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ジェロニモ!『ドクター・フー』シーズン6感想解説

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House: Fear me. I've killed hundreds of Time Lords.

The Doctor: Fear me... I've killed all of them.

- Doctor Who series 6 episode 4 "The Doctor's Wife"

 

 イギリス発の大人気SFドラマ『ドクター・フー』は第6シーズンに突入。シリーズ5から参入した方も、そろそろ『ドクター・フー』のノリに慣れてきたのでは?シリーズ6では、ドクターたちは、さらに恐ろしいエイリアンたちに挑みます。ジェロニモォ!

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『ドクター・フー』シリーズ6基本データ

・原題:Doctor Who

・放送局:BBC

・放送期間:2011年4月23日~6月4日、8月27日~10月1日、12月25日

・話数:13

・予告編:

www.youtube.com

 

各話感想(ネタバレあり)

 以下、シリーズ6全話+2011年クリスマス・スペシャルの感想を書いていきます。過去に登場したことのあるキャラクターについては、括弧内にs〇ep△と書いてある場合があります。これは、以前にシリーズ〇第△話に登場したという意味です。

 

第1話「ドクターからの招待状」第2話「静かなる侵略者」

 ドクター、死亡。過去のドクターとともに、エイミー、ローリー、リバーは地球を侵略しているサイレンスに挑みます。サイレンスは、目に見えている間はそこにいるのがわかるのですが、目を離した瞬間に忘れてしまいます。めちゃくちゃ怖くないですか!?あなたや私も含めて、実際にサイレンスに出会った可能性を真に否定することはできないんですから。

 

 最後に登場した女の子は何者なのか?一瞬だけ現れた眼帯の女性は誰なのか?エイミーのは妊娠しているのか?そして、ドクターはなぜ殺されたのか?などなど、謎が一気に出てきました。

 

第3話「セイレーンの呪い」

 海賊を襲うセイレーンの話。終盤でローリーが死の間際まで行きます。アメリカのドラマだったら、レギュラーの登場人物がこんな死に方をするはずがないのですが、英国ドラマでは必ずしもそうではないから怖い。心が辛くなる展開は、英国ドラマの一つの特徴です。今回は、幸いにも息を吹き返しましたが、『ドクター・フー』でのこういう場面は他のSFよりヒヤヒヤしてしまいます。

 

第4話「ハウスの罠」

 ウード(良い奴)に再会したドクターは、擬人化されたターディスに出会います。自称”セクシー”。ターディスは生きていると前にドクターが言っていたような気がしますが、そういうことなのです。それにしても、ターディスの通路でエイミーが迷っていた場面がめちゃくちゃ怖くなかったですか?「KILL AMY」とか書いてあったりして、ホラー映画みたいなになっています。シリーズ6の特徴を一つ挙げるなら、こういった怖さがあると思います。次のエピソードでも、ホラー映画並みの恐怖が待ち受けています。

 

第5話「人造人間たち」第6話「ゲンガーの反乱」

 人造人間ゲンガーを巡る話。人間だったと思っていた人がゲンガーだったり、逆もあったり。人間を人間たらしめているのは何なのか?という話でもあります。記憶が同じであれば良いのか、それとも生体組織が同じでなければいけないのか。突き詰めれば「人間とは何なのか」という、ドラマ『ウエストワールド』的な問いにも繋がってきます。

 

第7話「ドクターの戦争」

 前回のラストで、シリーズ6で登場していたエイミーが最初から全てゲンガーだったことが判明します。さらわれたエイミーを救うために、ドクターは過去の敵たちを招集し、トカゲ型地底人サイルリアンのヴァストラ(s5ep8,9)や芋頭ソンターランのストラックス(s4ep4,5)らが再登場します。最後には、リバーの正体がエイミーの娘であったことが明かされます。

 

 衝撃の事実が次々と明らかになる展開に驚かされっぱなしです。一番の驚きポイントはリバーの正体ですが、個人的には過去の敵たちが味方として戻ってくるのも熱いなぁと感じました。ドクターは、敵であってもコテンパンに倒すことは望まず、慈悲を与えることが多いので、こういうことも出来るのですね。

