海外ドラマ『メディア王~華麗なる一族~』シーズン1第2話「狂言」のネタバレあらすじと感想です。
↓前回のあらすじ&感想
ドラマ『メディア王~華麗なる一族~』シーズン1第1話「誕生日」あらすじ&感想 - 海外ドラマパンチ
基本データ
・原題:Shit Show at the Fuck Factory
・放送日:2018年6月10日
・監督:マーク・マイロッド
・脚本:トニー・ローチ
あらすじ
ローガンが脳卒中で病院に運ばれ、生死の境を彷徨う。一族は病院に集まるが、各々何かを企み始める。ケンダルは、会社の役員会と相談を始め、その日にあったことは全てなかったことにしたいと言い出す。そうすれば、ケンダルは予定通りCEOに就任出来るからだ。しかし、シヴとローマンは断固反対を主張する。
ローマンとシヴは、ローガンの死後に議決権をマーシャに譲る文書にサインするか否かを話し合う。ローマンは、今のうちにサインをしておけば、ローガンが意識を取り戻したときに喜んでくれるだろうと言う。だが、シヴはマーシャに議決権を渡ることは絶対に許せず、サインを拒否する。しかし、シヴだけがサインを拒否したことが後に明らかになると、ローガンとの関係が悪くなるかもしれないため、シヴはグレッグに文書を持ってこないように命令する。
グレッグは、マーシャから着替えを持ってくるように言われ、家で探し物をしていた。そこで、文書を持っていくべきか否か、どのスリッパを持っていけば良いかで、ひたすら頭を悩ませたり遊んだりしていた。
トムは、シヴとの結婚の許可に関してローガンに相談するタイミングを伺っていた。ローガンが生きるか死ぬか分からない状況になり、トムは今のうちにシヴにプロポーズしてしまえば良いのではないかと考える。結果、シヴには少々引かれてしまったが、イエスの返事を得ることが出来た。
シヴとローマンは、法律顧問のジェリーにCEO就任を打診するが、断られてしまう。ローガンの腹心だったフランクにも話を持ち掛けるが、フランクは会社をクビになっており、戻ることは絶対に嫌だと言う。ローマンは、最終的に自分が臨時COO(最高執行責任者)になり、ケンダルが臨時CEOになることで合意する。
ケンダルが臨時CEOに就任することを明らかにした直後、会社は30億ドルの負債を密かに抱えており、株価が130を下回ると銀行から返済を求められる可能性があることをジェリーから知らされる。ジェリーとフランクが臨時CEO就任を断ったのは、このことを知っていたからだった。
感想
ローガンが病に倒れ、生きるか死ぬかわからない状況になったため、兄妹の間では熾烈な駆け引きが始まります。少し、状況を整理しておきます。
ケンダル:CEOになりたいけど、父に邪魔されるので今のうちにCEOになりたい。
ローマン:ケンダルはCEOになっちゃダメ。ただ、自分がCOOになれるならアリ。マーシャ文書にサインしても良いかな。
シヴ:ケンダルはCEOに絶対なっちゃダメ。マーシャ文書にサインしたくない。
トム:シヴと結婚したいけど、ローガンを怒らせたくない。
ジェリー&フランク:負債の件を知っているので、このタイミングでCEOになりたくない。
コナー:どうでも良いよ。なんなら自分がCEOになろうか。
グレッグ:え?え?え?どうしよう。
話の舞台はほぼすべて病院の中なのですが、これだけの駆け引きが行われています。この判断が後にどう出るかは、これからのお楽しみです。
ブラックジョークは前回よりも増しています。Twitterではローガンが死んだものとして、様々なジョークが飛び交っています。買収したばかりのヴォルター社からは、ロイ家のお家騒動に関する記事が、ご丁寧にも出されています。一人の人の生死が、これほど大きな規模で世界に影響を与える可能性があることが伺われます。現実にトランプ元大統領がコロナで入院したときも、色々なことが言われていましたが、そのときの状況にも似ています。
その騒動を尻目に、家へ物を取りに出かけるグレッグ。お金が足りなくなり、母親に泣きついたり、ほとんど「はじめてのおつかい」状態です。その中でも、自分はローガンから役職をもらったんだと必死に主張していますが、誰も聞いていません。唯一、トムだけはどうやら面倒を見てくれるそうなのですが、これもどうなることやら。
コナーは、……いいや。