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英国ドラマ『ウェイステッド』~このナンセンスにあなたは耐えられるか⁉~

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 頭使わないものが観たいなぁ、という時もありますよね。今回は、英国発おバカコメディドラマ『ウェイステッド』を紹介!なんと『ゲーム・オブ・スローンズ』でネッド・スタークを演じたショーン・ビーンが、そのままの恰好で毎回出てくるというシュールな展開にも注目です。

 

 

 

 

英国ドラマ『ウェイステッド』基本データ

・原題:Wasted

・放送局:チャンネル4

・放送日:2016年7月26日~8月23日

・シーズン数:1

・話数:6

・一話あたりの長さ:23分

・あらすじ:

 仲良し4人組のモーフィアス、ケント、サラ、アリソンの周りは、いつもトラブルばかり。アリソンのことが好きな童貞のモーフィアスは、潜在意識のショーン・ビーンの助言のもと、彼女の気を引こうと頑張る。

・予告編(英語):

www.youtube.com

※ドラマ『ウェイステッド』シーズン1は、現在AmazonプライムとHuluで配信中。

 

英国ドラマ『ウェイステッド』紹介

 とんでもねぇードラマだ。チャンネル4は、BBCなどと同じくイギリスの公共放送局なんですが、なぜこんなナンセンスなドラマが放送できるのだろう!しかも、毎回ショーン・ビーン本人が『ゲーム・オブ・スローンズ』で演じたネッド・スタークの恰好をして出てくる笑。

 

 『ウェイステッド』の紹介とは言っても、要は「ナンセンス」という一言に尽きます。その下品さや、やりたい放題な展開が合わない人もいると思いますが、他では見られないようなドラマだとは言えると思います。それこそ、時間を無駄に(wasted)するようなドラマではありますが、突き抜けてバカなのでそこそこ面白い。必見でもないし、おすすめでもないけど、気になったら自己責任で観てみても良いと思うよというぐらいです。

 

 ショーン・ビーンが、ネッド・スタークの恰好をしているショーン・ビーン役で出てくるので、『ゲーム・オブ・スローンズ』ネタはちょくちょく出てきます。『ゲーム・オブ・スローンズ』を観ていないとわからないようなネタもあるので、観たことがある方はより楽しめます。ショーン・ビーンがあの低い声でテキトーなことを言っているだけでも笑えるんですけどね。

 

英国ドラマ『ウェイステッド』各話あらすじ&感想

第1話「Ninties Pills」

 ケントが帰ってきて、久しぶりに4人が集まる。インドに行きたいと以前から言っていたサラのために、4人は昔のクスリが埋まっているとの噂を聞いて掘りに行く。果たしてクスリは見つかったものの、モーフィアスはそんな昔のクスリの効果なんか切れているから意味がないと言って、大量に摂取する。案の定、モーフィアスは激しくトリップしてしまう。

 

 このめちゃくちゃなドラマに、いきなりショーン・ビーンが出てくるのがシュールすぎる笑。しかも、完全にネッド・スタークの恰好してる。アリソンが可愛い。

 

第2話「The Odyssey」

 4人はパブで酔っ払い、ケントはソフィ―を家に誘うも、皆で歩いて帰ることになる。ショーン・ビーンに「これはクエストだ」と言われたモーフィアスは張り切って進んでいくも、二日酔いがエスカレートするサラやノグソをするケントに悪戦苦闘する。

 

 もう下品の極みすぎて酷い(笑)。よくこんなものを公共放送で流せたな。さすがチャンネル4。ショーン・ビーンになんとか『ゲーム・オブ・スローンズ』の名言「Winter is coming.(冬来る)」を言わせようとするのが面白い。

 

第3話「The Other Pub」

 彼氏と別れたアリソンのために、4人は初めて行くパブで飲むことに。しかし、そこは学生時代の嫌いな同級生が経営していた。モーフィアスは、今がチャンス!と思い、アリソンに思いを伝えようとするも……。

 

 嫌いな同級生のあだ名が「ムーミン」なのがジワる。「ムーミン」って、別に悪口じゃないでしょ笑。キャトリン・スタークとか、ちょくちょくと『ゲーム・オブ・スローンズ』ネタが入ってくる。

 

第4話「Sweet Resolution (AKA The Berryman)」

 4人は、町で昔から行われている祭りに参加することになる。サラはコウモリ好きの男性に出会い、ケントとアリソンは強めのおクスリを摂取する。モーフィアスは、気の合う女性と出会う。

 

 サラが、コウモリ好きの男を何度も血だらけにしちゃうところでめっちゃ笑った。イギリスのコメディと言えばブラックジョークですからね。こういうの好き。モーフィアスが行為の後に「Shame, shame, shame...」と言われるシーンがありましたが、これも『ゲーム・オブ・スローンズ』ネタですね。

 

第5話「Come Down Day」

 サラがドレッドヘアの男に誘われて、アリソンとともにバーベキューに行く。しかし、いつまで経っても食べ物が出てこないことにアリソンはキレる。モーフィアスは、ケントの母親と良い感じになる。

 

 なんか、第5話はいまいち面白くなかった。なんでディジュリドゥにキレてるの⁇でも、とにかくキレまくるアリソンは、面白くて可愛かった。

 

第6話「Sex Party」

 4人はセックス・パーティーに行くことに。ついにアリソンと童貞を捨てられるチャンスだと期待したモーフィアスだったが、そんな彼をある悲劇が襲う。

 

 サラの衣装が『ブレードランナー』のプリスですね。モーフィアスが連れ込まれる部屋は映画『アイズ・ワイド・シャット』の部屋と言われていたけど、あの黄金仮面は『ゲーム・オブ・スローンズ』のハーピーの息子たちのものじゃないかな。そして、やっぱりネッド・スタークの運命は決まっているので、最後にはああなっちゃうんですよね笑。

 

グウィネス・キーワースが可愛い!

 私は英国女性に弱くてですね、『ウェイステッド』ではやっぱりアリソンが可愛かったんですよ。演じているのは、グウィネス・キーワースさんなんですが、なんと本家『ゲーム・オブ・スローンズ』にも1回だけ出演されています!シーズン5第3話に娼婦のクレア役で出演し、ピーター・ディンクレイジ(ティリオン・ラニスター役)と共演しています。

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 他に、英国ドラマ『Misfits/ミスフィッツ-俺たちエスパー!』や『ブラック・ミラー』、『ザ・クラウン』などにも出演しています。有名作品にも出演しているので、これからの活躍に期待です。

 

※実はモーフィアス役のダニー・キレインは『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン7第4話、ケント役のディラン・エドワーズはシーズン6第2話にそれぞれ出演しています。どういうキャスティングだよ笑!

 

 

 

まとめ

 wasted、すなわち酒を飲みクスリをやる4人の大人たちが、バカをやりまくる英国ドラマ『ウェイステッド』を観終わりました。時間の無駄(wasted)ではあるかもしれないし、ショーン・ビーンの無駄遣い(wasted)が良い。突き抜けたバカは面白いというのが自分の考えなのですが、『ウェイステッド』はそういうドラマですね。これはこれでアリだと思います。

 

 ていうか、よく考えたらドラマの内容と『ゲーム・オブ・スローンズ』って一ミリも被ってないよね!モーフィアス以外は、ゲースロ関連のネタもなし。なのに『ウェイステッド』は完全に『ゲーム・オブ・スローンズ』パロディだというんだから、まったく変なドラマだ。

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