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エミー賞2025直前予想!注目作多数の候補作を徹底解説

 ポッドキャスト版『海外ドラマパンチ』の新エピソード「エミー賞2025直前予想!注目作多数の候補作を徹底解説」の配信を始めました。Spotify, Apple Podcasts, Amazon Music, Google Podcasts, YouTube等で配信中です。この記事では全文書き起こしています。

 

 

<お知らせ>9月15日(月・祝)にU-NEXTで中継されるエミー賞授賞式の配信に合わせてYouTubeで実況解説LIVE配信を行います! 当日はぜひ副音声的に聞いてみてください。

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こんばんは。海外ドラマパンチのサイモンです。さあ、9月になりました。ということは、エミー賞です。今年は9月15日に行われます。アメリカテレビ界最大の祭典、エミー賞。テレビ界のアカデミー賞とも言われております。私、ここ数年予想しておりますので、今回も予想していきたいなと思います。

 

その前に少しお知らせなのですが、9月15日、U-NEXTの方でエミー賞が生配信されますので、授賞式はそちらで見られるようです。同時に私たち海外ドラマパンチのYouTubeチャンネルの方でライブ配信を行います。授賞式の本編は流しませんが、一緒に見ながら解説や感想を言っていこうかなと思っておりますので、ぜひ一緒に見ましょう。9月15日の授賞式は午前10時開始で3時間くらいありますから、午後1時までだと思います。本編のCMの時間などもありますから、その時間は暇だと思いますので、YouTubeの方もチラチラ見てもらえると良いのではないでしょうか。アーカイブも残しますから、後からでも見てみてください。

 

それでは早速予想をしていきたいと思います。大まかに3つの部門がありますね。コメディ部門、リミテッドシリーズ部門、ドラマ部門です。今年は全体的に予想が非常に難しいです。毎年だと最有力候補というものがあって、昨年だと『SHOGUN 将軍』や『Tザ・ベア(一流シェフのファミリーレストラン)』、その前だと『サクセッション(メディア王~華麗なる一族~)』や『テッド・ラッソ』といったものが最有力で、それが作品を含め演技賞なども総ざらいしていくという流れがあったのですが、今年はかなり拮抗している作品があって、なかなか「これだ」「これが全部取るだろう」というものがないので、色々な作品がバランスよく取るのではないかと思います。それはそれでとても良いことで、授賞式としては楽しいのですが、予想は難しいですね。

 

コメディ部門から見ていきましょう。作品のノミネートだけを簡単に言うと、『アボット・ エレメンタリー シーズン4』、『一流シェフのファミリーレストラン シーズン3』、『マーダーズ・イン・ザ・ビルディング シーズン4』、『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア シーズン6』、『ザ・スタジオ シーズン1』、『シュリンキング:悩めるセラピスト シーズン2』、『Hacks シーズン4』、『こんなのみんなイヤ! シーズン1』の8作品がノミネートされています。この中で今年有力候補と見られているのは、『ザ・ベア』、『Hacks』、『ザ・スタジオ』の3作品になります。昨年作品賞を受賞したのが『Hacks』で、その前が『ザ・ベア』なのです。過去に受賞したものは当然最有力でして。

 

まず『ザ・ベア』ですが、これは厨房のドラマで、『一流シェフのファミリーレストラン』という邦題がついております。今シーズンも人間ドラマ的な深みのある作品になっております。主演のジェレミー・アレン・ホワイトなんかも一緒に最有力と思われているのですが、一方で今年は『ザ・ベア』にとって不利な状況があります。それは去年の受賞結果です。去年も『ザ・ベア』が最有力と思われていたのですが、蓋を開けてみると作品賞は『Hacks』になったのです。

 

これは昨年のエミー賞では最大の番狂わせと言われておりまして、なぜそうなったのかと言うと、正直、去年の雰囲気では『ザ・ベア』の方が圧倒的に見ている人も多いというか、支持されている雰囲気ではあったんです。もちろん『Hacks』も良いドラマなのだと思いますが、そこまで流れがなかったような気がしたのに受賞した。これはなぜかと言うと、『ザ・ベア』があまりにもシリアスすぎるからです。コメディ部門ですからね。

 

