ディズニープラス「スター」で独占配信中のおすすめ海外ドラマ12選

　ディズニープラスで配信されているのはディズニーやマーベルの作品だけではありません。実は、海外ドラマもたくさん見放題配信されています。ディズニープラスの「スター」で配信されている作品の中には、ディズニーという名前が付いている動画配信サービスらしからぬ過激で尖った作風のものもあり、海外ドラマファンにうってつけの作品が揃っています。今回は、ディズニープラスでしか観られない独占配信中の海外ドラマの中からおすすめ12作品を紹介します。

＜2022年10月更新＞

ディズニープラス「スター」とは？
『マーダーズ・イン・ビルディング』
『一流シェフのファミリーレストラン』
『アボット・エレメンタリー』
『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』
『フィラデルフィアは今日も晴れ』
『アトランタ』
『ドロップアウト～シリコンバレーを騙した女』
『DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機』
『スノーフォール』
『セックス・ピストルズ』
『アンダー・ザ・ヘブン　信仰の真実』
『DEVS／デヴス』
まとめ

ディズニープラス「スター」とは？

　ディズニープラスの中には「ディズニー」「ピクサー」「マーベル」「スター・ウォーズ」「ナショナル・ジオグラフィック」「スター」という6つのブランドがあります。6つの区分と言っても良いでしょう。「スター」以外の5つは、それぞれ製作スタジオや作品名になっていますが、「スター」だけは異なります。他の5つに含まれないものが「スター」に分類されます。

　5つのブランドに含まれないものはすべて「スター」なので、20世紀スタジオ関連の映画、日本や韓国のドラマ・アニメもディズニープラスで配信されているものは全部「スター」ですが、この記事では特にアメリカドラマのみを扱っていくことにします。

　ディズニープラス「スター」では様々な海外ドラマが配信されていますが、多くはアメリカの放送局のABC、Fox、FX、Freeform、ストリーミングサービスのHulu（日本のHuluとは異なる）の作品です。いずれもディズニー傘下の放送局です。ただし正確には、制作スタジオがディズニー傘下であるかどうかの方がポイントのようで、AMCの『ウォーキング・デッド』やCBSの『クリミナル・マインド』なども配信されています。

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　Disney+（ディズニープラス）は、月額料金は990円(税込)、年間プランなら9,900円(税込)です。配信されている作品は、すべて見放題で視聴することができます。

『マーダーズ・イン・ビルディング』

　犯罪ポッドキャスト番組が好きな3人組が、自分たち住んでいるマンションで起こった殺人事件の調査に乗り出すコメディ・ミステリー。映画『サボテン・ブラザーズ』などで知られるコメディ俳優スティーヴ・マーティンとマーティン・ショート、若い世代から絶大な支持を得る女優セレーナ・ゴメスの3人の掛け合いが面白くて楽しい。

データ：現在シーズン2まで配信中。シーズン3の制作決定。

『一流シェフのファミリーレストラン』

　兄が経営していたシカゴのレストランで働くことになった天才シェフが主人公のコメディドラマ。熱気ある厨房の様子をスリリングに描き出した映像から目が離せない。出てくる人たちは皆ちょっと面倒臭い性格の持ち主だが、それぞれ人間味があって嫌いになれない。出てくる料理はいずれもとても美味しそうなので、お腹が空いているときには要注意！

データ：現在シーズン1まで配信中。シーズン2の制作決定。

『アボット・エレメンタリー』

　日々、元気すぎる子どもたちと予算不足に悩まされる公立小学校の教員たちに密着したという形式のコメディドラマ。子どもたちと校長に振り回される教師たちが面白い。ときどき教育に賭ける情熱なども垣間見られるのも良い。

データ：現在シーズン1まで配信中。シーズン2の放送決定。

『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』

　ニューヨークで共同生活をしているヴァンパイアたちの暮らしに密着したドキュメンタリー風コメディ。ヴァンパイアならではのシュールな設定やヴァンパイア映画あるあるネタが楽しい。

