑務所の中にいるエイヴォン・バークスデールディアンジェロは疎遠になっていた。エイヴォンは、気に入らない刑務官を追い出すために、ストリンガーに指示をして、その刑務官が刑務所に仕入れている麻薬に毒を混ぜさせる。結果、刑務所内の麻薬ルートが明らかになり、刑務官は逮捕される。

 

 塀の外でビジネスとして麻薬取引を続けているストリンガーだったが、実は彼はディアンジェロの妻と不倫をしていた。エイヴォンは裏切り者であってもディアンジェロを気に掛け続けていたが、ストリンガーにとっては組織に対する裏切り者であるだけでなく、人間関係においても邪魔であった。そこで、ストリンガーはエイヴォンには秘密に、刑務所の中の仲間に指示してディアンジェロを殺させる。

 

 ストリンガーは麻薬販売が上手くいかず、東ボルティモアと組んで経営しようとする。しかし、エイヴォンは東の連中が高層住宅にやってくるのを好かず、ブラザー・ムゾーンを雇って追い出させる。

 

 ストリンガーはブラザー・ムゾーンを追い払うためにオマールを利用しようとするが、オマールがブラザー・ムゾーンを殺そうとした時にストリンガーが嘘を吐いていたことがバレる。そのため、オマールはストリンガーへの恨みをより一層強めることになる。

 

(『ザ・ワイヤー』のあらすじは難しい。群像劇だから、いくつものストーリーが同時進行していて、まとめるのが大変。観ている分には大体わかるんだけどね。)

 

 

 

『THE WIRE/ザ・ワイヤー』シーズン2感想(ネタバレあり)

 わかってきたよ。『ザ・ワイヤー』の面白さが。シーズン1ではあまりノリ切れなかったけど、しばらく間を空けるとわかってきました。というのも、シーズン2を観始めて、シーズン1のメンバーをまた観られるのが楽しいのです。「あ、バンクじゃん」「ダニエルズは左遷されちゃったなぁ」「ストリンガーはちゃんと勉強してるね」「オマールが戻ってきた!」「バブルスは相変わらずだなぁ」という感じ。

 

 『ザ・ワイヤー』は群像劇なので、登場人物がとても多いのですが、それでも一人一人のキャラクターが魅力的なので、印象深く記憶に残っています。しかも、ただ「嫌い」という人物はあまりいなくて、誰もが「憎めない」人物なのです。『ザ・ワイヤー』では、麻薬組織側だけでなく警察側の人間も含めて、全員が何かしら罪な部分を持っています。それでも、そこには何か理由があったりするので、どこか憎めない存在になっています。

 

 シーズン2で新しく出てきた人物の中では、フランク・ソボトカが凄く良いキャラをしていましたね。彼は密輸を引き受けていた人物なので、単純に言えば悪であることは間違いないでしょう。でも、常に組合を第一に考え、息子のジギーの心配もする姿はとても人間的でした。そこまで無私の姿勢になれるところは、むしろ尊敬したくなるところでもあります。

 

 他に、オマールの裁判シーンも良かったなぁ。あれは名場面でしょう。自分のことを何も偽らず、「物を盗んで生きているんだ」と言い切るオマール。そして、相手の弁護士を指して「俺はショットガンを使うけど、お前はカバンを使うだけで、やってることは何も変わらねぇよ」(意訳)と論破します。カッコいい!

 

 ディアンジェロ(ディー)の死は悲しかった。シーズン1の序盤でチェス盤を使って組織の説明をするシーンから、ディーは自分にとってのお気に入りキャラだったので辛い。シーズン2では、生きているのかわからないほど生気をなくした様子でしたが、それでも自分の生き方を貫こうとする姿は良かった。これからも見守っていきたかったけど、その世界に入ってしまった以上、命の危険があるのはどうしようもない。R.I.P.

