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2020年下半期に期待の新作海外ドラマ10選+α

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 近年の海外ドラマ界では、毎年質の高い作品が数多く製作されています。今年に入り、HBO Maxやpeacockといった動画配信も開始され、さらに海外ドラマ界は幅広くなっています。そこで、2020年下半期に公開される期待の新作海外ドラマ10本を紹介していきたいと思います。リドリー・スコット監督のSFドラマからジョーダン・ピール製作のHBOドラマ、さらに全世界待望のMarvelドラマまで一気にご紹介!

※今回はNetflixオリジナル作品は扱っていません。

 

 

 

 

『ラブクラフト・カントリー』(HBO)

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 『ゲーム・オブ・スローンズ』や『ウエストワールド』といった名作ドラマで知られるHBOでは、今年8月16日から新作ドラマ『ラブクラフト・カントリー』を放送予定。人種差別の根強かった1950年代のアメリカを舞台に、主人公の青年がラブクラフトの小説風のモンスターたちに襲われるホラーだそうです。製作総指揮で、『ゲット・アウト』や『アス』といった人種差別をテーマにした新感覚ホラーを続々と生み出しているジョーダン・ピールが参加しています。

 

『The Undoing』(HBO)

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 HBOから期待作をもう一本。『The Undoing』は、完璧とも思える家庭が、夫の失踪をきっかけに狂わされていく様を描くミニシリーズです。このあらすじだけを聞いて『ビッグ・リトル・ライズ』を思い起こした方は鋭い。脚本は『ビッグ・リトル・ライズ』と同じくデヴィッド・E・ケリーが手掛け、ニコール・キッドマンも出演します。他に、ヒュー・グラントも出演します。

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『Raised by Wolves』(HBO Max)

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 今年5月からアメリカで始まったワーナーメディアの動画配信サービス「HBO Max」にも期待作が目白押し。その中でもリドリー・スコットが手掛ける『Raised by Wolves』に注目。これは、子供を育てる2体のアンドロイドを主人公とするSFドラマだそう。リドリー・スコットは、これまでにも『グッド・ワイフ』や『ザ・テラー』などのドラマをプロデュースしてきましたが、実際に自らが監督するのは今回が初になります。

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『Brave New World すばらしい新世界』(peacock)

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 今年7月からアメリカで始まるNBCユニバーサルが提供する「peacock」にもオリジナル作品が多数あります。『Brave New World すばらしい新世界』は、オルダス・ハクスリーのディストピア小説を原作とするSFドラマです。原作が名作として名高いだけに、このドラマ化にも大きな期待が掛かります。

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『Y: The Last Man』(FX)

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 SF繋がりでもう一本。『Y: The Last Man』は、世界中の哺乳類のオスが絶滅したことで、地球で唯一の男を主人公とするブライアン・K・ヴォーンの同名アメコミを原作としています。この原作は、アメコミ(といかグラフィックノベルと言った方が良いかな)の名作として高く評価されています。 

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『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』(Disney+)

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 今年5月から日本でもサービスが始まったDisney+(実際にはあくまでも日本版なので、色々と違うらしいですが)。おそらくDisney+の一番の期待作は、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』『ワンダ・ヴィジョン』『ホークアイ』などのMarvelドラマなのでしょう。これまでもNetfliexとABCを中心としてMarvelドラマはいくつもあったのですが、これからはMarvel映画との関わりも深くなります。Marvelファンにとっては必見の作品となりそうです。

追記:『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』は公開延期され、今年中には観ることが出来なくなりました。Marvelドラマ『ワンダヴィジョン』は、12月から日本でも配信予定です。

 

『ライトスタッフ』(Disney+)

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 もちろんDisney+で配信されるドラマはMarvel作品だけではありません。実は、ドラマ版『ライトスタッフ』も今年中の配信が予定されています。『ライトスタッフ』といえば、NASAの有人宇宙飛行計画を描いた1983年公開のフィリップ・カウフマン監督の同名映画が有名ですが、実はこれには原作のドキュメンタリー小説があります。今回のドラマ版は、同じ小説を原作として製作されるそうです。

