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海外ドラマ『9から始まる奇妙な物語』シーズン2全話ネタバレ感想

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 BBCが贈るアンソロジーシリーズ第2弾。今回も、笑いと恐怖と驚きが入り交じった6篇です。

関連記事:海外ドラマ『9から始まる奇妙な物語』シーズン1全話ネタバレ感想 - 海外ドラマパンチ

 

『9から始まる奇妙な物語』シーズン2基本データ

・原題:Inside No. 9

・放送局:BBC Two

・放送年:2015年

・話数:6

・脚本:スティーヴ・ペンバートン、リース・シェアスミス

 

 

 

『9から始まる奇妙な物語』シーズン2全話ネタバレ感想

第1話「寝ていた男」

 寝台列車に人がたくさんやってきて、全然眠れません。おまけに、死体まで出てきてしまいました。わんさか騒がしくやっているなぁと思って観てしまうのですが、実は言語の違いが伏線になっています。一人だけドイツ語を話す人がいますが、彼だけは、眠れない男がWHOの面接に来たことを知らないんです。面接の話は、すべて英語で話されていたので。上手い。

 

第2話「幸せな人生」

 主人公の人生を超高速で振り返る中で、時々不思議な現象に遭遇する。実は、すべてが死の直前の走馬灯だったというわけです。なるほど。これなら、腑に落ちますね。前半の伏線をラストに一気に回収していっています。

 

第3話「エリザベス・ガッジの魔女裁判」

 魔女裁判の話。有罪なら火炙り、無罪でも拷問の末に死ぬアレです。結果ありきでやっているような裁判ですから、訴えられたら最後。被告人は死んでしまうのが普通です。しかし、この話で登場した裁判官の一人は、誠実に裁判をするべきだと考え、最後にもう一人の裁判官を殺してしまいます。あぁ、スッキリ!と、ここで終わらないのが、このドラマ。魔女裁判にかけられた人の正体に、もう一度驚かされます。

 

第4話「背筋の凍るホットライン」

 お悩み相談センターに新しくやってきたボランティアの話。悩みを聞いていたら、相談者が次々と自殺してしまい、ボランティアの男性は落ち込んでしまいます。しかし、自殺をしたと思っていた女性が再び電話をかけてきたことで、実は悪戯だったことが判明します。あのような仕事はとても神経がすり減りそうですが、実際に似たようなことをやっている方もいるわけで、頭が上がりません。

 

第5話「おばあちゃんの誕生日パーティー」

 お祖母ちゃんの誕生日パーティーでのてんやわんやの話。救急救命士の恰好をしたストリッパーがお祖母ちゃんの前で脱ぎ始めるのは、シュールすぎて面白すぎます。主人公の男は、一時は修羅場を切り抜けたものの、結局はすべてバレてしまいます。残念でした~

 

第6話「交霊会」

 霊媒師を用いたドッキリ番組の収録で起こるドタバタと恐怖。たぶん本物の幽霊が出てくるんだろうなというのは読めてしまうのですが、コメディからホラーへの切り替えは今回もさすがです。

 

まとめ

 シーズン2で断トツで面白かったのは、第2話「幸せな人生」ですね。どこか奇妙な人生を超高速で振り返りながら、最後に伏線を一気に回収し、感動のラストに持っていく展開が素晴らしい。第3話の魔女裁判も面白い。前半はかなりもやもやしてしまうのですが、最後にスッキリ解決からの、さらにもう一捻りというのが、このドラマらしい。

 

 現在、イギリスではシーズン5まで放送され、シーズン6に更新されているのですが、日本ではシーズン3以降は未上陸です。ちょっと気になる。

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