 

第8話「ヒトラーを殺そう!」

 エイミーとローリーの親友だったメルスが、メロディまたの名をリバーだったことが判明。リバーはドクターを毒殺しますが、彼女の再生エネルギーを使ってドクターを復活させます。リバーはタイムロードということで確定なんですかね?強い。あと、ドクターが対話装置と話すときに過去のコンパニオンであるローズ、マーサ、ドナが次々と現れて、その後に「罪の意識を感じさせない人にしてくれ!」と言うのは面白い(笑)

 

 第9話「小さき者からのSOS」

 怖い人形の話。Jホラーにでも出てきそうな感じがします。ドクターはよくサイキックペーパーというものを使うのですが、これは相手が見たいと思っているものが写るものになります。相手が何を見ているかわからないというのは、ちょっと不便じゃない?

 

第10話「無情に流れる時間」

 エイミー、再び待ちぼうけをくらう。アパラパチアという星のやってきた3人だが、エイミーだけ36年間置いてけぼりになり、ローリーは2人のエイミーから一方を選ぶ究極の選択を迫られます。年下のエイミーを救えば、年上のエイミーの存在は消えるので、ロジカルに考えれば年下を救うが当たり前なのですが、いざ目の前にしたらそうもいかないですよね。

 

第11話「閉ざされたホテル」

 3人は、それぞれのトラウマが部屋に閉じこめられたホテルにやってくる。ギリシャ神話のミノタウロスの迷路の話がベースになっています。でも、それよりはドクター・フー版『シャイニング』とでも言った方が良いんじゃないかな。エイミーのトラウマは、ドクターに待ちぼうけをくらっていた頃の自分だったのでした。果たしてドクターのトラウマとは何だったのでしょう?

 

第12話「子連れのコンパニオン」

 クレイグ(s5ep11)が再登場し、ドクターは再び地球にやってきたサイバーマンに挑みます。そんなに地球が欲しいか⁉エイミーはモデルとして活躍しているようです。ドクターは来る終焉の時に備えています。

 

第13話「ドクター最後の日」

 ついに、第1話でドクターが死んだ状況が明らかになります。ドクターは、リバーによって殺される……はずでした。しかし、リバーがドクターを殺さなかったために、時間が崩壊寸前になってしまいます。ドクターは、テッセレクタ(s6ep8)に頼んで自分になりすましてもらい、死を偽装することで問題を解決します。

 

 時間が静止してしまったために、プテラノドンとチャーチルと空飛ぶ車が一緒の時間軸に存在する世界になりましたが、これはこれで楽しそうとか思ってしまった(笑) 今回の死の危機はなんとか回避したものの、ドリウムによればまだ大きな危機が迫っているとのこと。何が起こる?

 

クリスマス・スペシャル「クリスマスイブの奇跡」

 クリスマスに父親を失った子供たちに、ドクターは森の惑星への旅行をプレゼントしてあげます。しかし、その森は酸性雨で失われようとしており、木々の魂は子供たちの母親に乗り込んで脱出します。子供たちが屋敷から森に入っていく場面が『ナルニア国物語』と似ている?そろそろ木材にも有効なソニックドライバーが欲しいですね。

 

 

 

 まとめ

 『ドクター・フー』シリーズ6は、子供も観るドラマとは思えないほど、ホラー映画並みの恐怖演出が炸裂しています。ドクターが死亡するという衝撃の場面から始まり、リバー・ソングの正体が明らかになった今シーズンは、これまでに劣らない面白さを誇っています。

 

 さてさて、実はもう11代目ドクターとのお別れが近づいてきています。シリーズ7では、新たなコンパニオンも登場し、ドクターは史上最大の危機を迎えます。一体何が起こるのでしょうか?

 

※Amazonプライムビデオで『ドクター・フー』をご覧になっている方は、2012年クリスマス・スペシャルがシリーズ7の最後になっていますが、実際には第5話と第6話の間です。ご注意ください。

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