『ザ・ベア』を見たことがある人は分かると思いますが、全然コメディじゃないんですよね。1シーズン通して1回笑うかどうかみたいな、そういった作品で。シーズン1の時はなんだかんだ受賞したのですが、シーズン2の時期になって「やっぱりこれコメディじゃないんじゃないか」みたいな空気も流れ出し、結果的に『Hacks』が作品賞を受賞しました。『Hacks』は日本ではまだ見られませんが、ジーン・スマート演じるコメディアンの女性が主人公のドラマです。やはりコメディ部門はコメディが取るべきだという、ある意味当然ではあるのですが、そういうことで『ザ・ベア』は去年逃してしまいました。その傾向は今年も特に変わっていないと思いますから、ちょっと『ザ・ベア』は不利なんです。

 

一方、昨年の受賞作『Hacks』ですが、日本では見られないので、僕も見ていないため細かいことは言えません。しかし、主演のジーン・スマートはこれまで3シーズンとも主演女優賞を取っておりまして、今年もまた取るんじゃないのかと言われておりますね。これはかなり堅いでしょう。そうなるともう4年連続になるわけですけども、エミー賞ではそういうことがたまにあります。以前、『Veep/ヴィープ』のジュリア・ルイス=ドレイファスがこの部門で6年連続で取ってましたから、4回連続も起こり得るでしょうね。ジーン・スマートが受賞しそうな風格などもあり、受賞スピーチを聞きたいという面もありますからね。

 

助演女優賞にはハンナ・アインビンダーという、『Hacks』に出ている人で、ポスターでジーン・スマートと一緒にいつも映っているのですが、これまで毎年最有力と言われながら取れてこなかった彼女なのですが、今年はもしかしたら受賞できるんじゃないのかなと言われております。正直それ自体毎年言われていることなんですけどもね。今年こそいけるんじゃないのかなと言われています。

 

この2作品に対抗する新作が、Apple TV+の新作ドラマ『ザ・スタジオ』になります。これ最初に言ってしまえば、僕は今年は『ザ・スタジオ』が作品賞を取ると思います。『Hacks』を見ていないからというのもあるのですが、やはり『ザ・スタジオ』は圧倒的に面白かったなという印象がありますね。ハリウッドの映画スタジオで起こるドタバタを描いていく作品で、シンプルにコメディとしてしっかり面白いですし、業界ものとしての要素もあります。こういうショーレースはやはり業界ものが強いですから、エミー賞もアカデミー賞もそうですね。

 

エミー賞で言うと、しばらく前になりますけども、『30 ROCK/サーティー・ロック』という、実質的な『サタデー・ナイト・ライブ』の裏側を描いたシットコムがあって、それが3年連続くらい作品賞を受賞したんですね。『ザ・スタジオ』も完全にその系譜にある作品だと思いますので、今年は作品賞をかなり取れるのではないかと思います。

 

主演のセス・ローゲンも主演男優賞では最有力と言われていて、セス・ローゲンか、それから『ザ・ベア』のジェレミー・アレン・ホワイトかというところです。演技で言ったらジェレミー・アレン・ホワイトではないのかなと思いますけどもね。しかし、コメディ的な演技をあまり軽く見るべきではないというのもありますし、セス・ローゲンというのはやはりプロデューサー的な顔もあって、そこも踏まえて評価される可能性はありますよね。演技ではないのですが、あれですよ、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』でブラッド・ピットが受賞した時のような、そういうプロデューサー的な愛され方で受賞するということもなくはないので、セス・ローゲンかもしれません。

 

というわけで、作品賞は『ザ・スタジオ』、主演男優賞はやはりジェレミー・アレン・ホワイト。主演女優賞はジーン・スマート。助演女優賞は難しいのですが、ハンナ・アインビンダーが受賞するのかなと。助演男優賞なのですが、これは難しくて、結構誰でもいけるんですけれども、今回ハリソン・フォードがいるんですね。ハリソン・フォードがノミネートされていまして、シーズン1ではなぜかノミネートされなかったのですが、今回ノミネートされまして。また新しいハリソン・フォード、結構もう今、年を取られていますけども、その上での可愛らしさ的なそういったところも含めてのコメディ的な演技は、ハリソン・フォードにしても新しく、助演男優賞を取ってもおかしくないなとは思いますね。コメディ部門はそんなところです。

 

続いてリミテッドシリーズ部門ですね。ここは僕が本当に全然見れていないので、あまり詳しい予想はできないんです。このエミー賞予想動画に関しては1ヶ月ぐらい前にYouTubeにも上げておりますので、そっちの方でdudeさんが何作品か見ていて、そっちの方で感想を言ってますので、詳しいところはそっちの方をぜひ見てください。

