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この海外ドラマが気になる<2024年2月>と配信スルーされるMGM作品の話

 今年は閏年なので、2月がいつもより1日多いです。ということは、1日無駄に過ごしても良いということですね。それでは、2024年2月の気になる海外ドラマです。

 

 

2024年1月の気になる海外ドラマ

『クリミナル・レコード』毎週金曜 Apple TV+

『マスターズ・オブ・ザ・エアー』毎週金曜 Apple TV+

『Mr. & Mrs. スミス』シーズン1 2月2日 Amazon

『ニューヨーカーの暮らし方/HOW TO WITH JOHN WILSON』2月15日 U-NEXT

『THE CURSE/ザ・カース』2月16日 U-NEXT

『SHOGUN 将軍』2月27日 Disney+

 

 Apple TV+で『マスターズ・オブ・ザ・エアー』の配信が始まりました。『バンド・オブ・ブラザース』『ザ・パシフィック』に続く戦争ドラマということで、話題になっています。

 

 Apple TV+では、ピーター・カパルディ主演の『クリミナル・レコード』も始まっています。昨年末に配信された『窓際のスパイ』と合わせて、英国サスペンスものは観ていきたいですね。

 

 Amazonの『Mr & Mrs スミス』は、アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットが主演したスパイ映画のリメイクですが、だいぶ雰囲気の違う作品になっていそうです。なにしろ、ドナルド・グローバーが真正面からハリウッド的な娯楽作品をやるとは思えませんから。何かひねくれたことろがあるんじゃないでしょうか。

 

 HBOの『ニューヨーカーの暮らし方/HOW TO WITH JOHN WILSON』は、これまでシーズン2のみがU-NEXTで配信されていましたが、今月から全シーズン揃います。ジョン・ウィルソンがニューヨーカーの日常をユーモラスに切り取ったドキュメンタリーで、気軽に観ていくことのできる楽しい作品です。

 

 U-NEXTではエマ・ストーンとネイサン・フィールダーが主演する『THE CURSE/ザ・カース』も配信されます。ネイサン・フィールダーが関わっている時点で尋常ではない作品の予感がしますが、本国での評判もそれを裏付けてくれています。今月のイチ押しドラマです。

 

 Disney+では真田広之主演の『SHOGUN 将軍』がスタート。三浦按針ことウィリアム・アダムスと当時の日本の将軍をモデルにした歴史ドラマだそう。NHKの大河ドラマ的な題材ですが、ディズニーが関わっているので、特にスケールなどの面では全く新しいものが観られるかもしれません。

 

 

配信スルーされるMGM作品

 今月から、Amazonプライムビデオで『アメリカン・フィクション』の配信が始まります。先日発表されたアカデミー賞にもノミネートされた作品ですが、日本では劇場公開されないということで、驚きの声もあったようです。

 

 背景にあるのは、数年前に行われたAmazonによるMGMの買収で、これまでにも『13人の命』『サマリタン』『ボトムス~最底で最強?な私たち~』『ソルトバーン』などが劇場公開されずにAmazonプライムビデオで独占配信されています。今後のAmazon MGMスタジオの作品は、基本的には配信限定にしていく方針かもしれません。

 

 そして、ここで私が言いたいのは、別に劇場公開されずに配信スルーになることは、殊更にガッカリするようなことでもないということです。むしろ、その方が喜ばしいことだとすら思っています。

 

 近年、日本では洋画の興行成績が全く振るいませんが、その中でも非フランチャイズ作品はもはや救いようがないレベルです。先日、劇場公開された『哀れなるものたち』はアカデミー賞にも多数ノミネートされ、映画ファンの中ではかなり話題になっていますが、それでも初登場週末の興行成績は9位です。エマ・ストーンとマーク・ラファロが出ていてもこれですから、有名スターが出ていない『アメリカン・フィクション』が劇場公開されたとしてもトップ10に入らないことは明らかです。

 

 そういったタイプの作品は、近年はもっぱらミニシアターで小規模公開されるのみです。しかも、公開されるのは本国での公開から半年や1年経ってからです。本国での情報が瞬時に伝わってくる情報化時代において、このタイムラグは大きすぎると感じます。

 

 そんなに公開が遅れるくらいだったら、素早く配信で公開してくれた方が良いと思うのです。また、ミニシアターで公開されたところで、地方に住んでいる人は観に行くことができません。つまり、地方の人はミニシアターで上映するために半年公開が遅れることのメリットは全くないので、この人たちにとっても配信公開の方が良いものだと言えます。

 

 そもそもミニシアターで鑑賞することが、自宅で鑑賞することとそれほど大きな違いがあるとも私は思っていません。ミニシアターのスクリーンはそれほど大きくないので、それなりに大きなテレビを持っていれば家でも同様の体験ができます。しかも、自宅なら劇場マナーに悩まされることもありません。

 

 今は、劇場公開でしか観られない新作が多いために映画館の方が配信よりも優れていると思われている気がします。フラットに考えれば、配信公開にも大きなメリットがあり、配信だとしても「映画を楽しむ」という体験は全く損なわれません。

 

 昔から映画館に慣れ親しんだ人にとっては「映画館で上映されない映画」をイメージするのは難しいのかもしれませんが、地方出身の自分には、映画を映画館で観る機会なんて元からほとんどありませんでした。それでも私は映画好きに育っているのですから、映画の楽しみが映画館でしか得られないものだと考えるのは違う気がします。映画館が好きならば大いに結構ですが、配信スルーになったとしても、ガッカリする必要は1ミリもありません。

 

 あと、『ボトムス~最底で最強?な私たち~』はめちゃくちゃ面白いから、絶対観てネ。

 

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