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電子書籍『海外ドラマパンチ~ピークTV時代の海外ドラマガイド~』をAmazon Kindleで出版しました!

 いつも本ブログ「海外ドラマパンチ」を訪れていただいてありがとうございます。この度、Amazon Kindleでこのブログを基にした書籍版『海外ドラマパンチ~ピークTV時代の海外ドラマガイド~』を出版しました。Kindle Unlimited読み放題でも読むことができます。

 

 この本は、これまで書いてきた500本以上の記事の中から約56本を厳選し、それらを大幅に改訂してまとめたものです。加えて、21世紀の海外ドラマを俯瞰できるような6本の書き下ろし長文コラム「ピークTVとは何か?」「アルバカーキ・サーガという伝説」「エミー賞のすべて」「ピークTV時代のコメディ」「テレビドラマが描くアメリカ像の変遷」「ピークTVの未来」を掲載しました。

 

 本書は全62項目で構成されており、合計で22万字を超えることになりました。ページ数は約400ページ。このうち約2万5000字が書き下ろしになります。既存記事を基にしたところも、適宜新たな内容を加えているので、ブログで読んだときとはまた違う印象を受けるかもしれません。

 

 書籍にしたのは、ブログでは不十分なことがあったからです。というのは、ブログという形式は個別の作品について語るには良くても、全体的な「文脈」を語るには不都合なのです。21世紀のアメリカドラマの場合、その「文脈」とは、一言でいえば「ピークTV」です。21世紀に入り、アメリカのテレビドラマの数と質は格段に向上しました。一方、日本ではこの20年間、アメリカのケーブル局で放送された作品がほとんど話題にならなかったので、日本で考えられているアメリカドラマとその実態には乖離が生じています。

 

 このブログの読者の方なら、ある程度「ピークTV」という概念だったり、ケーブル局のドラマといったものを知っているのかもしれませんが、このタイミングで改めて考えてみようというわけです。特に、今のハリウッドでは脚本家と俳優による大規模ストライキが行われているので、2023年はピークTVにとって大きな節目になるのは確実だと思われます。そんな内容にもちょっと触れています。

 

 本書では、コメディ作品にもいくつか触れました。ピークTVというとシリアス系ドラマが取り上げられがちなのですが、コメディも21世紀に入って大きく変わってきました。そのことは特筆に値しますし、そもそもコメディ抜きでテレビドラマを語ることもできないと私は思っています。

 

 メインとなる個別作品の項目は、ネタバレがあるものとないものを半分ずつくらい掲載し、元の記事からは大幅な加筆修正をしています。これまで、このブログの雰囲気をなんとなく良いなと思っていただけているなら、この本もきっと気に入っていただけると思います。

 

 というわけで、Kindleストアで発売中の『海外ドラマパンチ~ピークTV時代の海外ドラマガイド』をぜひ手に取ってみてください。定価は730円ですが、読み放題プランのKindle Unlimitedに入っている人は無料で読むことができます。