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映画『アントラージュ★オレたちのハリウッド:ザ・ムービー』を観ました!

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 オー、イエー!オー、イエー!ヴィンスたちの旅はまだ終わってないぜ。HBOの大ヒットドラマ『アントラージュ★オレたちのハリウッド』は、2013年に第8シーズをもって完結したのですが、実はまだ続きがあります。それが、4年後に公開された映画『アントラージュ★オレたちのハリウッド:ザ・ムービー』です。

 

 今回は、日本でこの『アントラージュ★オレたちのハリウッド:ザ・ムービー』を観る方法と、ネタバレあらすじ&感想を紹介します。

↓ドラマ版のネタバレなしの紹介はこちら。映画版の予備知識も含めて。

海外ドラマ『アントラージュ★オレたちのハリウッド』~圧倒的なリアリティで描かれる映画制作の裏側~ - 海外ドラマパンチ

 

 

 

『アントラージュ★オレたちのハリウッド:ザ・ムービー』を観るには?

『アントラージュ★オレたちのハリウッド:ザ・ムービー』予告編

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 日本では現在いずれの動画配信サービスでも、『アントラージュ★オレたちのハリウッド:ザ・ムービー』は配信されていません。以前はdTVで配信されていたのですが、今は配信終了しています。日本版DVDもなく、有料デジタル配信もないため、日本語字幕の付いたバージョンを観ることは実質的に不可能です。

 

※追記:2021年11月現在、U-Nextで見放題配信されています。なお、ドラマ版はAmazonプライムビデオで有料配信されています。

 

 でも、諦めないでください。英語版のDVDならば、アメリカなどで発売されています。新作映画というわけではないので、輸入盤でも、それほど高い値段ではありません。

 

 英語が得意な方ならば勿論何の問題もないのですが、英語が不安だという方でも大丈夫です。これまでドラマ版を観てきたならば、彼らのしている会話は何となくわかると思います。この記事には、ネタバレあらすじも書いているので、それを参考にしても良いと思います。この映画は、内容を楽しむというよりは、雰囲気を楽しむようなところがありますからね。

 

↓これは、ポーランド版のDVDなのですが、リージョン2で日本と同じなので、PCならば問題なく再生できます。ただし、PAL方式なので、日本の一般的なDVDプレイヤーでは再生できません。オリジナルの英語音声、英語字幕が付いているので、これが一番安くて良いんじゃないかな(北米版DVDだと、リージョンが違うので面倒)

 

登場人物

ドラマからのレギュラー

ヴィンセント・チェイス:若手ハリウッドスター。ヴィンス。

エリック・マーフィー:ヴィンスの幼馴染み兼マネージャー。E。

ジョニー・ドラマ:ヴィンスの兄。売れない俳優。

タートル:ヴィンスの幼馴染み。今は無職だが、お金には困っていない。

アリ・ゴールド:ヴィンスの元マネージャー。今は映画製作会社の偉い人。

ロイド:アリのアシスタントでゲイ。

スローン:エリックの妻。

 

カメオ出演(本人役)

リーアム・ニーソン 映画『96時間』シリーズ主演

アーミー・ハマー 映画『コードネームU.N.C.L.E.』主演

マーク・ウォールバーグ 映画『テッド』主演

リチャード・シフ ドラマ『ザ・ホワイトハウス』

ジェシカ・アルバ ドラマ『ダーク・エンジェル』主演

ジョージ・タケイ 『スター・トレック』シリーズ

ボブ・サゲット ドラマ『フルハウス』

デヴィッド・アークエット 映画『スクリーム』シリーズ主演

ジョン・ファヴロー 映画『アイアンマン』監督

エミリー・ラタコウスキー モデル

ニーナ・アグダル モデル

アリッサ・ミラー モデル

ファレル・ウィリアムス 歌手

T.I. ラッパー

マイク・タイソン プロボクサー

ウォーレン・バフェット 投資家

マーク・キューバン 実業家

 

