1980年代というのは奇妙な時代です。史上最もダサいファッションがなぜか一世を風靡した時代でした。音楽は、良いものもありましたが、70年代の方が良かったかもしれません。映画は、スピルバーグ作品しかありませんでした。
というのは、80年代を生きていない私が、その時代を舞台にした映画やドラマから作った勝手なイメージです。この印象が正しいかどうかは保証しません。さすがに原色を使いまくった派手なファッションは、一部の若者しか着ていなさそうですけど。ともかく、今回は1980年代を舞台にした海外ドラマ７本を紹介します。
『ストレンジャー・シングス』
80年代ブームの火付け役にもなったNetflixの世界的ヒットドラマ。架空の町ホーキンスに住む少年たちと超能力を持つ少女が、未知の世界からやってきた怪物たちに挑む。『グーニーズ』や『ゴーストバスターズ』など、80年代のハリウッド映画へのオマージュがふんだんに詰まっている。
配信：Netflix
『ホルト・アンド・キャッチ・ファイア』
まだコンピューターが一般化し始めたばかりの時代に、PC業界で成功を目指す人々の姿を描いたドラマ。スティーブ・ジョブズのようなカリスマタイプやスティーブ・ウォズニアックのようなエンジニアタイプなど、様々な種類の業界人のリアルな人間模様をじっくり観ることができる。
配信：Hulu
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『スノーフォール』
1980年代のロサンゼルスを舞台に、クラックコカインの密売でのし上がっていく青年の姿を描いたクライムドラマ。物語はフィクションだが、クラックブームやCIAによるコカインの密輸などは実際にあった出来事。当時のロサンゼルスの雰囲気を再現することにも注力されている。
配信：Disney+（ディズニープラス）
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『ヤング・シェルドン』
大ヒットシットコム『ビッグバン・セオリー』の主人公シェルドン・クーパーの子ども時代を描いたスピンオフドラマ『ヤング・シェルドン』の舞台になっているのも80年代。ただし、高校が舞台にはなっているものの、天才のシェルドンは飛び級をしまくっているせいでまだ10歳くらいであり、そもそも流行には全く頓着しない人物なので、80年代らしさは薄め。でも、80年代に放送されていそうなファミリードラマの雰囲気は結構ある。
配信：U -NEXT
『ジ・アメリカンズ』
東西冷戦を背景に、アメリカ人のふりをしてアメリカで暮らしているソ連のスパイ夫婦の日々を描いたサスペンスドラマ。リアル志向のスパイドラマという性質上、いかにも派手なファッションや音楽はないが、主人公の夫婦は変装をして活動することが多いため、様々な大人の80年代ファッションを見ることができる。
配信：Disney+（ディズニープラス）
『ペーパーガールズ』
1988年に新聞配達のバイトをしていた4人の女子たちがタイムトラベルしてしまうSFドラマ。女子版『ストレンジャー・シングス』とも言われるが、こっちの原作コミックの方が出版されたのが先。80年代に育った子どもたちが、他の時代のテクノロジーや文化に驚いているのが面白い。
配信：Amazonプライムビデオ
『KLEO/クレオ』
こちらはドイツの80年代。ベルリンの壁崩壊直後の時代に、元諜報員のクレオが、かつて自分を陥れた人物たちに復讐をしていく。アメリカの80年代とは異なったドイツの80年代らしい独特なファッションや風景が新鮮。オシャレとダサさの境界を攻めるクレオの様々な衣装にも注目。
配信：Netflix
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