 

簡単に言いますと、作品賞に5作品ノミネートされていまして、Netflixの『アドレセンス』、HBO Maxの『ザ・ペンギン』、そしてNetflixの『モンスターズ:メネンデス兄弟の物語』、Netflixの『ブラック・ミラー』、そしてディズニープラス/Huluの『人生の最後にシたいこと』です。

 

この部門はもう圧倒的に『アドレセンス』が有力候補と言われております。僕はこれを見ていないのであんまり色々言えないのですが、イギリスの作品で、少年が事件を起こすんですよね。といううっすらとした知識で言わせてもらってますけども。そう、1話ごと長回しだから、演出面での面白さ、そして社会的な意義、インパクトの大きさもあって、視聴率もめちゃくちゃ良いというところも、全ての要素がもう作品賞を取るにふさわしいことを指し示していると思います。

 

ここ数年ずっとリミテッドシリーズ部門はNetflixが強いんです。去年の『私のトナカイちゃん』で、その前の『BEEF/ビーフ ~逆上~』だったり、そのちょっと前かな、『クイーンズ・ギャンビット』も取ってましたし。ということでもう間違いはないのかなと思います。その『アドレセンス』で少年を演じていたオーウェン・クーパーですね。彼が助演男優賞の方にノミネートされていまして、これもかなり受賞するんじゃないのかなと言われております。彼は今13歳くらいですかね、全然子どもなんですけども、もしこれで受賞したら、この部門では史上最年少でして、エミー賞の演技部門全体で見ても歴代3位の若さになるのかな。男性に絞ったら一番若いということで、かなり快挙にはなりますね。

 

一方、僕がこの中で唯一見ているのが『ザ・ペンギン』なのですが、そこからは主演男優賞と主演女優賞が有力だと言われていまして。まず主演男優賞のコリン・ファレルは、映画の『THE BATMAN-ザ・バットマン-』でもペンギンを演じていましたけども、まず見た目の変貌具合がすごいですし、実際に演技を見ても、声とか動き方とか全部、普通のコリン・ファレルとは違うので。いわゆるデニーロ的な変わり方をしているので、そこはやはり役者として評価したくはなりますよね。

 

あと主演女優賞の方にノミネートされているクリスティン・ミリオティですが、こちらも本当に良かったです。確か『ザ・ペンギン』の3話か4話ぐらいで、クリスティン・ミリオティ演じるキャラクターの過去の話、アーカム・アサイラムの中にいた時の話が描かれるのですが、そこはもう完全に彼女の一人舞台みたいな感じで、独壇場と言っていいと思います。演技的な意味でもね。なので、ぜひ受賞して欲しいなと思います。クリスティン・ミリオティ自身も結構色々な映画やドラマに脇役的なので出ることが多かったりして、かなり癖の強い役を色々こなしてきたという、キャリア的な面でも、ここで受賞して全くふさわしい女優さんだと思いますので期待していますね。

 

助演女優賞はちょっとこれ本当に分かりません。とりあえず『アドレセンス』のエリン・ドハーティにしておこうかなということにしときますけども、何ぶんこの部門見ていないのが多いので詳しいことは言えないですね。

 

次に行きましょう。ドラマ部門ですね。これが本丸でして、その前の動画版の予想を上げてから2ヶ月ぐらい経っているのですが、その間に僕が『キャシアン・アンドー シーズン2』、そして『ザ・ピット シーズン1』を見まして。あと今現在『ホワイト・ロータス シーズン3』も見てと、この部門は結構色々な作品を見ています。

 

作品のノミネート作品、一通り言っていきましょうか。8作品あって、『セヴェランス シーズン2』、『ザ・ディプロマット シーズン2』、『キャシアン・アンドー シーズン2』、『ホワイト・ロータス シーズン3』、『The Last of Us シーズン2』、『ザ・ピット シーズン1』、『パラダイス シーズン1』、『窓際のスパイ シーズン4』です。

 

今年最有力と言われているのは2つありまして、それが『セヴェランス』と『ザ・ピット』。もうこのどちらか2択なんです。これかなり意見が割れています。アメリカのこういった予想系の記事とか色々読んだのですが、『セヴェランス』と言っているものもあれば、『ザ・ピット』と言っているものもあったり、本当にどちらとも言えない。その演技部門などに関しても言えるんですけどもね。

