アメリカのテレビ局まとめ①地上波

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　アメリカには、日本よりも多くのテレビ局があります。今回は、各局で製作されてい
るドラマに注目し、アメリカのテレビ局をまとめて紹介していきます。とはいえ、とてもたくさんあるので、まずは地上波のテレビ局に限定して。後に、ケーブル局、さらに（テレビ局ではありませんが）ストリーミングサービスもまとめて扱っていきます。

概要

　アメリカにも、日本と同様に地上波のテレビ局があります。これらは、誰でも無料で視聴することができます。CBS, NBC, ABCの3つで「三大ネットワーク」、これにFoxを加えて「四大ネットワーク」、さらにThe CWを加えると「五大ネットワーク」と呼ばれたりします。

　地上波のドラマは、多くの人が観るため、表現は全体的に穏やか。shitやfuckといった言葉も原則禁止です。また、1シーズンは22話前後のものが多めです。かつては、地上波のテレビ局しかドラマを作っていなかったので、昔の海外ドラマのほとんどは地上波のものです。

　しかし、特に21世紀に入ったあたりから、ケーブル局が本腰を入れてドラマ製作を始めたため、表現規制の厳しい地上波のドラマは苦戦を強いられています。エミー賞などにノミネートされることも少なくなっています。それでも、一話完結の刑事・医療・アクションドラマ、あるいはシットコムを安定して供給し続けています。

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CBS

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　現在、最も視聴率の高いドラマを製作しているのがCBSです。というのは、主に『NCIS』シリーズのこと。他にも『ヤング・シェルドン』『FBI』『ブルーブラッド』などが、いずれも高い人気を得ています。多くの一話完結アクション・刑事ドラマを放送することで、安定した視聴率を得ることに成功しています。

代表作：『CSI』『HAWAII FIVE-0』『メンタリスト』『ビッグバン・セオリー』『エレメンタリー』『パーソン・オブ・インタレスト』

NBC

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　CBSドラマと並んで高い人気を誇るドラマ『シカゴ』シリーズを持つNBC。20年以上続く『LAW & ORDER: 性犯罪特捜班』や、クライムドラマ『ブラックリスト』、ヒューマンドラマ『THIS IS US』など、多彩なラインナップを揃えています。また、『グッド・プレイス』『ブルックリン・ナイン‐ナイン』といったコメディにも定評があります。

代表作：『ER』『CHUCK/チャック』『ザ・オフィス』『30 ROCK』『ハンニバル』『ブラインドスポット』『HEROES』

ABC

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　『グレイズ・アナトミー』『グッド・ドクター』という2つの人気医療ドラマを持つ他は、現在はあまり目立った作品のないABC。むしろ、近年はリアリティ番組に力を入れている印象です。

代表作：『ツイン・ピークス』『アグリー・ベティ』『サバイバー』『LOST』『エージェント・オブ・シールド』『リベンジ』『ワンス・アポン・ア・タイム』『モダン・ファミリー』

Fox

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　現在放送中のものでは『プロディガル・サン』が評価・人気ともに好調。『9-1-1』と『レジデント』が順調にシーズンを重ねています。

代表作：『アリー my Love』『The OC』『glee/グリー』『プリズン・ブレイク』『24』『Dr. HOUSE』『GOTHAM/ゴッサム』

The CW

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　ワーナー傘下のThe CWのドラマと言えば、DCコミックス原作ドラマをまとめた「アローバース」です。『ARROW/アロー』『THE FLASH/フラッシュ』『SUPERGIRL/スーパーガール』など、10作品近くが現在も続いています。全体的に若者層をターゲットにしており、『リバーデイル』などの学園ドラマも製作しています。

代表作：『The 100』『レジェンド・オブ・トゥモロー』『NIKITA/ニキータ』『ゴシップガール』『ヤング・スーパーマン』『ヴェロニカ・マーズ』