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映画『底知れぬ愛の闇(原題 Deep Water)』ネタバレ感想

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 Amazonプライムビデオで公開された映画『底知れぬ愛の闇』を観ました。ベン・アフレックがアナ・デ・アルマスが付き合い始めるきっかけ(現在は破局)になった映画だという予備知識があると、ちょっと面白いかも。映画『底知れぬ愛の闇』のキャスト&スタッフ情報とネタバレあり感想をまとめていきます。

 

 

基本データ

  • 原題:Deep Water
  • 公開日:2022年3月18日
  • 上映時間:116分
  • 配信:Amazonプライムビデオ
  • 原作:パトリシア・ハイスミス『水の墓碑銘』
  • 監督:エイドリアン・ライン
  • 脚本:ザック・ヘルム、サム・レヴィンソン
  • 出演:ベン・アフレック、アナ・デ・アルマス
  • あらすじ:資産家のヴィックは、妻のメリンダが男友達と遊ぶのを表向きには容認していた。しかし、妻の新たな友人に対して、過去に妻の男友達を殺したことがある脅迫まがいの発言をする。
  • 予告編

www.youtube.com

*アメリカではHuluで配信、それ以外の国ではAmazonプライムビデオで独占配信。

 

キャスト&スタッフ

 主演は、映画『ゴーン・ガール』『アルゴ』などなど、多くのハリウッド映画に出演しているベン・アフレック

 

 その妻を演じるのは、映画『ナイブス・アウト』『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』など、話題作に立て続けに出演している注目女優アナ・デ・アルマス

 

 2020年には、本作での共演をきっかけに、ベン・アフレックとアナ・デ・アルマスは交際していました。2021年に入る頃には破局しています。

 

 映画『フラッシュダンス』や『危険な情事』で知られる監督のエイドリアン・ラインにとっては、2002年の『運命の女』以来、20年ぶりの監督作です。

 

 脚本のサム・レヴィンソンは、現在アメリカでシーズン2が放送され、絶賛されている青春ドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』も手掛けています。

 

 原作は、『太陽がいっぱい』などのスリラー小説で知られるパトリシア・ハイスミスによる『水の墓碑銘』。2022年3月に、河出文庫から改訳版が出版されました。

 

ネタバレ感想

 ストーリーはシンプル。奔放な妻を容認できない夫が、妻の浮気相手と思われる男友達を次々と殺していく話です。ミステリーではないので、本当の犯人は夫ではなくて妻だった! とかはありません。

 

 ジャンルとしてはサスペンスなのかもしれませんが、緊張感はありません。主人公のベン・アフレックが、焦ったり怒ったりすることがなく、ずっと虚無の表情をしているせいですね。

 

 最初から、ヴィックの殺人容疑は濃厚だったのですが、プール殺人において、実際に殺しの場面が描かれます。それでも、まだ自分にはヴィックが殺人犯だとは信じられませんでした。だって、人を殺す前も殺した後も虚無の表情なんですから。その顔で自白されたって、にわかには信じられません。

 

 そんなヴィックでも、自分に疑いをかけて色々探ってくる作家の男には怒っています。確かに作家の方もやり過ぎ。警察がやるべきことを、調子に乗ってやっているから、結局あんなことになるんです。

 

 それにしても、あの作家さんは、車で逃走しているときにスマホにメモしている必要があったのでしょうか? 運転に集中していれば、不幸は避けられたのかもしれないのに。

 

 ヴィックの妻のメリンダも、自由奔放で懲りないところがあります。最初の男が行方不明になった時点ではまだ疑う素振りを見せず、とりあえず次の男と遊び始めます。その2番目の男はヴィックが脅して追い払ってしまったので、今度はピアニストの男です。彼は、プールで死んでしまいました。事情聴取の際に、メリンダは名指しでヴィックを激しく糾弾します。

 

 その後、今度は夫と結婚する前に付き合っていた元カレと再会します。付き合ってきた男友達が次々と不審死を遂げているにも関わらず、またしても新たな相手です。そして、彼もやはりヴィックに殺されてしまいました。

 

 さすがに4人目ともなると、メリンダも相手がいずれ殺されることを薄々わかっていたんじゃないかと思ってしまいます。最後の場面でも、どうやら夫の犯行とわかっていながら見逃しているようでした。

 

 というような調子で、全体的にとりとめのないストーリー展開だったとは感じます。それでも、こういった映画があっても良いんじゃないでしょうか。集中力を使わずにリラックスしながら、そこそこちゃんとした大人の映画を観たいときなどには。記憶には残らないかもしれませんが、少なくとも気晴らしにはなります。そんなに悪くはないんじゃないでしょうか。

 

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