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今最も才能ある女優ジェシー・バックリーの代表作7選

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 2022年のアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたジェシー・バックリー。今回は受賞を逃したものの、その演技の実力はハリウッド俳優の中でもトップクラス。映画・ドラマ界で注目されるようになったのはここ数年ではあるものの、間違いなく今最も才能のある役者の一人だと断言します。今回は、そんなジェシー・バックリーの略歴と代表作7本を紹介していきます。

 

 

 

ジェシー・バックリーの略歴

 ジェシー・バックリー(Jessie Buckley)は、1989年12月28日にアイルランドのキラーニーに生まれました。小さい頃から母親の勧めで歌の練習をしたり、学校の演劇に出演したりしていました。

 

 2008年には、BBCのミュージカルオーディション番組で2位を獲得。その後、ロンドンの演劇街のウエスト・エンドで様々なミュージカルに出演します。2013年には王立演劇学校を卒業。2014年にはドラマ『刑事モース』第5話などにも出演していますが、この頃は基本的に舞台を中心に活躍していました。

 

 2016年には、BBCのドラマ『戦争と平和』にメインキャストの一人として出演。翌年には、英米合作のドラマ『TABOO/タブー』にも出演。2019年には、主演映画『ワイルド・ローズ』が公開され、その歌唱力と演技力が賞賛されます。この作品で、ジェシー・バックリーは英国アカデミー賞の主演女優賞にノミネートされました。

 

 その後、ハリウッド作品にも出演するようになります。2021年末にNetflixで公開された映画『ロスト・ドーター』での演技は絶賛され、アカデミー賞の助演女優賞にノミネートされました。

 

 2021年11月から翌年3月までは、エディ・レッドメインとともにロンドンで『キャバレー』のリバイバルに出演していました。この演技で、イギリスで最も権威ある演劇賞のローレンス・オリヴィエ賞の主演女優賞(ミュージカル部門)を受賞しました。

 

ジェシー・バックリーの代表作

ドラマ『TABOO/タブー』

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 『TABOO/タブー』は2017年に公開されたトム・ハーディ主演の歴史サスペンスドラマです。ジェシー・バックリーは、主人公と行動をともにする謎の貴婦人を演じています。時代の荒波の中で、力強く生きていく様が印象的です。

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映画『ワイルド・ローズ』

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 ジェシー・バックリーがブレイクするきっかけとなった一作。『ワイルド・ローズ』は、刑務所から出所したばかりのシングルマザーが、カントリー歌手になる夢に向かって奮闘するイギリス映画です。ジェシー・バックリーは、そもそも音楽オーディション番組でデビューしているほどなので、その歌声は圧巻。気持ちよくカントリーを熱唱しているのを見れば、虜にならずにはいられない!

 

映画『ジュディ 虹の彼方に』

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 映画『オズの魔法使』のドロシー役で一躍有名になった女優ジュディ・ガーランドのその後の物語。ジェシー・バックリーは、主人公のロンドン公演をサポートする人を演じています。この映画に関しては、主演のレネー・ゼルウィガーの熱演がメインなので、ジェシーの印象はやや薄め。それでも、主人公をサポートしていく役割としてそこそこ重要な役どころでした。

 

ドラマ『チェルノブイリ』

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 史上最悪の原発事故の発生からその後までを余すところなく描き、世界中から絶賛された全5話のテレビドラマ。ジェシー・バックリーが演じるのは、消防士の妻のリュドミラ。実在の人物です。事故について何も知ることができず、ただ事態に翻弄されるしかない市民を巧みに演じています。

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映画『もう終わりにしよう』

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 ジェシー・バックリーが、ジェシー・プレモンスと夫婦役で主演した摩訶不思議な映画。トニ・コレットやデヴィッド・シューリスなど個性派俳優が集まったことで、終始、独特な不穏さとシュールさを醸し出しています。

 

ドラマ『ファーゴ』シーズン4

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 コーエン兄弟の映画『ファーゴ』のスピンオフドラマ第4弾。クセの強いキャラクターの多いこのドラマですが、その中でもジェシー・バックリーが演じた看護師は、ひときわ強烈なインパクトを残します。田舎訛りの独特な喋り、ひょこひょことした独特な歩き方、何を考えているのかよくわからない態度、恐ろしげなこともさらっとやってしまう言動など、どこを取っても強烈です。

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映画『ロスト・ドーター』

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 ジェシー・バックリーがこの映画で主人公の若い頃を演じ、2022年のアカデミー賞助演女優賞にノミネートされました。主人公は母親ではあるものの、いわゆる母性というものが欠けているような人物。主演のオリヴィア・コールマンとともに、これまでの映画では見られなかったような母親像を見事に演じています。

 

まとめ

 この7作品を観れば、ジェシー・バックリーの演技の幅どれだけ広いかがわかると思います。ドラマ『TABOO/タブー』と『チェルノブイリ』では主人公や事故に翻弄されるものの、その中で芯の強さが感じられる役を演じています。

 

 映画『ワイルド・ローズ』では、自分の夢に思いっきり突っ走る一方、母親として苦悩する面も見せています。『ロスト・ドーター』では、さらに複雑な若い母親を演じました。

 

 クセのある役どころを難なくこなすところは、映画『もう終わりにしよう』の不思議な世界観を作るのにも寄与しています。クセの強さをさらに10倍増しにしたような『FARGO/ファーゴ』シーズン4のキャラクターは、もう忘れることができません。

 

 シリアスな役もコメディ寄りの役もこなし、エネルギーいっぱいの人物になったかと思えば、無気力な人物にもなったり。その変幻自在さとクリエイティブな演技力は、そう多くの役者が持っているものではありません。今後も多くの作品でジェシー・バックリーの姿を見かけることは間違いなく、その活躍をこれからも力強く応援していきたいと思います。

 

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