世界的大ヒットゲーム『Fallout』がついに実写化されます。2024年4月12日からAmazonプライムビデオで配信される予定のAmazon Originalドラマ『Fallout』についてわかっていることを、2023年11月28日に公開されたファーストルック画像とともにまとめました。
世界的ヒットゲームFalloutとは
Falloutは、アメリカのベセスダ社が製作しているビデオゲームシリーズ。1997年に1作目『Fallout』、その翌年に『Fallout 2』が発売されました。2008年の『Fallout 3』、2010年の『Fallout: New Vegas』、2015年の『Fallout 4』は特に高い評価を受け、世界的な人気を獲得します。2018年には『Fallout 76』が発売されました。
ゲームの舞台は、核戦争によって荒廃した未来のアメリカ。人々は戦争が勃発して以降ずっとVault（ヴォルト）と呼ばれる地下施設で生活していましたが、主人公は約200年後に地上に出てきます。ところが、地上では人々が殺し合いを繰り広げており、虫や動物たちは見たことがないほど凶暴になっていたため、この世界を生き残るために主人公は冒険をすることになります。
ドラマ版『Fallout』は、この世界観をベースにしながらも、ストーリーは新規のものになります。主人公は、Vault 33から出てきたルーシー。彼女はどんな冒険をすることになるのか。詳細はまだ全く明らかになっていないものの、ファーストルック画像を見る限り、ゲームのガジェットはかなり忠実に再現されていることが伺えます。
ドラマ版の製作陣
今回のドラマ版を手掛けるのは、ジョナサン・ノーランとリサ・ジョイのコンビ。2人は、これまでHBOのドラマ『ウエストワールド』を手掛けていました。ジョナサン・ノーランは、映画監督のクリストファー・ノーランの弟であり、映画『メメント』『プレステージ』『ダークナイト』『インターステラー』の脚本およびドラマ『PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット』の原案・脚本・製作総指揮を務めています。
ドラマ『ウエストワールド』は、過去の同名映画のリメイクでありながら全く新しいストーリーを展開しており、難解ながらも衝撃的な内容で大きな話題になりました。過去作のリメイクであることや壮大なSFドラマであることなどは今回のドラマ版『Fallout』と共通しており、十分期待することができます。
ドラマ版のキャスト
エラ・パーネル
主人公となる元Vault 33居住者のルーシーを演じる。ドラマ『イエロージャケッツ』、アニメ『アーケイン』、映画『アーミー・オブ・ザ・デッド』『マレフィセント』などに出演しており、近年は特に勢いのある若手女優。
アーロン・モーテン
マキシマス役。映画『自由への道』などに出演している。なお、隣のパワーアーマーの中に入っている人物は不明。
ウォルトン・ゴギンズ
放射性物質によって狂暴化した人間のグールを演じる。ドラマ『JUSTIFIED 俺の正義』や映画『ヘイトフル・エイト』などで悪役あるいはアンチヒーローの役を数多く演じてきた。
カイル・マクラクラン
主人公の父親役。ドラマ『ツイン・ピークス』のクーパー捜査官役として知られる俳優。
ティーザー予告編
2023年12月2日にティーザー予告が公開されました。ゲームの世界を完全に再現しているようで、さらに期待が高まります。
メインキャラクターの他に、ゲームでは主人公の良き相棒として活躍するドッグミートやデカすぎるGことラッドローチの姿も見えます。ドッグミートは、どうやら敵キャラのグールに従っているようにも見えますが、果たしてどうなのでしょう。
撮影の舞台裏
2022年10月29日に公開された特報には、製作総指揮のジョナサン・ノーランが撮影現場でインタビューされている映像が含まれています。この動画では、ジョナサンは「Falloutなんか知らないよ」というフリをしていますが、隣にいるらしいパワーアーマーを着た人からヌカコーラ（Falloutの世界で最も売れている飲料）を渡されています。
↓ ジョナサン・ノーランと主演のエラ・パーネル。こんなにダサい衣装なのに可愛すぎる。
ドラマ版『Fallout』のまとめ
Amazonプライムビデオ版『Fallout』は、2024年4月12日から配信予定。おそらく一挙配信ではなく週一配信になるかと思われます。傑作SFドラマ『ウエストワールド』を手掛けたジョナサン・ノーランとリサ・ジョイが新たに送り出すFalloutの物語が今から楽しみで仕方ありません！
