世界最大級の映画・ドラマ情報サイトのIMDbには、様々なランキングが掲載されています。今回は、歴代のすべてのテレビドラマ・アニメ・番組の中から、最も評価が高いエピソードトップ30を紹介します。
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このランキングは、IMDbの一般ユーザーの評価によって決められていきます。各エピソードについて、実写作品は私が簡単なネタバレなしの解説をしていますが、アニメに関しては、私がほとんど観ていないので解説を付けていません。それでは、トップ30です。
＜2023年4月23日更新＞
30位『ベター・コール・ソウル』シーズン6第13話「さらばソウル」
ドラマ『ブレイキング・バッド』の前日譚ドラマ『ベター・コール・ソウル』の最終回。このエピソードで、このドラマが単なる前日譚ではなく、本当にソウルの物語であったことが決定的になります。本家をもひっくるめた「アルバカーキ・サーガ」の本当に終焉にふさわしい名エピソード。
29位『メディア王～華麗なる一族～』シーズン2第10話「血の生贄」
巨大メディア企業のCEOの後継者争いを描いたドラマ『メディア王～華麗なる一族～』は、シーズン2の最後に驚きが待ち受けています。エピソード中盤のヒリヒリした会合のシーンで描かれる複雑な人間関係の動きにも注目です。
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28位『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』シーズン4第10話「やあ エリオット」
ラミ・マレック主演のテクノスリラードラマ『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』の最終回。こんなフィナーレを迎えるドラマは、これまでありませんでしたし、これからも出てこないでしょう。想像の斜め上から、綺麗にストーリーを完結させたエピソードです。
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27位『進撃の巨人』シーズン3第20話「あの日」
26位『ドクター・フー』シーズン3第10話「まばたきするな」
イギリスの長寿SFシリーズ『ドクター・フー』は、非常に優れたSF的なアイデアを含んだストーリーが展開されることがあります。「まばたきするな」では、文字通り目を離している隙に襲い掛かってくる怪物が登場します。タイムトラベルの要素も活用したプロットは見事。
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25位『進撃の巨人』シーズン3第17話「勇者」
24位『進撃の巨人』シーズン3第16話「完全試合（パーフェクトゲーム）」
23位『スター・ウォーズ／クローン・ウォーズ』シーズン7第12話「パート４ 勝利と死」
22位『スター・ウォーズ／クローン・ウォーズ』シーズン7第11話「パート３ 崩壊」
21位『スター・ウォーズ／クローン・ウォーズ』シーズン7第9話「パート２ 幻影の弟子」
20位『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』シーズン4第7話「プロキシ認証が必要」
ドラマ『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』には、挑戦的なエピソードが多くあります。この回のストーリーは、1つの部屋の中だけで展開され、登場人物もほぼ3人のみ。ミニマルな舞台設定は、主演のラミ・マレックから最高のパフォーマンスを引き出しています。
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19位『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン6第10話「冬の狂風」
世界的大ヒットファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン6の最終話。前話での壮大な戦いから一転、今度は王都での話になりますが、こちらでも衝撃的な出来事が起こります。サーセイ無双のエピソードに見えて、実は彼女自身も大切なものをなくしています。あらゆる意味で、このドラマの大きな転換点になったエピソード。
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18位『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン6第9話「落とし子の戦い」
ジョン・スノウ軍とラムジー・スノウ軍の壮絶な戦いが描かれる。彼らの決死の戦いからは一瞬も目が離せません。最後の場面でサンサがついに遂げる復讐も爽快。
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17位『HUNTER×HUNTER』第131話「イカリ×ト×ヒカリ」
16位『HUNTER×HUNTER』第126話「ゼロ×ト×ローズ」
15位『ブレイキング・バッド』シーズン5第14話「フェリーナ」
ドラマ『ブレイキング・バッド』の最終回。回を重ねるごとに人気と評価を爆発的に高めていった本作は、視聴者の期待が上がりまくった最終回でも見事にやってくれました。それぞれのキャラクターに納得の結末を付けた「フェリーナ」は、テレビドラマ史上最高のフィナーレの1つと言われています。
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14位『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン3第9話「キャスタミアの雨」
ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の最も衝撃的なエピソード。この回が世界に与えた驚きの大きさは、他のドラマの比ではありません。この回を初めて見る人の反応を撮影した様々な動画はインターネット上でも話題になり、それ以降「リアクション動画」というジャンル自体が人気になったほど。
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13位『メディア王～華麗なる一族～』シーズン4第3話「コナーの結婚式」
またしても結婚式のエピソードです。そして、こちらでもショッキングな出来事が起こります。キャストの演技が素晴らしいのはもちろん、こういったエピソードにしては類を見ない珍しい形式を取っています。その試みは成功し、現時点でシリーズ最高の評価を得ています。
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12位『進撃の巨人』シーズン4第21話「二千年前の君から」
11位『進撃の巨人』シーズン4第20話「未来の記憶」
10位『ブレイキング・バッド』シーズン4第13話「フェイス・オフ」
名作ドラマ『ブレイキング・バッド』シーズン4の最終話では、ウォルター・ホワイトとガス・フリングの対決が描かれます。新旧の麻薬王2人の究極の頭脳合戦の結果やいかに⁉ 最後の最後でささやかに明かされる真実にも驚愕させられます。
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9位『進撃の巨人』シーズン4第7話「強襲」
8位『コードギアス 反逆のルルーシュ』シーズン2第25話「Re;」
7位『ベター・コール・ソウル』シーズン6第7話「計画と実行」
『ベター・コール・ソウル』は、『ブレイキング・バッド』の前日譚であるため、本来ならば、視聴者がその先の展開を予測しやすいという弱点を持っていてもおかしくないはずです。しかし、このドラマには予想外のサプライズがいくつも登場します。また、このドラマのもう1人の主人公、キム・ウェクスラーが引き返すことのできないある重大な決断をするエピソードでもあります。
6位『アバター 伝説の少年アン』シーズン3第21話「ソジンの彗星 その4 アバター・アン」
5位『ヴィンランド・サガ』シーズン1第24話「END OF PROLOGUE」
4位『ボージャック・ホースマン』シーズン6第15話「途中で見た景色」
3位『進撃の巨人』シーズン3第18話「白昼」
2位『シックス・フィート・アンダー』シーズン5第12話「未来」
テレビドラマ史上最高のフィナーレは？という話題になったら必ず筆頭に挙げられるのが『シックス・フィート・アンダー』の最終回です。葬儀屋を営む一家を描いたこのHBOドラマの最終回には必ずや圧倒され、涙を流すこと必至です。冗談でも何でもなく、実際に私はこれを見て号泣しました。
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1位『ブレイキング・バッド』シーズン5第14話「オジマンディアス」
すべてのTV番組のエピソードの中で、唯一10点満点を獲得しているのが、ドラマ『ブレイキング・バッド』の伝説的エピソード。最終回の2話前のこのエピソードでは、ある衝撃的な出来事が起こり、主人公のウォルター・ホワイトは大きな決断をします。サプライズが満載のエピソードであるとともに、ブライアン・クランストンらの演技もシリーズトップクラス。監督は、ライアン・ジョンソン。
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概観
こうやって見ると、アニメの多さに驚かされます。『進撃の巨人』が7話、その他の日本のアニメが4話、アメリカのアニメが5話ランクインしています。『進撃の巨人』がべらぼうに強いのですが、実際、日本だけでなく世界的にも非常に人気のある作品のようです。
アニメの数が多い理由としては、その作品自体の質が高いことに加えて、アニメはアニメ好きしか観ないということも挙げられるでしょう。アニメは基本的にアニメが好きな人が見るのに対し、実写ドラマはただ放送されているから、あるいは話題になっているからという理由で見る人も少なくありません。そのため、アニメの方が結果的に高評価が多くなっていることは考えられます。
残りの14話分の実写ドラマに目を向けてみると、『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』が合計で5話で最多となっています。非常によくできたドラマであるのはもちろん、アメリカの人にとても愛されています。あとは『ゲーム・オブ・スローンズ』が3話、『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』『メディア王～華麗なる一族～』がそれぞれ2話、『シックス・フィート・アンダー』と『ドクター・フー』が1話ずつランクインしています。
今回のトップ30の中でも、『ベター・コール・ソウル』の2つのエピソードは昨年、『メディア王～華麗なる一族～』の「コナーの結婚式」に関してはつい先日、放送されたばかりです。これからまだまだ面白いドラマが観られることは、十分期待できそうです。
ランキング参照ページ：TV Episode, Rating Count at least 1,000 (Sorted by IMDb Rating Descending) - IMDb
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