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海外ドラマ『9から始まる奇妙な物語』シーズン1全話ネタバレ感想

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 先日から、AmazonプライムビデオとHuluで配信が始まった英国ドラマ『9から始まる奇妙な物語』。イギリスでは、すでにシーズン5まで放送されている人気シリーズです。今回は、そんな『9から始まる奇妙な物語』シーズン1の全話ネタバレ感想を紹介していきます。

関連記事:海外ドラマ『9から始まる奇妙な物語』シーズン2全話ネタバレ感想 - 海外ドラマパンチ

 

『9から始まる奇妙な物語』シーズン1基本データ

・原題:Inside No. 9

・放送局:BBC

・放送年:2014年

・脚本、出演:リース・シェアスミス、スティーヴ・ペンバートン

 

 

 

『9から始まる奇妙な物語』シーズン1ネタバレ感想

第1話「かくれんぼ」

 隠れている人を見つけたら、その人と一緒に同じ場所に隠れていく「sardine(イワシの缶詰)」という謎の遊びをする大人たち。クローゼットの中で、大の大人たちがぎゅうぎゅう詰めになっている姿は、とてもシュールです。最後に、ある男の正体が明らかになる展開は鳥肌ものでした。主人公のレベッカを演じたキャサリン・パーキンソンは、『ハイっ、こちらIT課!』というコメディドラマで主演しています。

 

第2話「ある静かな夜に」

 金持ち夫婦の家の絵を盗みに入った強盗2人組が出会う珍騒動を描く。全編台詞なしでありながら、ときにスリリングな展開と気の利いた音楽で退屈させられない。犬を投げたら壁にぶつかっちゃったなど、強めのブラックジョークが至る所に散りばめられています。最後には、また別の強盗がやってきて絵を盗むのですが、実は偽物。ひねりとブラックな笑いが利いていて面白い。

 

第3話「招かれざる客」

 ホームレスが家にやって来て、徐々に生活を侵食されていく話。ホームレスのミッグが主人公トムの妄想かもしれないとは、なんとなく思っていたのですが、そうではなかった!ある登場人物が妄想だったという話はときどきありますが、その典型的な話をさらに発展させています。

 

第4話「最後の息」

 風船を膨らませているときに死んでしまったスーパースターの最後の息を巡るドタバタ劇。死体のことはそっちのけで、風船のことで言い争っているのが不謹慎で可笑しい。ブラックジョーク満載のコントみたいな感じですね。これぞ、英国コメディ。

 

第5話「微笑む悪党」

 舞台俳優たちを巡る話が、9番の楽屋のみで展開される。なかなか日の目を見ない代役俳優の日常が、色々と描かれます。最後には、彼を密かに応援していた者が、すべての出来事を起こしていたことが明らかになります。全編を通してホラー調の不気味さが漂っていましたが、個人的にはあまりパッとしない印象を受けたエピソードでした。

 

第6話「地獄降り」

 高校生が、見るからに不気味な屋敷を訪れる話。「昇降椅子が壊れている」「ベルはならないはずだ」など、序盤からフラグを立てまくっていたのですが、これが実は主人公の女子高生をおびき出すための作戦だったというのは、上手い。ラストは、悪魔に憑りつかれているとされて50年間監禁されていた男に、彼女は襲われてしまうのか!?というところで幕を閉じます。凄く気になるよ!

 

まとめ

 イギリスのアンソロジードラマ『9から始まる奇妙な物語』シーズン1全話の感想を書いてきました。一話30分なので、かなり幅が広いですよね。第6話みたいなこてこてのホラーもあれば、第4話のようなコメディ強めのエピソードもあったり。

 

 それゆえに、エピソードごとの良し悪しの幅も大きめ。でも、たとえ面白くなかったとしても、30分で終わるので、そこまで悪い印象は感じません。映画でやられたら怒るかもしれないけど、短いから良いかという気持ちなのかも。基本的に「映画でやるほどじゃないけど……」というアイデアが多いので、ハズレもありますが、大当たりもあります。それを探していく楽しみもあったり。

 

 個人的ベストエピソードは第2話「ある静かな夜に」。セリフはほとんどなくても、凄く笑えるし、オチも面白かった。次点で第4話「最後の息」も挙げておきたい。こちらは、大したオチではないのですが、とことんブラックジョークが詰め込まれていて面白かったなぁ。

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