あらすじ(ネタバレ)

 ファイナルシーズンでめでたくソフィアと結婚したヴィンスだったが、その結婚生活は9日で終わってしまった。アリは、新たな映画の企画を聞きつけ、ヴィンスに主演をするように言う。ヴィンスが主演だけでなく監督もしたいと言い出したので、『ジキルとハイド』の現代版である映画『ハイド』は、ヴィンセント・チェイス監督・主演で制作された。

 

 映画完成直前に、ヴィンスが予算が足りなくなったと言うので、アリは資産家のラーセン・マクドレル(ビリー・ボブ・ソーントン)とその息子のトラビス(ハーレイ・ジョエル・オスメント)に出資を依頼する。その際に、2人は映画の試写をしてほしいと言う。しかし、ヴィンスはまだ完成していない映画に自信を持てず、ためらっていた。結局、アリとトラビスには見せることにしたところ、アリは映画を絶賛する一方、トラビスは色々とケチをつけ始めた。

 

 トラビスの要求にはヴィンスもアリも応じられず、アリは製作から降りるように要求される。トラビスがケチを付けていた理由は、エミリー・ラタコウスキーとヴィンスが付き合い始めたことに嫉妬していたためだと分かったが、それでもアリは降板を要求される。アリは会社を辞める決断をし、その退職金を『ハイド』に出資する。結果、映画は大成功し、ジョニーはゴールデングローブ賞で助演男優賞を獲得する。

 

 シーズン8の最後でエリックとの子供を妊娠していたスローンは、無事出産をし、息子をライアン・マーフィー(『Glee』『アメリカン・ホラー・ストーリー』のプロデューサーと同名)と名付ける。タートルは、女子プロレスラーのロンダ・ラウジーと付き合い始める。ロイドは、トムではない別の男と幸せな結婚式を挙げる。

 

 

感想

 まずは、観られて良かった。ドラマ版をずっと観てきた人ならば、まず彼らが映画の中で元気にやっているのを見て、嬉しくならずにはいられません。相変わらず、ヴィンスは優柔不断で、Eは女性問題を抱え、アリは怒鳴り、ジョニーは俳優として認知されていません(笑)

 

 映画の内容自体も、これまでとさほど変わったところはないでしょう。厳しめに言うなら、ヴィンスが離婚し、Eがまたまたスローンと険悪な仲になっているので、ドラマ版の最終回の意味がほぼなかったことになっています。あの最終回も凄く良かったので、あれを無にしてしまうのはちょっともったいない。

 

 それでも、『アントラージュ』ファンなら、楽しめること間違いなしです。いわばファンムービーに近いのかもしれません。カウンセリング中に電話に出てしまうアリ、運転しながら電話に出るアリ、電話に向かって叫ぶアリ。もう最高ですね。4人のクイーンズ時代の話もちょこっと出てきたり、終盤では4人が同時に車から乗るシーン(ドラマ版OPのオマージュ)もあったりして、本当に楽しい。

 

↓ドラマ版のオープニング。ノリノリで実に良い。

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 ヴィンス達の友情みたいなものも良いですよね。がっつり友情を示すというよりは、下らないやり取りをずっとしながらも、大変なときにはさらっと支えるみたいな関係性。実際、友達との関係ってそんな感じじゃないでしょうか。「ファイトー!いっぱ~つ!」みたいなものではありません。ドラマ版から続いてきた、独特だけどリアルな友情が、ここでも見事に表れています。

 

 『アントラージュ★オレたちのハリウッド:ザ・ムービー』は、愛すべきシリーズの劇場版にふさわしい、愛すべき映画でした。

 

↓ドラマ版のネタバレ感想を兼ねて、ヴィンセント・チェイスの活躍を振り返る

それ、『アントラージュ★オレたちのハリウッド』のパクリじゃね? - 海外ドラマパンチ

 

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