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海外ドラママニアが語る『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』の注目ポイント

 あの世界的大ヒットファンタジーがついに帰ってきます。8月22日からU-NEXTで独占配信されるドラマ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』は、『ゲーム・オブ・スローンズ』の約200年前の出来事を描く前日譚ドラマです。

 

 私自身は『ゲーム・オブ・スローンズ』を放送終了後に観ました。放送当時の盛り上がりなどは全く知ることができなかったのですが、ドラマはもの凄く面白かったです。そのときは暇で、外出することが自粛されていたときでもあったので、7日間で全73話を一気見しました。1日10話以上という自分でも信じられないほどの勢いですが、それほど面白かったんです。

 

 今度の『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』は、リアルタイムで観ることができます。しかも本国と同時刻に。それはそれはもう楽しみなわけです。しかも、楽しみなポイントはさらにいくつかあります。原作の『炎と血』は未読ですが、すでにわかっている『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』最新情報を含めて、5つの注目ポイントをまとめていきます。

 

 

 

フレッシュな英国俳優陣

 主要キャストは、デイモン・ターガリエン役のマット・スミス、レイニラ・ターガリエン役のエマ・ダーシー、アリセント・ハイタワー役でオリヴィア・クックなど。いずれもイギリス出身の俳優です。

 

左から、マット・スミス、オリヴィア・クック、エマ・ダーシー

 

 おそらく最も知名度があるのはマット・スミスでしょう。イギリスの長寿SFドラマ『ドクター・フー』の11代目ドクター役でブレイクした後、『ザ・クラウン』『ラスト・ナイト・イン・ソーホー』などの作品に出演しています。コメディからシリアスまで、愛されキャラから嫌われ者まで、幅広い役をこなすことができる俳優です。

 

 オリヴィア・クックは、スピルバーグ監督の『レディ・プレイヤー1』に出演していました。映画『サウンド・オブ・メタル』『サラブレッド』などにも出ています。印象に残っているのは『サラブレッド』のときのアンニュイな少女の役なのですが、今回は全く異なる役です。未知数なところがあります。

 

 エマ・ダーシーは、主に演劇界で活動していたこともあり、映像界隈での知名度はさ高くありません。一昨年には、Amazonプライムビデオの『トゥルース・シーカーズ』に出演していましたが、大作にはまだ出演したことがありません。しかし、今回エマ・ダーシーが演じるレイニラ・ターガリエンは、物語の鍵を握る人物とも言われています。一体どのような役なのか、そしてどのような演技を見せてくれるのか期待しています。

関連記事:英国俳優エマ・ダーシーが気になる!『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』『トゥルース・シーカーズ』に出演 - 海外ドラマパンチ

 

前日譚の前日譚

 すでに発表されているキャストの中には、レイニラの若い頃を演じるミリー・オールコックとアリセント・ハイタワーの若い頃を演じるエミリー・キャリーも含まれています。若いとは言っても、どちらの役者も20歳前後なので、登場人物もこのくらいの年齢だと思われます。

 

左がミリー・オールコック、右がエミリー・キャリー

 

 これは『ゲーム・オブ・スローンズ』のときとは大きな違いです。『ゲーム・オブ・スローンズ』には、ほとんど回想シーンがありませんでした。いくつかはありましたが、いずれも短いもので、メインキャストに名を連ねるほどの尺はありませんでした。逆に、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』では、レイニラとアリセントの若い頃の話も多く描かれることになると予想されます。

 

 つまり、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』には、ストーリーラインが2つあります。メインストーリーとその10年くらい前の話です。さらに推測を進めてみます。現時点で、若い頃を演じるキャストは2人しか発表されておらず、とするとこの2人のキャラクターの物語は必然的に多く描かれることになります。そのため、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』は、限られた数人の主人公が主導するタイプのドラマになる可能性があります。

 

 『ゲーム・オブ・スローンズ』は、主要キャラクターだけでも非常に多く、決まった主人公さえいません。一方、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』も群像劇だとしても、少ない人数の主人公にフォーカスした展開をしていくのではないかと考えています。

 

本家よりも壮大?

 『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』については、大まかな制作費がすでに判明しています。米Varietyによると、シーズン1の1話あたりの制作費は2,000万ドル。『ゲーム・オブ・スローンズ』の場合は、シーズン1のときは1話あたり600万ドル、最終章でも1,500万ドルほどだったので、それらを大幅に上回る予算で制作されていることになります。

参考記事:「ゲーム・オブ・スローンズ」新ドラマ、シーズン1予算は250億円超え ─ メインシリーズ上回る | THE RIVER

 

 『ゲーム・オブ・スローンズ』以降、似たような大規模ファンタジー/SFドラマを作ろうと各放送局・ストリーミングサービスは争っています。特に、Amazonは力が入っており、2021年には『ホイール・オブ・タイム』、2022年秋には『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』と、相次いで大作ファンタジーを打ち出しています。後者の制作費はテレビドラマ史上最高額となる1話あたり約4,500万ドル。しかも『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』開始の10日後からスタートします。今年の9~10月は、この2作を同時期に観るという非常に贅沢な体験をすることができます。

 

予告編

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監督ミゲル・サポチニク

 『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』がこれほど楽しみである最大の理由は、ミゲル・サポチニクです。彼は、『ゲーム・オブ・スローンズ』で神回と言われている数々のエピソードを監督した人物です。

 

 彼が監督したシーズン5第8話「堅牢の家」、シーズン6第9話「落とし子の戦い」、シーズン6第10話「冬の狂風」、シーズン8第3話「長き夜」、シーズン8第5話「鐘」は、いずれも壮大で素晴らしい映像でした。『ゲーム・オブ・スローンズ』を名作たらしめた人物だと言って過言ではないでしょう。

 

 ミゲル・サポチニクは、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』では製作総指揮を務めており、シーズン1の第1, 6, 7話の監督も担当しています。初回からミゲル・サポチニク回というのは、非常に期待が高まります。

 

作曲ラミン・ジャワディ

 『ゲーム・オブ・スローンズ』を思い出すときに必ず一緒に思い出されるものがあります。あのテーマ曲です。デ~デ~、デデデーデ~、デデデーですね。この曲およびドラマのサウンドトラック全体を担当したのが、ハンス・ジマーの弟子の一人であるラミン・ジャワディという作曲家です。彼は、他にドラマ『ウエストワールド』や映画『パシフィック・リム』でもサウンドトラックを担当しています。

関連記事:ラミン・ジャワディって何者?『ゲーム・オブ・スローンズ』『アイアンマン』の音楽を作った凄い人! - 海外ドラマパンチ

 

『ゲーム・オブ・スローンズ』オープニング

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 そのラミン・ジャワディが、今回の『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』でも作曲を担当することになりました。それはそうでしょう。『ゲーム・オブ・スローンズ』のスピンオフドラマをやるなら、彼しかあり得ません。すでに予告編でも『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』のテーマ曲だと思われる音楽が流れています。本家のテーマ曲の要素を取り入れながらも、新しいテーマ曲が作り上げられています。

 

まとめ

 今回、ストーリーの内容には全く触れませんでしたが、それは自分が知りたくないからです。内容を知りたければ、多少でも調べればいろいろ分かると思います。原作があるので。ただ、自分はドラマのことをこれだけ楽しみにしているので、できればあまりネタバレされないで本編に臨みたいなと思っています。ということで、8月22日まであと1ヶ月足らず。今から正座して待っています。

 

 海外ドラマ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』シーズン1は、U-NEXTにて8月22日より独占最速配信予定です。

 

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