 

 『ザ・ワイヤー』が印象的なのは、登場人物だけではありません。ストーリーもそうです。ボルティモアの街にはびこる犯罪を徹底的に描き出す手腕は見事。常に警察側と犯罪組織側に立ち、犯罪の全体像を余すところなく見せるところは素晴らしい。

 

 まだグリーク周辺の関係は不明だけれど、すでにボルティモアの麻薬の流通ルートはほとんどわかったようなものです。ソボトカが税関の目をくぐり抜けて密輸し、グリークらのところに卸して、東ボルティモアの組織が購入。彼らはストリンガー率いる西ボルティモアと協力したりしなかったりして、最終的に市民の手に麻薬が行き渡ります。受け渡しのときは、お金を渡すところと麻薬を渡すところは別々でなきゃ危ないということも、私はちゃんと知っています笑

 

 このように、ボルティモアはおろかアメリカに一度も行ったことがない自分でも、複雑な麻薬の流通ルートがすんなりと頭に入ってきてしまうのです。もし『ザ・ワイヤー』が警察側あるいは犯罪組織側どちらか片方の視点に重きを置いたドラマであったなら、ここまでボルティモアの街を描き切ることは出来ないでしょう。

 

 ちなみに、アメリカではこのシーズン2の評価がやや低いらしいのですが、まあ誤差の範囲でしょう。確かにシーズン1の方が上手いのかなと思うところもありますが、シーズン2だって見どころはたくさんあります。そもそも、シーズン2の評価が低いとは言ったって”『ザ・ワイヤー』の中では”ですからね。他のドラマよりは、はるかに良く出来ているのです。

 

 自分としては、シーズン1を観終わってから様々な評判を見聞きするうちにその面白さに気づき、シーズン2を観始めて自分でも確認できた感じなので、これからがとても楽しみです。特に、ストリンガーvs.オマールの戦いがこれから熱くなってきそうな予感なので、注目していきたい!

 

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映画『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』感想~雨は明日も降り続く~

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  雨が降り続くこの季節。映画館も再開したから、何か映画を観に行こうか?そんなときにピッタリなのが『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』です。ということで、私も『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』を観てきました。そこで、今回はその紹介&感想を書いていきたいと思います。大きなネタバレはしていないですが、できるだけフラットな気分で映画を観たい方には、この記事を観賞前に読むことをおすすめしません。

 

 

 

 

『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』基本データ

・原題:A Rainy Day in New York

・公開日:2020年7月3日(日本)

・監督・脚本:ウディ・アレン

・出演:エル・ファニングティモシー・シャラメ、セレーナ・ゴメス、ジュード・ロウ

・上映時間:92分

・あらすじ:

 大学生のアシュレーとギャツビーのカップルは、映画監督の取材をするために、ギャツビーの故郷でもあるNYに行くことに。2人はそこで楽しくデートをしようと計画するが、あれやこれやで、どうしても2人きりになれない。

・予告編:

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『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』キャスト&スタッフ

 
 
 
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 『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』の主演は、今をときめく若手女優のエル・ファニング。映画『マレフィセント』のオーロラ役や『ネオン・デーモン』の主演をしています。透き通るような肌にブロンドヘアが醸し出す浮世離れした雰囲気は、「妖精のよう」と形容されることもあるほど。好き。

 

 『君の名前で僕を呼んで』で注目を集め、こちらも若手俳優筆頭に挙げられるティモシー・シャラメも出演しています。これまでに、繊細な青年から傲慢なクズ男まで、幅広い役柄を演じています。

 

 もう一人、キーとなる人物を演じるのがセレーナ・ゴメスディズニーチャンネルのドラマ『ウェイバリー通りのウィザードたち』でブレイクしたセレーナ・ゴメスは、その後は歌手業の方にも力を入れて大活躍しています。アメリカでは一番と言っても良いぐらいの人気者なんだけど、日本ではどうなんだろう。『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』を観る人なら既に知っているかな?

