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今、風刺ドラマが面白い!腐った世の中を笑い飛ばせ!

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 今、風刺ドラマが熱い。以前はあまり見ることができなかった、既存の政治やエンタメ業界を痛烈に皮肉るドラマが、現代では作られるようになっています。腐りきった世の中を笑い飛ばせ!

 

 

政治風刺ドラマの金字塔『VEEP/ヴィープ』

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 風刺ドラマを語るなら、これを外すわけにはいきません。アメリカ初の女性副大統領の奮闘劇を描いたHBOドラマ『VEEP/ヴィープ』は、エミー賞3年連続受賞している、まさに風刺ドラマの金字塔。

 

 政治の話ではあるのですが、基本的には深いことを考えずにめちゃくちゃ笑えます。政治が腐っているのはアメリカでも日本でも同じなので、ときたま繰り出される痛烈な風刺には、日本人にもクリティカルヒットすること間違いなし。

配信:U-NEXT

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IT業界をAmazonが皮肉る『アップロード~デジタルなあの世へようこそ~』

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 死後にデジタルの世界にアップロードされる世界を描いたAmazon製作のコメディ。「何でも5つ星評価をする」「死後も課金が必要」など、現実社会のITあるあるネタがたくさん。そんなドラマを世界最大級のIT企業であるAmazonが作っているというのも皮肉が効いています。

配信:Amazon

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現実はずっと酷かった『ロンドン2012 オリンピック準備委員会大作戦の巻』

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 はたして東京五輪が開催されるのかはわかりませんが、準備は何年も前からやっていました。国立競技場設計案やロゴについて、いつもドタバタやっていましたよね。イギリスの『ロンドン2012』は、2012年のロンドン五輪へ向けての準備委員会のドタバタを描きます。現実のドタバタを見ていると、なぜかドラマの方がずっとましに見えてしまうのですが……。

配信:Hulu, U-NEXT

 

金あるところに心なし『メディア王~華麗なる一族~』

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 エミー賞&ゴールデングローブ賞をW受賞した今一番熱いHBOドラマ『メディア王』も風刺ドラマの一本。金持ち一家の跡取り争いを描いた話なのですが、彼らは全員どこかこじらせています。徹底的に金持ちたちを皮肉る展開には、笑いが止まらなくなります。

配信:U-NEXT

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宗教批判だって怖くない『プリ―チャー』

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 田舎の教会の牧師が未知の力を手に入れることから始まるドラマ『プリ―チャー』。天使やヴァンパイアがひょんと出てくる世界観はシュールだけどクセになります。神が逃亡したり天使が怪しげなビジネスを始めるなど、キリスト教を痛烈に風刺する展開もたくさん。日本の場合は、あまりキリスト教に馴染みがない場合が多いので、ややわかりにくいかもしれませんが、強烈なビジュアルと世界観はハマれば病みつき。

配信:Amazon

 

エンタメ界だって腐っている『ザ・ボーイズ』

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 昨今のアメリカ映画・ドラマ界ではスーパーヒーローものが雨後の筍のように作られていますが、本当はスーパーパワーを持っていても良いことに使うとは限らないですよね。企業によって管理され腐りきったスーパーヒーローたちと、彼らに立ち向かう一般人軍団をメインに話は進みます。

 

 ゴア描写が凄まじいのですが、ドラマを観進めていくうちに、凄まじければ凄まじいほど笑えるようになってきます。おかしいですよね。でも、本当なんです。シーズン2では、政治風刺やエンタメ界風刺の要素が強くなり、風刺ドラマとしての面白さが増していきます。

配信:Amazon

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まとめ

 風刺はブラックジョークにも近いので、イギリスの人が作っていると特に面白い。ここで紹介したイギリスドラマは『ロンドン2012』だけですが、『VEEP/ヴィープ』と『メディア王』を製作しているのはイギリス人です。いずれも批評面でも高い評価を得ています。

 

 とはいえ、風刺の本質は笑い。ここで紹介した6本はいずれも確実に笑えるものばかりです。現実に鋭く切り込んで、どうしても笑わずにはいられない風刺ドラマ。おすすめです。

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