エマ・ダーシーは、今後、注目度が一気に高まることが確実なイギリス出身俳優の一人です。日本で公開されているエマの出演作はわずかなので、今はあまり馴染みのない名前かもしれませんが、特に2022年以降は、その名前をよく耳にすることになるでしょう。今回は、そんなエマ・ダーシーのプロフィールと出演作を紹介します。
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エマ・ダーシーのプロフィール
エマ・ダーシー(Emma D'Arcy)は、1992年6月27日に、イギリスのロンドンに生まれました。オックスフォード大学のRuskin School of Artで、芸術を学びました。作家のジョン・アップダイクも、ここの卒業生です。
大学卒業後は、主に舞台の世界で活躍しています。2015年の舞台「ロミオとジュリエット」ではロミオ役を演じ、東京芸術劇場でも公演されました。この舞台では、ロミオもジュリエットも女性として描かれていました。日本語の劇評が一つだけ見つかったので、リンクを貼っておきます。
【劇レポ】近未来の『ロミオとジュリエット』~オクスフォード大学演劇協会 | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス
エマ・ダーシーは、2017年にロンドンのアルメイダ劇場で上演された舞台「Against」に出演し、ベン・ウィショーとも共演しました。2018年には、Netflixのドラマ『ワンダーラスト:幸せになるためのセラピー』でスクリーンデビューをします。
エマは、自らをノンバイナリーとしており、男性または女性のどちらともジェンダーの定義をしていません。身長は172㎝。また、一応公式のSNSをやっていますが、ツイッターのアカウントは非公開で、インスタグラムの投稿はほとんどが日常の風景の写真なので、パーソナルな部分はほとんど明らかにしていません。
なお、一部の日本語サイトでは名前が「エマ・ディダンド・アーシー」と表記されていますが、裏が取れませんでした。もしかしたら、本名がそうなのかもしれませんが、芸名に関してはEmma D'Arcyで統一されています。
エマ・ダーシーの出演作
『ワンダーラスト:幸せになるためのセラピー』2018年
『ワンダーラスト』は、2018年にNetflixとBBCが共同製作した、トニ・コレット主演のドラマです。エマ・ダーシーは、このドラマでスクリーンデビューするとともに、レギュラー出演しています。シーズン1の公開から2年以上経っていますが、シーズン2の情報はまだ出ていません。おそらく打ち切りです。
『ハンナ~殺人兵器になった少女~』2020年
Amazonオリジナルドラマ『ハンナ』シーズン2にもエマ・ダーシーは出演しています。2話だけですが。
『トゥルース・シーカーズ~俺たち、パラノーマル解決隊~』2020年
『ハンナ』に続き、Amazonオリジナルドラマ『トゥルース・シーカーズ』に、今度はメインキャストの一人として出演しています。幽霊に憑りつかれている謎の人物アストリッドを演じていました。心にトラウマを抱えていながら、どこかコミカルなアストリッドの様子は、とても印象に残っています。しかしながら、ドラマ自体はシーズン1で打ち切りが決定しました。
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『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』2022年
先日、エマ・ダーシーは、2022年に公開予定の『ゲーム・オブ・スローンズ』の前日譚ドラマ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』に出演することが発表されました。レイニラ・ターガリエンを演じます。レイニラは「男に生まれなかった以外、すべてを持っているドラゴンライダー」だそう。強そう。なお、シーズン1の前半では、エマではなくミリー・オールコックが若い時代のレイニラを演じます。
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エマ・ダーシーのInstagram画像
先ほども書いた通り、エマは個人情報をあまり出さない人なので、Instagramも風景写真が多め。ごくたまに自分の写真を投稿しているので、一部を紹介します。
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追記:ついに『ハウス・オブ・ドラゴン』のキャラクター写真が公開されました。一枚目の左側にいるのがエマ・ダーシーです。右側はマット・スミス。
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エマ・ダーシーのまとめ
以上、エマ・ダーシーのプロフィールを紹介してきました。エマは、映画・ドラマの出演作が多いわけではないので、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』に大抜擢という言い方にはなると思いますが、舞台での経験は豊富。『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』で演じるレイニラ・ターガリエンというキャラクターも奥が深そうなので、これは期待して良いのではないでしょうか。