 

 監督は、御年84歳のウディ・アレン。半世紀以上に渡り映画を撮り続けている名映画監督です。しかし、やはり今回は彼のセクハラ疑惑についても触れておかなければならない。というのも、ウディ・アレンは1992年に幼い少女に対して性的虐待を行ったのではないかと言われています。ただ、裁判では立証されておらず、いまだに真偽のほどは定かではありません。

 

 それ以降この問題が深く追及されることはあまりなかったのですが、近年のセクハラ撲滅を訴えるMe Too運動の高まりにより、再び問題視されるようになりました。その結果、『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』に出演した3人は出演料を全て基金に回すことを発表しました。また、アメリカでの公開もいまだ未定となっています。

 

 

 

『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』感想

 以下、『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』を観た感想を書いていきます。当然ながら私個人の見解が多分に含まれているので悪しからず。あと、理由はないけど、ここから常体(だ・である調)になります。

 

 端的に『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』から受けた印象を表すなら、良くも悪くもウディ・アレン的。「良く」も「悪く」も。

 

 『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』に限らずだが、ウディ・アレン作品の良いところは、どの作品もオシャレでちょっとした笑いがあるところだろう。この特長に当てはまらないウディ・アレン作品はほとんどないと言って良いと思う。『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』に関しても、お得意のニューヨークを舞台にしているだけあって、ジャズをBGMにしたオシャレな雰囲気は健在だ。

 

 ただ、自分はしばしば思うのだが、ウディ・アレンは人物の描き方があまり上手くない。時に非常にステレオタイプで面白みのない人物を登場させてしまうことがある。残念ながら、今回の場合はエル・ファニング演じるアシュレーがそうだった。

 

 アシュレーは可愛い。自分もそう思う。もの凄くそう思う。でも、だからこそ、ああいったキャラクターで終わってしまったのは残念なのだ。ブロンドの白人女子大生といったら、一般に可愛いけどおバカというステレオタイプがある。近年は、むしろこういったステレオタイプを逆手にとって、下に見られがちな人々が活躍するような作品が増えているように思う。

 

 しかし、『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』のアシュレーはおバカなまま終わってしまうのだ。別に急激に賢くなってほしいとも思わないし、突如戦闘能力を発揮することなどウディ・アレン作品ではあり得ないだろう。そうは言っても、最初から最後までブロンドの悪い意味でのステレオタイプに当てはめられてしまったアシュレーというキャラクターはいま一つだった。

 

 ティモシー・シャラメ演じるギャツビーやセレーナ・ゴメス演じるシャノン・タイレルなどもステレオタイプなところはあるが、そこまで気にはならない。ギャツビーは、ウディ・アレン作品ではお馴染みの心配性の男なのだが、悪くない。

 

 まあ、ウディ・アレンの映画はあまり深く考えずに雰囲気を楽しむのが吉とも言われている(のか?)。その点では、『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』は申し分ないだろう。雨の降るニューヨークの街、水色のセーターや丸っこい雨傘、そしてミニスカートなど、おしゃれ要素が詰まっている。もちろんエル・ファニングティモシー・シャラメ、セレーナ・ゴメスだってそう。梅雨の季節に楽しむには、うってつけの映画だと言えそうだ。

 

 

 

 ↓NYを舞台にしたオシャレなコメディは海外ドラマにもあります。その中でもおすすめは『ボアード・トゥ・デス』。紹介は以下の記事で。

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物理学科生が『ビッグバン・セオリー』シーズン9第23話を斬る

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  現役物理学科大学生が『ビッグバン・セオリー』を科学・海外カルチャーの両面から斬る連載第5弾です。今回は、『ビッグバン・セオリー』シーズン9エピソード23「割り込みの法則」を扱います。

 

  

 

 

 あらすじ

 いつもの男4人は、『アベンジャーズ』のイベントのために行列に並ぶ。シェルドンは、行列に並ぶためにスチュアートを雇ってエイミーとの買い物の約束を果たそうとする。しかしエイミーはそんなことを許すはずもなく、スチュアートを雇ってシェルダンに怒りをぶつける。ペニーはレナードの母ベバリーを迎えにいくが、やはり2人の間は上手くいかない。

 

