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海外ドラマ『デクスター』シーズン3感想:デクスターと友情

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There are many ways to stop the heart. Electric shock, bad diet... Sever the aorta - my personal favorite.

- Dexter Morgan in Dexter season 3

※sever: 切断する aorta: 大動脈

 

 リタとの関係も上手く行き、夜の”お仕事”も順調なデクスター。シーズン3では、ついに親友が出来ます。それも、シリアルキラーではありません。果たしてミゲル・プラドとの友情は上手くいったのか?

 

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海外ドラマ『デクスター』シーズン3基本データ

・原題:Dexter

・放送局:Showtime

・放送日:2008年9月28日~12月14日

・話数:12

・主演:マイケル・C・ホール

・あらすじ:

 麻薬売人のフリーボを殺そうとしたデクスターは、誤ってオスカー・プラドを殺してしまう。彼は、検事補のミゲル・プラドの弟であった。数日後にフリーボを殺したところを、ミゲルに見つかってしまうが、ミゲルはデクスターを通報するどころか、逆に感謝するのだった。そこから、2人の奇妙な友情関係が始まる。

 

『デクスター』シーズン3感想(ネタバレ)

 デクスターの表の顔はいたって普通の鑑識官ですが、裏の顔は連続殺人犯です。以前までは、この裏の顔を知っているのは父親のハリーと、ビニールで机の上にぐるぐる巻きにされた人物だけでした。しかし、冷凍車キラー事件以降、ビニールぐるぐる巻きにならずとも、デクスターを理解する者が続々と現れます。

 

 最初に現れた冷凍車キラーことルディは、デクスターの実の兄であり、子供の頃に目の前で母親が惨殺される経験を共にしています。デクスターを本当に理解できるのは、今でもルディだと思うのですが、ルディは悪質な連続殺人鬼です。”掟”を大事にするデクスターにとって、意味もなく殺人をするルディを許すことは出来ませんでした。

 

 次に現れたのが、依存症グループで出会ったライラです。彼女は、デクスターの内に怪物が潜んでいることを、鋭く見抜きます。しかし、ライラは闇を持つデクスターに固執するようになり、最終的には身の破滅を迎えます。

 

 今回現れたのは、検事補のミゲル・プラド。ミゲルが他の2人と違うのが、正義を行う者としてデクスターを理解した点です。ルディとライラは、デクスターの怪物の側面から理解していました。ミゲルは長年、法執行機関におり、正義に関しては悔しい経験もたくさんしてきているので、Dark Defender(闇の守護者)としてのデクスターの行動に賛同を示します。

 

 また、ルディやライラと異なり、ミゲルは理性的な人物です。徐々にデクスターもミゲルに心を許すようになり、最終的には一緒に殺しを行うようになります。しかし、ミゲルはデクスターとつるんでいたのは、実は敵の弁護士を殺すためであったのです。2人が仲良くなったのは、ともに理性的な人物だったからだと思うのですが、ミゲルはその冷静さでもって、デクスターを騙す計画を実行していました。

 

 結局は、ミゲルを生かしておくわけにはいかず、ビニールぐるぐる巻きにしてしまいます。デクスターは、またしても理解者を失うことになりました。真の理解者を得ても、最終的には自分の手で殺さなければならないのは、デクスターが怪物を宿している限り払い続ける代償なのでしょう。

 

マイアミ警察署殺人課メンバー

マリア・ラゲルタ警部補

 殺人課のチーフ。相棒のドークスに続き、親しくなったばかりの弁護士まで亡くしてしまい、さすがに不幸が続きすぎて可哀そう。

 

エンジェル・バティスタ巡査部長

 優しくて誠実で頼れる良い奴。妻と離婚したばかりで、傷心気味だった。風紀課の女性刑事と出会い、順調に関係を進めている。このドラマに登場する人物と友達なれるなら、絶対にエンジェルが良い。

 

デボラ・モーガン

 元風紀課巡査。仕事に対しては人一倍真面目に取り組むが、それゆえに事件にのめり込みすぎる傾向がある。fuckという言葉を使わなければ会話ができない。

 

ヴィンス・マスオカ

 鑑識課。学術誌に記事を投稿して、講演をするぐらいなので、そこそこに優秀だと思われる。下ネタを禁止されたら、喋ることが出来なくなる。一応日系だが、日本のことを知っているわけではない。

 

ジョーイ・クイン

 風紀課から殺人課に異動してきた。アントンを情報屋として使っていたが、実は彼は正式な情報屋としては登録されていなかっったりと、どこか怪しいところのある警官。

 

 

 

まとめ

 デクスターに、まさかの親友が出来るシーズン3でした。デクスターの内なる怪物を、彼の孤独につけ入って利用しようとするミゲル・プラド。なかなか切れ者だったと思います。ただの殺人狂ではなく、知性のある殺人犯が登場すると、面白くなってきますね。

 

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