 

『リトル・ヴォイス』(Apple TV+)

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 昨年から始まったApple TV+は、あまり話題にはなっていないものの、『ザ・モーニング・ショー』など秀作ドラマをいくつか生み出しています。そんなApple TV+の期待の新作はJ.J.エイブラムスが製作総指揮を務める音楽ドラマ『リトル・ヴォイス』。主演は、同じく音楽業界を舞台にした『STAR 夢の代償』に主演したブリタニー・オグラディです。7月10日に配信予定なので、この記事が読まれるときにはもう配信されているかもしれません。 

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『The Good Lord Bird』(Showtime)

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  ジェームズ・マクブライドの同名小説を原作とする『The Good Lord Bird』も放送前ながら既に注目を集めています。南北戦争時代を舞台に、奴隷の青年を主人公にして書かれたこの小説は、世界中でいくつもの賞を受賞しました。ドラマ版では、イーサン・ホークが準主演とクリエイターを務めます。

 

『ユートピア』(Amazon)

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 最後に紹介したいのが、Amazon が製作しているドラマ『ユートピア』。これは、2013年からイギリスのチャンネル4で2シーズンが放送され、国際エミー賞なども受賞した同名ドラマのリメイクとなります。脚本は、映画『ゴーン・ガール』やドラマ『シャープ・オブジェクツ』の原作を手掛けたギリアン・フリンが担当します。カルト的な人気を集めイギリス版『ユートピア』がどのような形でリメイクされるのか楽しみです。

 

イギリス版の紹介&感想はこちら↓

海外ドラマ『ユートピア』シーズン1~独特のデザインと音楽がクセになる~ - 海外ドラマパンチ

 

おまけ『ナルコス VS ゾンビ』(Amazon)

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 『ナルコス』は、メキシコの麻薬王パブロ・エスコバルを主人公とするNetflixの人気ドラマで、ご存じの方もいるでしょう。メキシコで現在製作中のドラマ『ナルコス VS  ゾンビ』は、この『ナルコス』とは何の関係もありません。麻薬売人の男が、軍事実験の失敗によりゾンビ軍団と化したアメリカ軍隊と戦う話らしいです。何ともZ級映画のようなタイトルと内容なのですが、こんなドラマも作られるぐらい現在ドラマ界は成熟(?)してきたのですね。

 

 

 

まとめ

 以上、2020年下半期に公開される期待の新作海外ドラマ10本を紹介してきました。今年は、コロナ禍の影響によりドラマ等の撮影・製作もなかなか進まない状況になっています。その中でも、遠隔作業により製作を進めているものも多く、2020年下半期には何とか新作ドラマが完成していくるのではないかと思います。

 

 また、今年のアメリカではBlack Lives Matter運動が非常に活発になっており、このような要素も今後のドラマの中に取り入れらていくのかもしれません。去年の作品ですが、HBOドラマ『ウォッチメン』はその好例ですし、今回紹介したものの中でも『ラブクラフト・カントリー』『The Good Lord Bird』などもそういった点で注目を集めそうです。

 

 また、映画業界の人間がテレビドラマに進出する流れは今後もますます加速していきそうです。『ラブクラフト・カントリー』ではジョーダン・ピール、『The Good Lord Bird』ではイーサン・ホークがドラマ製作に参加することになります。また、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』は、Marvel映画との関連も非常に深いので、この作品によりこれまでテレビドラマをあまり観てこなかった人にとっても観始めるきっかけになりそうです。

 

 個人的に一番楽しみなのは、HBO Maxの『Raised by Wolves』。リドリー・スコットと言えば、『エイリアン』や『ブレードランナー』の監督なので、この人がSFを撮るとなったら、そりゃ期待しないわけにはいきません。

 

 Amazonの『ユートピア』も楽しみですね。イギリス版『ユートピア』といえば、その予測不可能なストーリーもさることながら、インパクト抜群のデザインが印象的です。リメイク版では、このあたりがどのように調理されるのかも気になります。

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