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『デクスター:ニュー・ブラッド』第5話ネタバレ感想&あらすじ

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 新生デクスターは、もう”ハリーの掟”にとらわれる人物ではありません。彼には守りたい者がいます。デクスターの親心を見ることができる『デクスター:ニュー・ブラッド』第5話をネタバレありのあらすじと感想でおさらいしていきます。

 

他の回のあらすじ&感想

第1話

第2話

第3話

第4話

第6話

第7話

第8話

第9話

最終話

 

『デクスター:ニュー・ブラッド』はHuluで独占配信中

 

あらすじ

 ハリソンは、銃撃犯から高校を守ったとして、同級生たちから賞賛されていた。夜には、そのことを祝うためのパーティが開かれた。そこで、ハリソンは渡されたドラッグを呑んだところ、過剰摂取で倒れてしまった。運よく何事もなく助かったものの、その出来事はデクスターを突き動かすには十分だった。

 

 デクスターは、ドラッグを密売している若者を見つけ、後ろから殺そうとしていた。その瞬間、パトカーがやってきたため、殺害は諦めて暴行するだけに留めた。署内で取り調べを受けていた売人がドラッグ製造者の居所をしゃべったため、デクスターはその男のもとに向かう。

 

 いつも通りの手順でドラッグ製造者をビニールでぐるぐる巻きにし、ナイフを振り下ろそうとした直前、またしても警官が見張っていることに気づいた。デクスターは、しぶしぶ薬物の過剰摂取に見せかけて男を殺した。

 

 ビショップ署長とポッドキャスト配信者のモリー・パークは、失踪したマットの居所を確認するためにニューヨークにやってきた。そこでは、マイアミ市警のバティスタ警部が講演をしていた。ビショップはバティスタと話し、その中でかつてマイアミ署にデボラ・モーガンという刑事がいたこと、その兄は亡くなってしまい、息子の名前がハリソンだったことを知る。

 

 ビショップとモリーは、ホテルの監視カメラ映像を見せてもらう。そこに映っていたのは、マットではない別人だった。2人は、マットの父親のカートが嘘を吐いていたことに気づく。

 

 カートは、山奥の小屋に女性を監禁していた。彼女は、ガラスの破片でカートを殺そうと企んでいたものの、あっけなく失敗。外に出て逃げろと言われたが、女性は逆にカートの方に向かっていった。仕方なくカートは彼女を撃ち殺したが、とても不満そうであった。

 

 ビショップは、ジム・リンジーが偽名かもしれないという話を聞き、調べ事をする。そこで、ジム・リンジーの正体が死んだはずのデクスター・モーガンであることを知った

 

 

感想

①復讐

 デクスター復活後の第二の殺しです。第一の殺しはマットでした。そのときの殺しは衝動的なものでしたが、今回は違います。衝動も掟も関係なく、息子の復讐のための殺しです。

 

 ハリーの掟によれば、デクスターが殺すべきなのは法の手を逃れた凶悪犯です。今回のドラッグ製造者も、多くの人を過剰摂取で殺しているという意味では凶悪犯ですが、法の手を逃れているわけではありません。すぐに警察が捕える予定でした。本来ならばデクスターのターゲットにはならないはずです。

 

 これまで色んな目に遭っているデクスターですが、不思議なことに復讐のためだけに殺しをしたことはありませんでした。リタを殺したトリニティ・キラーの殺しは、デクスターがリタの死を知る前に行われています。シーズン8最終話でのオリバー・サクソン殺しには、デボラの敵討ちの気持ちも含まれていましたが、そもそもオリバー・サクソンは凶悪犯です。デボラが被害に遭おうと遭うまいと、デクスターは彼を殺すつもりでした。

 

 復讐というのは、自分自身が危害を受けたとき、あるいは自分の大事な人が襲われたときにするものです。デクスターにとって大事な人というのは、それほど多くはありません。それもあって復讐にはあまり縁がなかったのかもしれませんが、息子のためならば彼なりに一肌脱ぎます。復讐相手をビニールでぐるぐる巻きにするという奇行に見えても、それは親心なのです。

 

②正体

 エンジェル・バティスタの再登場です! バティスタのことは、もちろん覚えていますよね? マイアミ市警でデクスターの同僚として働いていた刑事です。あの帽子の人です。

 

 バティスタとビショップ署長の会話で、ついにデクスターの正体がバレるのではないかと少しヒヤッとします。ただし、ここでバティスタがデクスターの存在に気づくためには、ビショップがわざわざ彼氏を自慢するために写真を見せなければいけません。でも、ビショップはそういう人ではなさそうです。その通り、ここではデクスターの正体がバレることはありませんでしたが、バティスタの口から「ハリソン」の名前が洩れています。

 

 ハリソンという名前自体は、何も珍しいものではありません。たとえジム・リンジーの息子と同じ名前だったとしても、その程度の偶然ならばいくらでもあります。ハリソンの叔母が亡くなっているという共通点にしても、単なる偶然だったかもしれません。

 

 しかし、署長は娘のオードリーの話から疑問を抱きます。ハリソンが倒れる前に「ジム・リンジーは偽名なんだ」と語っていたというのです。それは、ドラッグによる妄言だったのかもしれません。でも、偽名がどうこうという妄言は、ちょっと奇妙な感じもします。確信があったわけではないと思いますが、ぼんやりとした疑いとともに、ビショップ署長はデクスターの死亡について調べます。そこで、ついにジムの正体を知りました。

 

 ここで物語は大きな転換点を迎えそうです。第6話で、デクスターがビショップから問い詰められるのは必至でしょう。果たしてどんな弁解をするのでしょうか。言い逃れはできないと思いますけどね。

 

 ちなみに、デクスターの正体を知って生き残った者は2人だけです。1人は、ハリソンの育ての親となったハンナ。元毒殺魔です。2年ほど前に病気で亡くなってしまったそうですが、確かに生き残っていました。

 

 もう一人は、シーズン5に登場したルーメン・ピアース。デクスターとともに協力して行動していました。ルーメンは、自分の目的であるジョーダン・チェイス殺しを終えると、区切りを付けるためにどこかへ去っていきました。

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 あとは、ドークスもラゲルタもデボラも何者かによって殺されています。ビショップの勝率は低そうですが、どうなるのでしょう? 次回が気になる!

 

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最終話

 

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