 

僕はその両方の作品を見た上で言わせてもらうと、今年は『ザ・ピット』が取るべきだし、取ってほしいし、取るかなと思っております。というのも、やはり『ザ・ピット』、最近見たばかりなので少し感想を言わせてください。これ何のドラマかというと、緊急医療室の話で、『ER 緊急救命室』みたいな感じというか、『ER』の製作陣が作っていて、主演がノア・ワイリーでして、この人も『ER』に出ていた人らしいので、本当に『ER』の精神的な続編と言っても問題ではないと思います。

 

このドラマの特徴的なのは、まず15話構成で、1話1時間の出来事を描いている、ほぼリアルタイム進行で緊急医療室の1日の出来事を描いているんですね。その上で、すごいリアリティがありますし、色々な患者がひっきりなしにやってくる。その治療のシーンが大半ではあるのですが、その上で、患者たちがなぜそういう怪我をしたのかというのが、結構その現在の社会問題を明らかにするようなことにもなっていたりして、舞台としてはもう完全に緊急医療室1つだけなのですが、話としては結構色々な広がりを持った社会的な側面も持っているんですよね。

 

そして、さらにキャラクターもすごい良いですよね。主人公のノア・ワイリー演じるロビーというのも、結構模範的な医師に見えて、特にコロナ禍というある出来事などから、かなり精神的に不安定になってしまう時もあったりするし。研修医たち、そして医学生たちのキャラクターもすごい良くて。皮肉っぽいキャラクターもいれば、なんだろう、繊細で完全に寄り添いたいタイプの人もいれば、あるいはちょっと悪いことをするような医師もいたり。それぞれのキャラクターがすごい立っていて、群像劇として本当にすごいよくできてたなと思っています。

 

1つそうですね、このテレビドラマとして本当にレベルが高いというか、なんだったらもう1つの現時点でのこの2025年のアメリカのテレビドラマを象徴する作品として、これ以上にふさわしいものはないのかなと思いますね。というのも、現実の社会性を踏まえているというのもあるのですが、作品性として、いわゆるピークTVというのが最近までありまして。それは、『ベター・コール・ソウル』とか『サクセッション』とか、そういうすごい深い、シネマティックな映像と、主人公の心理面とかをすごい深くえぐっていく。そして、あるいは皮肉的な作風とか、そういったものでピークTV的な傾向というのはあるんですけども。それを踏まえた上で、でも、『ザ・ピット』というドラマ自体は医療ドラマですから、それはもうすごい古くからやっている典型的なジャンルだし、それと真正面から向き合っている。

 

だからそういった典型的なテレビドラマと、そういったピークTV的な作品。どこがピークTV的かというと、その圧倒的なリアリティだったり、あるいはその社会性だったり。一方で、どこがテレビドラマ的かというと、医療ドラマであるということ。そして群像劇であって、それぞれのキャラクターがすごい立っているということ。そういったものがすごい上手く合わさっていて、現時点でかなり完成系だなと思える作品でしたね。これから見たいと思ってくださった方も、ぜひ見て欲しいのですが、グロいシーンがまあまああるよと。それは仕方ないのですが、医療ドラマなのでそこだけはちょっと覚悟しておいてください。

 

ちょっと『セヴェランス』の方にも触れておきたいですね。『セヴェランス シーズン2』ということで、これはもうさっきで言うと完全にピークTV的な作品と言っていいと思います。シネマティックな映像というか、すごいシンメトリーを基調として、色合いも全部統一されていて、主人公の心理面を深く探っていく。人格が分裂してどうこうとか、もうそれ心理的なメンタル的な話以外の何でもないわけですよ。そういったところで、『セヴェランス』はやはりそこをダイレクトに引き継いだ作品で、面白いです。もちろんシーズン2もすごい面白いのですが、ただ、僕が実際に見て正直な感想を言わせてもらうと、時々退屈してしまったなと、そういう印象は拭えなかったですね。

 

すごい面白いエピソードがあった上で言っています。最初のエピソード、最後のエピソード、雪山のエピソードなど、すごい面白いエピソードはあるのですが、ちょっと中盤ダラダラしてるなと感じてしまったところがあるんですね。そう思うと、『ザ・ピット』の方が僕が考える完成度の高いドラマだと思います。ただ、まあ、『セヴェランス』の方が評価的な意味で評価されるというのは分かりますしね。そういった、僕がちょっと退屈だなと感じたところも、登場人物の心理を描写するための余白だという風に捉える人もいると思いますからね。

