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海外ドラマ『シッツ・クリーク』が面白すぎて止まらない!

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 2020年のエミー賞を総なめした名作コメディドラマ『シッツ・クリーク』。現在はNetflixで配信されている『シッツ・クリーク』の面白さとその魅力を紹介していきます。この記事にネタバレはありません。

 

 

海外ドラマ『シッツ・クリーク』基本データ

  • 原題:Schitt’s Creek
  • 放送局:CBC(カナダ放送協会)
  • 放送期間:2015~2020年
  • シーズン数:6
  • 話数:80
  • 脚本:ダン・レヴィ、ユージーン・レヴィ
  • あらすじ:お金持ちのローズ家の4人は、突如として資産を没収されてしまい、シッツ・クリークという名前の田舎町に移住することになる。
  • 予告編:

    www.youtube.com

 海外ドラマ『シッツ・クリーク』全6シーズンはNetflixで配信中。また、BS松竹東急では、4月16日(土)より毎週土曜日22時25分に放送予定。ただし、初回のみ4月16日22時から2話連続で放送され、再放送は5月23日(土)5時40分から行われます。

 

海外ドラマ『シッツ・クリーク』とは?

 カナダの国営放送CBCが2015~2020年に放送した『シッツ・クリーク』は、シーズンを重ねるにつれて評価を人気を高めていったドラマです。2020年のエミー賞では、コメディ部門作品賞、主演男優賞(ユージーン・レヴィ)、主演女優賞(キャサリン・オハラ)、助演男優賞(ダン・レヴィ)、助演女優賞(アニー・マーフィー)、監督賞、脚本賞の主要7部門を完全制覇する史上初の快挙を達成。有終の美を迎えました。

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 ドラマ『シッツ・クリーク』は、ダン・レヴィとユージン・レヴィの親子が中心になって製作されています。2人はドラマの中でも親子として主演しています。ダン・レヴィの妹のサラ・レヴィも、カフェのウェイトレスのトワイラ役でレギュラー出演しています。

 

 ローズ家の母親モイラを演じるキャサリン・オハラは、映画『ホーム・アローン』シリーズでは主人公の母親役をやっていました。ローズ家の娘アレクシス役のアニー・マーフィーは本作でブレイク。Netflixドラマ『ロシアン・ドール:謎のタイムループ』シーズン2などにも出演しています。

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登場人物

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ジョニー・ローズ

 ローズ・ビデオの創業者として財を成した。なんとか元の生活に戻るために頑張っている。

 

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モイラ・ローズ

 元女優。人々から注目を浴びることが大好き。ファッション用のカツラをたくさん持っている。

 

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デイヴィッド・ローズ

 神経質な性格。ファッションや美容に関しては、特にこだわりが強い。

 

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アレクシス・ローズ

 自由奔放な性格。過去には、アラブの王子と婚約したり、ソマリアで捕まったり、世界中で様々な経験をしてきた。

 

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ローランド・シット

 シッツ・クリークの市長。シッツ・クリークでは、シット家の者が代々市長を務めている。

 

ジョスリン・シット

 ローランドの妻。小学校の教師。町の女性たちによるコーラスグループ「ジャザギャルズ」のリーダー。

 

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スティービー・バッド

 モーテルの唯一の管理人。閑散としたモーテルのすべての業務を一人で担当している。

 

 

元お金持ちが田舎町に移住!

 物語は、お金持ちのローズ一家が会計士に裏切られたことにより、資産を没収されてしまうところから始まります。唯一残された財産は、シッツ・クリークという田舎町のみ。

 

 この町は、かつて父親のジョニーがデイヴィッドの誕生日に一種の冗談としてプレゼントしたものでした。シッツ・クリークの綴りはSchitt's Creekですが、発音はShit's Creek(クソの小川)と同じ。ちなみに、Shit's Creekには慣用句として「面倒なトラブルに巻き込まれる」という意味もあるそうです。

 

 お金持ちの中には、わざわざ田舎に住んでみたいと言う人もいますが、ローズ家にはまったくそんな気はありませんでした。しかし、他に行けるところもないので、仕方なくシッツ・クリークで生活を始めます。

 

 ドラマは、基本的にローズ家とシッツ・クリークの住人たちの日常を描いていきます。コメディなので、他愛もないと言ってしまえばそんなような話も多いのですが、気軽に観ていくにはちょうど良いですね。

 

優しさあふれるドラマ

 このドラマは優しさにあふれています。たちの悪いジョークはなく、誰も傷つけることはありません。毎エピソードを良い気分で観終わることができ、毎シーズンフィナーレはその優しさに包まれます。

 

 特に、本作はLGBTQ+の人々やその周辺の人々の描き方に定評があります。主要キャラクターにLGBTQ+の人物がいるのは、海外ドラマとしては別段珍しいことではありません。しかし、往々にしてありがちなのが、その描き方がステレオタイプだったり、マイノリティの人々の不幸や困難ばかりにフォーカスしてしまうことです。確かに困難もあると思いますが、そればかりではなく、喜びだってあるはずです。

 

 『シッツ・クリーク』には、LGBTQ+の人々を嫌悪するような人は一切登場しません。シッツ・クリークにおいては、すべての多様性が受容されています。別の言い方をするなら、このドラマには悪役がいません。イライラさせられるキャラクターもいません。そういう意味では、とてもストレスフリーに観ていくことのできる作品になっています。

 

ちょっと良い話

 基本的に『シッツ・クリーク』はコメディです。気軽に笑って観てほしいのですが、ときにはちょっと感動できることもあります。例えば、ローズ家は思いがけず財産をすべて失うという憂き目に会っているわけですが、4人はシッツ・クリークでの生活を通して何かを見つけていくます。

 

 シッツ・クリークにやってくる以前は、ローズ家はそれほど親密だったわけではありません。ジョニーは仕事に忙しく、モイラは女優業、デイヴィッドが自分磨きに夢中、アレクシスはリッチな友達と世界中で遊んでいました。しかし、シッツ・クリークに来てからは家族で狭いモーテルに住まなければならず、様々な局面で家族で協力していく必要が生じてきます。そんなことは、これまでローズ家が全くやってこなかったことなので、シッツ・クリークで改めて多くの経験をしていきます。

 

 最初にも書いた通り『シッツ・クリーク』はシーズンが進むにつれて評価の上がっていった作品です。各キャラクターは、ストーリーが進むにつれてどんどん奥深いものになっていき愛着が湧いてきます。彼らが徐々に成長していく様子が見られるのは、このドラマの醍醐味の一つです。

 

まとめ

 『シッツ・クリーク』はコメディですが、ファミリードラマとしても優れた作品です。一話30分で気軽に楽しく観ていくことができるのでおすすめです。現在は、全シーズンがNetflixで独占配信中。

 

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