2021年も、いまだコロナ禍が収まらないまま半分が過ぎました。長引くステイホームのお供といえば海外ドラマなので、今回は2021年下半期に公開が予定されている海外ドラマの期待作10本を紹介していきます。
今年の上半期までは、欧米でもコロナ禍の影響が長引き、ドラマの公開スケジュールにも大きな影響が出ていました。しかし、今年に入ってから各所で撮影が再開されています。そのおかげで、下半期には、ついに大作ドラマを観ることができます。中には、『ゲーム・オブ・スローンズ』超えの新作もあるかも!?
なお、今年下半期に公開されるというのは、現時点での見立てであり、延期される可能性は未だ十分にあります。1年半ぐらいずっとそんな調子なので、もう慣れているかもしれませんが、一応ご了承ください。
関連記事:『デクスター』シーズン9について分かっていること - 海外ドラマパンチ
『ファウンデーション』Apple TV+
アイザック・アシモフの名作SF小説『銀河帝国興亡史』シリーズを壮大なスケールでドラマ化。『ゲーム・オブ・スローンズ』級の大作になるとも言われ、今季最も注目されているドラマの一本だ。9月24日公開。
『ロード・オブ・ザ・リング』Amazon
もう一つの超大作がAmazonの手掛けるドラマ版『ロード・オブ・ザ・リング』。映画『ロード・オブ・ザ・リング』および『ホビット』シリーズの前日譚にあたるドラマ版には、テレビドラマ史上最高額の製作費が掛けられているとも言われている。
追記:公開日が2022年9月2日になることが発表されました。約1年の延期です。
『ホイール・オブ・タイム』Amazon
Amazonにはもう一つファンタジー大作が待機中。『ホイール・オブ・タイム』は、ロバート・ジョーダンの小説『時の車輪』シリーズ(70冊以上ある!)が原作。撮影はすでに終了し、配信前でありながらシーズン2も制作決定している。
『Y: The Last Man』FX on Hulu
世界中の哺乳類のオスが全滅し、地球上で唯一の男となった主人公の旅を描く。ブライアン・K・ヴォーンが手掛けた原作グラフィックノベルは、アイズナー賞を受賞するなど非常に高く評価されている。9月公開。
『Nine Perfect Strangers』Hulu
リゾート保養施設に集まった見ず知らずの9人を巡るミステリー。『ビッグ・リトル・ライズ』原作者リアーン・モリアーティの小説を、同ドラマ版を手掛けたデヴィッド・E・ケリーが再びドラマ化。ニコール・キッドマン、メリッサ・マッカーシー、ルーク・エヴァンス、サマラ・ウィービングらが共演。8月公開。
※日本では、Amazonプライムビデオで独占配信予定。
『Heels』Starz
プロレスで「ヒール」と呼ばれる悪役と「フェイス」と呼ばれるヒーロー役になった2人の兄弟の物語。ドラマ『ロキ』のマイケル・ウォルドロンが脚本を手掛ける。『ARROW/アロー』のスティーヴン・アメルとアレクサンダー・ルドウィグが主演する。
『ステーション・イレブン』HBO Max
新型インフルエンザのパンデミックにより世界の99%の人口が死滅した後の世界が舞台。エミリー・セントジョン・マンデルの同名小説を原作とし、Netflixの『マニアック』を手掛けたPatrick Somervilleが脚本を担当。昨年からの世界情勢を見ていると妙にリアリティのある設定になってしまったが、これは吉と出るか凶と出るか。
『The Gilded Age』HBO
金ぴか時代(The Gilded Age)と呼ばれる急速な経済発展を遂げた1870年代のアメリカが舞台。『ダウントン・アビー』のジュリアン・フェローズが手掛ける。主演は『グッド・ファイト』のクリスティーン・バランスキー。
『パワーパフガールズ』The CW
期待作というよりは、これを実写化できるのか?ということで『パワーパフガールズ』。3人の可愛らしい幼稚園児らがスーパーパワーで戦うあの同名アニメの実写化ということになるのが、はたしてその結果やいかに。現在は、パイロット版が大人向け過ぎた(!?)ということで作り直し中。
『カウボーイビバップ』Netflix
1998年に放送され、高い評価を得た日本の同名SFアニメを実写ドラマ化。銀河系を舞台に、賞金稼ぎの冒険が描かれる。オリジナルと同じく、菅野よう子が音楽を手掛ける。ジョン・チョー主演。
2022年公開予定ドラマ
ついでに、2022年公開予定の面白そうな作品をいくつか見つけたので、少しだけ紹介します。
『Halo』Xboxの同名ゲームシリーズの実写化
『The Man Who Fell to Earth』映画『地球に落ちてきた男』のドラマ版
『Battlestar Galactica』『宇宙空母ギャラクティカ』のリブート版。『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』のサム・エスメイルが手掛ける。
『Pistol』バンドのセックス・ピストルズを描く。ダニー・ボイルが監督し、メイジー・ウィリアムズが出演。
『The Time Traveler’s Wife』映画『きみがぼくを見つけた日』ドラマ版。HBOが製作し、『SHERLOCK/シャーロック』のスティーヴン・モファットが脚本を手掛ける。
『Alien』映画『エイリアン』シリーズのドラマ化。ドラマ『FARGO/ファーゴ』のノア・ホーリーが手掛ける。
『House of the Dragon』HBO『ゲーム・オブ・スローンズ』の前日譚。
まとめ
以上、2021年下半期に公開される期待の海外ドラマ10本を紹介してきました。下半期は、新作の他にも、コロナ禍で延期され続けたドラマの新シーズンがいくつも見られるようになります。
非常に楽しみにしているのが、HBOの『メディア王~華麗なる一族~』シーズン3。まだ、観たことがないという人は、堅苦しいドラマとは思わずに、ぜひ今のうちにシーズン1,2を観てみてください。めちゃくちゃ面白いです。
関連記事:海外ドラマ『メディア王~華麗なる一族~』のここが凄い!その魅力を徹底解剖 - 海外ドラマパンチ
あの全米人気No.1のシリアルキラーも、8年ぶりに帰ってきます。Showtimeの大ヒットドラマ『デクスター』のシーズン9が、2021年秋に公開されます。不安もあるのですが、彼の姿が再び見られることを楽しみにしています。
関連記事:『デクスター』シーズン9について分かっていること - 海外ドラマパンチ
ともあれ、2021年下半期はついに待望の大作ドラマや新シーズンを観ることができます。特に、Apple TV+の『ファウンデーション』は期待大です。