Because I could not stop.
- Emily Dickinson, Dickinson season 1 episode 1
Apple TV+を観られるならばぜひ観てほしいのがドラマ『ディキンスン~若き女性詩人の憂鬱~』です。19世紀に実在した詩人のエミリー・ディキンソンの物語でありながら、現代のヒット曲を用いたポップな作風は唯一無二。今回は、ヘイリー・スタインフェルド主演のドラマ『ディキンスン』のネタバレなし紹介です。
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基本データ
- 原題:Dickinson
- 配信元:Apple TV+
- 配信開始日:2019年11月1日
- 話数:10
- 一話あたりの長さ:26~34分
- 主題歌:”Afterlife" Hailee Steinfeld
- あらすじ:19世紀、アメリカの田舎町アマーストに、エミリ・ディキンスンは家族とともに住んでいた。詩人として活躍したいと願うが、何をしようとしても父親は反対するばかり。
予告編
ドラマ『ディキンスン~若き女性詩人の憂鬱~』はApple TV+で独占配信中。Apple TV+は初回7日間無料、その後は月額900円(税込)です。Apple TV+で配信されている作品は、すべてここでしか観ることができない独占配信作品です。
登場人物
エミリ・ディキンスン/ヘイリー・スタインフェルド
ディキンスン家の長女。詩人を自称しており、周囲からは変人扱いをされる。孤独と自然を好む。演じるヘイリー・スタインフェルドは、『ピッチ・パーフェクト』シリーズや『バンブルビー』などで人気の女優。『トゥルー・グリッド』のときから、何かと気丈な少女の役が多い。
エドワード・ディキンスン/トビー・ハス
ディキンスン家の長。国会議員に立候補するなど、地元では名士として知られる。当時の常識であった、女性は家にいるべきだという考えを頑なに持っており、エミリがしようとすることに片端から反対する。
ミセス・ディキンスン/ジェーン・クラコウスキー
エドワードの妻。当時のしきたりに従い、家事に勤しんでいる。奔放なエミリに対しては、女性らしい振舞いをしてほしいと思っている。
オースティン・ディキンスン/エイドリアン・ブレイク・アンスコー
ディキンスン家の長男。スーとの結婚を発表する。
ラヴィニア・ディキンスン/アンナ・バリシニコフ
ディキンスン家の次女。エミリよりは家事が得意。ジョセフに恋をしている。何気に、エミリより変人なところがある。
スー・ギルバート/エラ・ハント
エミリの親友。家族を全員亡くしている。オースティンとの結婚を発表した。演じるエラ・ハントは、昨年の映画『アナと世界の終わり』に主演した注目女優。前作では歌って踊ってゾンビを倒していたが、今作では一転変わって控えめな女性を演じる。
感想
『ディキンスン』は、舞台は19世紀でありながらも、現代コメディ色が濃いドラマになっています。話している言葉が完全に現代語で、やっていることもコメディドラマでしばしばあるものです。第3話のパーティーは、こういったドラマでは一種の定番のようなもの。加えて、ビリー・アイリッシュなど、現代の音楽が多く使用されています。
一見、ドラマの時代設定と合わないこれらの演出ですが、時代に反抗するエミリの心意気にはちょうど良い。エミリ・ディキンスンは、女性は家にいるべきといった当時の常識に囚われない人物だったのだから。
さらに特徴的なのが、エミリの幻想を表現した映像の数々。死の使者みたいな人が出てきたり、大きな蜂が登場したりします。これらの映像は、とても美しいのです。また、そもそも技術的な話ですが、Apple TV+の画質が良い。これは、今回Apple TV+を観て初めて気づきました
ヘイリー・スタインフェルドは、もはや十八番となっているのか、気丈で反抗的な少女という役どころを演じています。映画『トゥルー・グリッド』も『スウィート17モンスター』も『バンブルビー』も、その点では共通しています。嫌いなわけではありません。むしろ大好き。さすがの安定感さえあります。
そして、自分が以前から推しているエラ・ハントが出ているのは、非常にポイントが高い。しかも、ヘイリーと両想いという設定!自分のためにこのドラマを作ってくれたの笑?
エラ・ハントの出演作はまだ少ないのですが、本当に美しい女優さんだなと思っています。このドラマでは、エラ・ハントの花嫁姿も見られたりして、自分としてはそれだけでもとても嬉しかったです。
なぜか、Apple TV+は『ディキンスン』をR18指定にしていますが、そんなものは無視して良いでしょう。そもそも若者の視聴者を増やしたいという目的もあって、ヘイリー・スタインフェルドなどフレッシュなキャストを起用していると思うので。せいぜいPG12が妥当なので、中高生の方も遠慮なく観て良いと思います。
シーズン2はどうなる?
Apple TV+のドラマ『ディキンスン~若き女性詩人の憂鬱~』は、すでにシーズン2の制作が決定しています。配信日は未定ですが、メインキャストは全員続投するようです。
シーズン2から新たに、『Marvel アイアン・フィスト』の主演のフィン・ジョーンズが参加すると発表されています。また、Netflix映画『ホーム・アゲイン』のピコ・アレクサンダーも出演します。
追記:先日、『ディキンスン』シーズン2が2021年1月8日からApple TV+にて配信されることが決定しました。さらに、シーズン2の公開前でありながら、早くもシーズン3への更新も決定!ヤッター!
↓シーズン2の特別映像も公開
追記:シーズン3をもって完結することになりました。2021年11月から配信。
シーズン1感想まとめ
以上、Apple TV+のコメディドラマ『ディキンスン~若き女性詩人の憂鬱~』の紹介をしてきました。まだまだApple TV+のドラマ作品数は少ないですが、『ディキンスン』のような小粒の良作が観られるのは楽しみです。