 

そうなると他の部門の予想も難しくて、主演男優賞が『セヴェランス』のアダム・スコットか『ザ・ピット』のノア・ワイリーかという感じなのですが、これが本当にどちらとも言えない、同じような状況なんですけども。ここはアダム・スコット、『セヴェランス』の方でいいかなと思っています。『セヴェランス シーズン2』の最初には、ビデオカメラを持って2つの人格を行き来しながら話すみたいな、そういうシーンがあるのですが、それをアダム・スコットが実に上手くやっていて、あの瞬間をもって主演男優にふさわしいということは言えると思いますから。なので、作品賞は『ザ・ピット』で、主演男優賞で『セヴェランス』のアダム・スコットとするのが綺麗な形かなとも思いますしね。

 

あと主演女優賞はこれはね、僕は見ていないんですけどもね、『マトロック』のキャシー・ベイツがもう最有力らしいです。『マトロック』も弁護士ドラマですから、これもすごい典型的なテレビドラマという、そういったジャンルなのですが、キャシー・ベイツが受賞しそうみたいです。これは僕は分かりませんが、みんなそう言っているので。

 

助演男優賞、助演女優賞ですね。ここがここに来ると一気に『ホワイト・ロータス』が掻き乱してくるんですね。というのも、助演男優賞に3人ノミネートされて、助演女優賞に4人ノミネートされてますからね。助演女優賞に至っては『ホワイト・ロータス』から3人、『セヴェランス』から3人です。そして、あと『パラダイス』から1人いますけども。『ホワイト・ロータス』は助演部門がいつも強いんですよ。ただ、今年はジェニファー・クーリッジがいないので、誰が受賞するかというのはちょっと分かりにくいんですけども。

 

助演男優賞、僕はまだ3話しか見ていないので何とも言えないのですが、候補はウォルトン・ゴギンズ、サム・ロックウェル、ジェイソン・アイザックスの3人がいて、サム・ロックウェルはまだ出てきていないので本当に何とも言えないですが、とりあえずジェイソン・アイザックスが味のある演技をしているなという印象はありますね。

 

助演女優賞は『ホワイト・ロータス』組からだとキャリー・クーン、エイミー・ランド、パーカー・ポージー、ナターシャ・ロスウェルの4人がいて、他はあと『セヴェランス』のパトリシア・アークエットと『ザ・ピット』のキャスリン・ラナー(主任看護師)、それに『パラダイス』のジュリア・ニコルソンがいます。僕としては『ホワイト・ロータス』組から受賞するとは思うのですが、キャリー・クーンがやっぱりこの中だと良いのかなと思いますね。白人女性3人組の中で一番やさぐれてる人、あれがキャリー・クーンなのですが、演技で言ったらあの人かなという気はしますね。

 

これはちょっと余談ですが、今まさに僕『ホワイト・ロータス』を見ていて、タイの従業員のキャストの女性、ドラマの中でも言われているのですが、可愛らしいなとみんな言っていて、僕も本当に可愛いなと思ってたんです。で、今調べたらですね、この人なんとBLACKPINKのリサなんですね。ちょっと名前は知ってたんですけども、顔をちょっとあまり知らなかったもので。でも、確かにドラマの中だと雰囲気ちょっと違うのもありますし、そう、タイの従業員役でBLACKPINKのリサが結構がっつり出ているというのも意外でしたし、カメオ出演的なのかなと思ったらしっかり馴染んでて、場を掻き乱すことなくという感じもありましたから。まあ、そういうただの「へえ」と思った話なんですけどもね。

 

というわけで、予想は以上です。授賞式は9月15日(月曜日)ですが祝日です。午前10時から午後1時まで約3時間にわたってU-NEXTで生配信されます。同時にですね、私たち『海外ドラマパンチ』のYouTubeチャンネルの方でライブ配信しますので、副音声的に聞いたり見たりしていただけたら嬉しいです。というわけで今回は以上です。

 

<お知らせ>9月15日(月・祝)にU-NEXTで中継されるエミー賞授賞式の配信に合わせてYouTubeで実況解説LIVE配信を行います! 当日はぜひ副音声的に聞いてみてください。

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