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『刑事モース』Case7「顔のない少女」あらすじ&感想

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 今回は、『刑事モース』Case 7「顔のない少女」の感想です。本国での放送に従えば、これはシーズン2第2話なのですが、Amazonプライムビデオなどではシーズン1第7話となっているようです。タイトルは「亡霊の夜想曲」「鏡の国の少女」となっている場合もあります。原題は「Nocturne」です。

 

 

 

あらすじ(ネタバレ)

 1966年、オックスフォードはワールドカップの話題で持ち切りだった。そんな折、博物館で紋章研究家のエイドリアン・ヴァイスが殺される。近くには、インドの短剣「カタール」が置かれていたが、実際の凶器は鋭いカミソリだった。モースは、その時に博物館に来ていた寄宿学校の生徒やアメリカ人のガーディナー夫妻を中心に聞き込みを始める。モースは、寄宿学校を訪れた際に「SAVE ME」と書かれた紙片を上着の中に入れられていた。

 

 寄宿学校があった場所は、かつてのブレイズ=ハミルトンの屋敷であり、ちょうど100年前に殺人事件が起きていた。この事件では、子供3人と子守と家庭教師が惨殺されたが、長女のシャーロットは無事だった。真犯人は未だ明らかになっていない。

 

 調査の最中、女生徒のバンティが失踪する。屋敷では、シャーロットらしき女の子がしばしば目撃され、100年前の事件現場で流れていたショパンの「ノクターン第1番」が聞こえていた。屋敷を探索していたモースも”幽霊”を目撃するが、その直後に床が抜けて落っこちる。

 

 数日後、バンティの友達のエドウィナも失踪する。事件からちょうど100年後の日、モースたちは屋敷に張り込んでいたところ、女の子のモードが殺されてしまう。彼女はバンティとエドウィナの友達であり、皆を驚かせるために学校に隠れていた。「SAVE ME」の紙片も、モードが書いたものだった。

 

 モースは真相を明らかにする。ブレイズ=ハミルトンには落とし子がいたが、そのことは隠されていたため、その子供は嫉妬からブレイズ=ハミルトンの子供たちを殺した。彼の子孫である学芸員のテレンス・ブラックは、婚外子に関する法律が改正されたのを機に、ブレイズ=ハミルトンの血を引くミス・サイムズを殺すことを計画した。まず始めに、その関係を知っていたヴァイスを殺した。

 

 次に寄宿学校のヴィクトリア・ダンビー先生に近づき、ミス・サイムズを殺す機会を伺った。ちょうどミス・サイムズを殺そうとした時、その場面をモードに目撃されたために彼女を殺害したのだった。

 

 一方、モースは隣人のモニカと良い感じになる。しかし、サムにダブルデートに誘われたところ、その相手がサースデイの娘さんだった。都合の悪いことに、その場面をモニカにも目撃されてしまう。

 

 最後に、ガーディナー夫妻の孫は無事に発見され、モースはシャーロットの顔が映った写真を見つける。ちなみに、この年のサッカーW杯は、イングランドがドイツを破って優勝しています。

 

感想

 今回は、特にミステリー的な面白さが際立っているエピソードでした。100年前の未解決事件、そのときの生存者の亡霊、そして子供たちの暮らす閉鎖的な寄宿舎。こんなものが揃ってしまったら、ミステリー好きは歓喜せずにはいられません。おまけに、ショパンの曲が主旋律として全体を流れています。

 

 謎解きに関しては、かなり複雑だったので、これが分かったら凄いなと思います。でも、伏線がなかったというわけではなく、モードの話なんかは中盤で一度出てきています。インドの植民地とイギリスの関係については、ハーフの女の子が既に話していました。他にもいくつか伏線があると思うので、ぜひ探してみてください。

 

 このドラマにおけるモースは、女性関係が非常に苦手なのですが、今回もそれが表れてしまっています。せっかく良い感じになってきたモニカとの仲なのですが、はたしてどうなるのでしょう?ミス・サースデーとも良い感じになっちゃって(笑)

 

キャスト 

 『刑事モース』をていくならば、女優陣にも注目すると、さらに楽しみが増えます。まず、これまでも何回か登場している記者のフラジルを演じているのが、アビゲイル・ソウです。ソウというファミリーネームに聞き覚えがある方もいるでしょう。他ならぬ『主任警部モース』でモースを演じていたのがジョン・ソウでした。アビゲイル・ソウは、ジョン・ソウの娘さんです。

 

 寄宿学校で少女たちを演じていた人が、意外と今では有名人だったりもします。最初に失踪したバンティを演じていたのは、ネル・タイガー・フリーです。彼女は『ゲーム・オブ・スローンズ』で、サーセイの娘のミアセラ・バラシオンを演じていました。

 

 寝室でタバコを吸っていた少女は、アニャ・テイラー=ジョイです。彼女は、今やドラマ『クイーンズ・ギャンビット』や映画『スプリット』などで大活躍しています。

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 では、最後に、ショパンの「ノクターン第1番」をお聞きいただきましょう。私自身はピアノについて全く詳しくないのですが、どうやら名曲だそう。でも、私にはどうしたって恐怖の旋律に聴こえてしまいます。

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