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映画『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』感想~雨は明日も降り続く~

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  雨が降り続くこの季節。映画館も再開したから、何か映画を観に行こうか?そんなときにピッタリなのが『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』です。ということで、私も『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』を観てきました。そこで、今回はその紹介&感想を書いていきたいと思います。大きなネタバレはしていないですが、できるだけフラットな気分で映画を観たい方には、この記事を観賞前に読むことをおすすめしません。

 

 

 

 

『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』基本データ

・原題:A Rainy Day in New York

・公開日:2020年7月3日(日本)

・監督・脚本:ウディ・アレン

・出演:エル・ファニングティモシー・シャラメ、セレーナ・ゴメス、ジュード・ロウ

・上映時間:92分

・あらすじ:

 大学生のアシュレーとギャツビーのカップルは、映画監督の取材をするために、ギャツビーの故郷でもあるNYに行くことに。2人はそこで楽しくデートをしようと計画するが、あれやこれやで、どうしても2人きりになれない。

・予告編:

www.youtube.com

 

『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』キャスト&スタッフ

 
 
 
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 『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』の主演は、今をときめく若手女優のエル・ファニング。映画『マレフィセント』のオーロラ役や『ネオン・デーモン』の主演をしています。透き通るような肌にブロンドヘアが醸し出す浮世離れした雰囲気は、「妖精のよう」と形容されることもあるほど。好き。

 

 『君の名前で僕を呼んで』で注目を集め、こちらも若手俳優筆頭に挙げられるティモシー・シャラメも出演しています。これまでに、繊細な青年から傲慢なクズ男まで、幅広い役柄を演じています。

 

 もう一人、キーとなる人物を演じるのがセレーナ・ゴメスディズニーチャンネルのドラマ『ウェイバリー通りのウィザードたち』でブレイクしたセレーナ・ゴメスは、その後は歌手業の方にも力を入れて大活躍しています。アメリカでは一番と言っても良いぐらいの人気者なんだけど、日本ではどうなんだろう。『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』を観る人なら既に知っているかな?

 

 監督は、御年84歳のウディ・アレン。半世紀以上に渡り映画を撮り続けている名映画監督です。しかし、やはり今回は彼のセクハラ疑惑についても触れておかなければならない。というのも、ウディ・アレンは1992年に幼い少女に対して性的虐待を行ったのではないかと言われています。ただ、裁判では立証されておらず、いまだに真偽のほどは定かではありません。

 

 それ以降この問題が深く追及されることはあまりなかったのですが、近年のセクハラ撲滅を訴えるMe Too運動の高まりにより、再び問題視されるようになりました。その結果、『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』に出演した3人は出演料を全て基金に回すことを発表しました。また、アメリカでの公開もいまだ未定となっています。

 

 

 

『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』感想

 以下、『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』を観た感想を書いていきます。当然ながら私個人の見解が多分に含まれているので悪しからず。あと、理由はないけど、ここから常体(だ・である調)になります。

 

 端的に『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』から受けた印象を表すなら、良くも悪くもウディ・アレン的。「良く」も「悪く」も。

 

 『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』に限らずだが、ウディ・アレン作品の良いところは、どの作品もオシャレでちょっとした笑いがあるところだろう。この特長に当てはまらないウディ・アレン作品はほとんどないと言って良いと思う。『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』に関しても、お得意のニューヨークを舞台にしているだけあって、ジャズをBGMにしたオシャレな雰囲気は健在だ。

 

 ただ、自分はしばしば思うのだが、ウディ・アレンは人物の描き方があまり上手くない。時に非常にステレオタイプで面白みのない人物を登場させてしまうことがある。残念ながら、今回の場合はエル・ファニング演じるアシュレーがそうだった。

 

 アシュレーは可愛い。自分もそう思う。もの凄くそう思う。でも、だからこそ、ああいったキャラクターで終わってしまったのは残念なのだ。ブロンドの白人女子大生といったら、一般に可愛いけどおバカというステレオタイプがある。近年は、むしろこういったステレオタイプを逆手にとって、下に見られがちな人々が活躍するような作品が増えているように思う。

 

 しかし、『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』のアシュレーはおバカなまま終わってしまうのだ。別に急激に賢くなってほしいとも思わないし、突如戦闘能力を発揮することなどウディ・アレン作品ではあり得ないだろう。そうは言っても、最初から最後までブロンドの悪い意味でのステレオタイプに当てはめられてしまったアシュレーというキャラクターはいま一つだった。

 

 ティモシー・シャラメ演じるギャツビーやセレーナ・ゴメス演じるシャノン・タイレルなどもステレオタイプなところはあるが、そこまで気にはならない。ギャツビーは、ウディ・アレン作品ではお馴染みの心配性の男なのだが、悪くない。

 

 まあ、ウディ・アレンの映画はあまり深く考えずに雰囲気を楽しむのが吉とも言われている(のか?)。その点では、『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』は申し分ないだろう。雨の降るニューヨークの街、水色のセーターや丸っこい雨傘、そしてミニスカートなど、おしゃれ要素が詰まっている。もちろんエル・ファニングティモシー・シャラメ、セレーナ・ゴメスだってそう。梅雨の季節に楽しむには、うってつけの映画だと言えそうだ。

 

 

 

 ↓NYを舞台にしたオシャレなコメディは海外ドラマにもあります。その中でもおすすめは『ボアード・トゥ・デス』。紹介は以下の記事で。

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