データ：現在シーズン4まで配信中。シーズン5&6の制作決定。

『フィラデルフィアは今日も晴れ』

　フィラデルフィアでバーを経営する5人組が巻き起こすトラブルを描くコメディドラマ。登場人物は、いずれもモラルの全くないクズばかり。彼らが巻き起こすトラブルもろくでもないものばかり。ほとんどがブラックジョークなので、人によって好き嫌いが分かれるが、ハマれば笑いが止まらなくなる。

データ：現在シーズン15まで配信中。シーズン16~18の制作決定。

『アトランタ』

　売れたいラッパーとそのマネージャーの日々を描くコメディ。であると同時に、現代でも根強く残る人種差別を鋭く風刺し、ときにシュールに暴き出す。ラッパーのチャイルディッシュ・ガンビーノとしても活動するドナルド・グローバーが脚本・主演を務めている。

データ：現在シーズン3まで配信中。シーズン4がファイナルシーズン。

＊シーズン3がDisney+（ディズニープラス）独占配信。シーズン1~2はNetflixでも配信中。

『ドロップアウト～シリコンバレーを騙した女』

　シリコンバレーの医療ベンチャー企業「セラノス」が起こした実際の詐欺事件をドラマ化。一時は世界を変える人物として持ち上げられたものの、後に多くの不正行為が明らかになった若き女性CEOのエリザベス・ホームズを、アマンダ・サイフリッドが熱演する。

データ：全8話で完結するリミテッドシリーズ。

『DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機』

　現在のアメリカで大きな社会問題になっているオピオイド危機の始まりを描いたリミテッドシリーズ。麻薬性鎮痛剤によって一般人が次々と依存症にかかっていくのが見ているだけでも恐ろしい。とともに、オピオイド危機を引き起こした複雑な背景を丁寧に解き明かしていく過程はとても興味深く、観るのがやめられない。

データ：全8話で完結するリミテッドシリーズ。

『スノーフォール』

　1980年代のロサンゼルスで起こったクラックコカインのブームを背景に、麻薬ビジネスでのし上がっていく青年の姿を描く。家族や友人とともに己の頭脳で様々な危機を切り抜け、麻薬帝国を築いていく主人公が恐ろしくもカッコいい。

データ：現在シーズン5まで配信中。シーズン6がファイナルシーズン。

＊シーズン2以降がDisney+（ディズニープラス）独占配信。

『セックス・ピストルズ』

　イギリスの伝説的パンクロックバンド「セックス・ピストルズ」の実話を、映画『トレインスポッティング』のダニー・ボイル監督がドラマ化。既存の音楽業界や英国王室に「クソくらえ！」と反抗し、イギリスに一大ムーブメントを巻き起こした彼らの破天荒すぎる物語をロックの名曲とクールな映像で描き出す。

データ：全6話で完結するリミテッドシリーズ。

『アンダー・ザ・ヘブン　信仰の真実』

　1984年にユタ州で実際に起こったモルモン教の母娘殺害事件に基づく全7話のリミテッドシリーズ。モルモン教の歴史まで追及し、行き過ぎた信仰心が引き起こした悲劇を暴く。事件の捜査を担当するモルモン教徒の刑事をアンドリュー・ガーフィールドが好演。

データ：全7話で完結するリミテッドシリーズ。

『DEVS／デヴス』

　量子コンピューターを使って謎の研究を行っている施設をめぐる哲学SFミステリー。量子力学の多世界解釈から自由意志に関するテーマを追及する。映画『エクス・マキナ』『アナイアレーション-全滅領域-』のアレックス・ガーランド監督。

＊実は理論物理学専攻の筆者の考えでは、このドラマで繰り広げられる議論は物理学的に正しいものではないので、あくまでもSFとして楽しんでほしい。

データ：全8話で完結するリミテッドシリーズ。

まとめ

　Disney+（ディズニープラス）といえば、もっぱらマーベルやスター・ウォーズ関連作品ばかりが有名なので、幅広いジャンルの海外ドラマも配信されていることは意外と知られていないような気がします。今回紹介した12作品は、いずれも一癖ある尖ったドラマばかりなので、気になったものがあったらぜひ観てみてください。

　Disney+（ディズニープラス）は、月額料金は990円(税込)、年間プランなら9,900円(税込)。今回紹介した12作品は、すべてディズニープラスでしか観ることができない独占配信（一部シーズンを除く）作品です。

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