カーダシアン

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https://www.eonline.com/news/916203/kim-kardashian-to-compete-on-family-feud-against-kris-jenner-and-sisters

↑左側からケンダル・ジェンナー、キム・カーダシアン、クリス・ジェンナー、コートニー・カーダシアン、クロエ・カーダシアン、カイリー・ジェンナー

 

 アメリカの映画やドラマなどでやたらと言及されるのカーダシアン姉妹なので、すでにご存じの方も多いでしょう。初めて聞いたという方も、ここで知っておいて、、良いでしょう。

 

 カーダシアン姉妹は、アメリカの大人気リアリティ番組『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ(原題:Keeping Up with the Kardashians)』で有名になったキム、コートニー、クロエの3姉妹のことです。異父妹のケンダル&カイリー・ジェンナーも有名ですね。

 

 『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』はそんなカーダシアン家の日常を撮ったリアリティ番組で、アメリカではとんでもなく人気があります。2007年から放送が開始されたこの番組は、現在まで18シーズンが放送されています。海外ドラマなどの字幕で「リアリティ番組」となっているときは、だいたい『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』のことを言っていると思って良いでしょう。

 

 ただ、人気がある=みんなが好きor評価が高いというわけではありません。アメリカの人でも、この番組が嫌いな人も多いようですし、番組としての評価もさほど高いわけではありません。それでも、アメリカで最も人気のあるテレビ番組の一つです。

 

 シェルドンは、カーダシアン3姉妹を「キムっぽいのがキム、キムに似ているのがコートニー、似てないのがクロエ」という風に覚えています。これで、あなたもカーダシアン姉妹をしっかり覚えられましたね。

 

ビル・ナイ

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 ビル・ナイは、アメリカのコメディアン兼科学教育者です。『ラブ・アクチュアリー』や『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズへの出演で知られるイギリスの俳優のビル・ナイとは違います。蝶ネクタイを付けている方ですね。

 

 ビル・ナイは、1980年代後半に放送されていたコント番組「Almost Live!」にコメディアンとして出演していました。その中のコーナーに「Bill Nye the Science Guy」というものがあり、彼はこのコーナーで数々の科学実験などを紹介していました。「Bill Nye the Science Guy」は、「Almost Live!」終了後も単独番組としても継続し、多くの人に親しまれる番組となりました。

 

 ビル・ナイは、本人役で『ビッグバン・セオリー』シーズン7第7話とシーズン12第1話に出演しています。今回のエピソードでペニーがビル・ナイのことを「Creepy old dude from Dancing with the Stars.」と言っています(字幕では「蝶ネクタイのおじさん」になってるけど)。「Dancing with the Stars」は、有名人が本気でペアダンスを披露するという番組で、ビル・ナイはこの番組に3回出演しています。

 

ローザ・パークス

  ローザ・パークスは、主に1950~60年代に活躍した公民権運動家です。彼女は特に1955年のバス・ボイコット騒動でよく知られています。当時のアメリカにはジム・クロウ法というものがあり、様々な場所で慣例的に人種差別が行われていました。その中で、バスで白人が立っていたら、黒人は席を譲るべきだというものがありました。

 

 1955年12月1日にローザ・パークスもそのような場面に遭遇することになります。しかし、彼女は席を立ちませんでした。立っていた白人に尋ねられても断固として立つことはしませんでした。彼女のこの勇敢な行動は、公民権運動がさらに拡大していくきっかけとなりました。

 

  シェルドンは今回のエピソードの中で、行列に割り込んだ男性に抗議しない人々に対して「ローザ・パークスを見習え!」と呼びかけます。しかし、それと今回のケースはあまりにも意味が違いすぎるため、ローザ・パークスを侮辱しているとも取れる表現になっているのですね。

 

 『ビッグバン・セオリー』では、過去にもシェルドンが黒人の人事担当者にドラマ『ルーツ』のDVDを贈るというネタもありました。なかなかブラックなネタ(黒人だからとかじゃなくてブラックジョークという意味でのブラック)も入れてきますね。

 

 

 

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