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ドラマ版『自由研究には向かない殺人』最新情報

 2024年7月からイギリスBBC Threeでドラマ版『自由研究には向かない殺人』の放送が始まります。この記事では、日本でも話題になった推理小説3部作のドラマ版の最新情報をお伝えします。

 

 

原作

 原作は、イギリスのホリー・ジャクソンによるデビュー作『自由研究には向かない殺人』(原題 A Good Girl's Guide to Murder)。その後、2020年に2作目の『優等生は探偵に向かない』(原題 Good Girl, Bad Blood)、2021年に3作目の『卒業生には向かない真実』(原題 As Good As Dead)が刊行され、三部作として完結しました。2021年には、前日譚となる中編小説『受験生は謎解きに向かない』(原題 Kill Joy)も発表されています。

 

 日本でも2021年から創元推理文庫より刊行されています。1作目は「このミステリーがすごい!」海外編2位を獲得し、以降も高い評価を得続けました。近年の翻訳ミステリーの中では最も話題になった作品でもあります。世界でも累計170万部を突破しています。

 

内容

 『自由研究には向かない殺人』の主人公は、イギリスの架空の町リトル・キルトンに住む高校生のピップ・フィッツ=アモービ。成績優秀で正義感の強いピップは、夏休みの調べ学習(EPQ)のテーマとして、5年前に起きた17歳の少女の失踪事件を扱うことにします。

 

 当時は、失踪した少女の交際相手だった同い年の少年が自殺したことで、彼が犯人だったと断定されて事件は幕を下ろしました。しかし、ピップには彼が犯人だとは思えず、自ら証言や証拠を集めて捜査を開始します。そして浮かび上がるのは、予想もしない新たな真実でした……。

 

 主人公の若さゆえの瑞々しさが爽快な青春ミステリー。小説内には、ピップが録音した証言の書き起こしや証拠となるノートの画像が添付されるなど、様々な媒体を取り込んだ形式が斬新です。

 

 本作は、YA(ヤングアダルト)小説として執筆されているものの、捜査の内容は実にきっちりしており、ミステリーとして十二分に満足できるものになっています。また、事件の性質も決して子ども向けというわけではなく、意外とダークな内容も扱われています。この傾向は、後の作品ほど強くなっていきます。

 

予告編

youtu.be

 

ドラマ版放送予定

 ドラマ版『自由研究には向かない殺人』は、イギリスのBBC ThreeおよびBBC iPlayerで2024年7月1日から初放送・配信される予定です。その後、2024年中にアメリカのNetflixでも配信される予定になっています。

 

 日本での公開日は未定ですが、すでにNetflix上に『自由研究には向かない殺人』のページがあることから、アメリカでの公開と同じくして日本のNetflixでも公開されるのではないかと思われます。

 

 イギリス作品では、過去に『デリー・ガールズ』や『カンク・オン・アース~フィロミナ・カンクとお勉強~』などがイギリスでの放送から数か月後にNetflix独占作品として配信されているので、『自由研究には向かない殺人』も同様の公開形態になるのではないかと思われます。

 

主演エマ・マイヤーズ

 主人公のピップ・フィッツ=アモービを演じるのは、Netflixドラマ『ウェンズデー』で狼になれない狼女のイーニッドを演じて一躍脚光を浴びたエマ・マイヤーズ。最近はサムソンのイメージキャラクターとして、GalaxyのCMにも出演しています。

 

 

 ドラマ版『自由研究には向かない殺人』は、おそらく2024年末頃にNetflixで配信予定と思われます。それまでは原作をたっぷり読んでおきましょう。